その他の虫憑き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 04:34 UTC 版)
リナ / “被検体2587号” 声:生天目仁美 特環に捕獲された、推定で火種六号レベルの分離型虫憑き。憑いている“虫”はナナホシテントウの“七星”で、広範囲に強力な衝撃波を放つ能力を持つ。過去に“ハンター”とも遭遇したこともある。捕獲されたときは無指定レベルだったが、一年間で急激に成長したため特環協力の説得に“かっこう”が動員された。その後、一号指定にも匹敵するまでの急成長を遂げる。 虫憑きの居場所を容赦なく潰す特環に対して強い憤りを覚え、虫憑きの居場所を創りたいというのが夢。また誰の夢もきっとどこかで繋がっていると思っている。その理想と強いカリスマ性は特環内にすらも大きな影響を与え、局員内に多くの賛同者を生んでいる。 多くの虫憑きを束ねるようになるが、それに反して本人の能力は全方位殲滅型で、仲間とともに戦うことには向いていない。 最強最悪の虫憑き“かっこう”と死闘を演じる運命にある。 “アキ” 元特環戦闘班所属で火種五号の分離型虫憑きで、憑いている“虫”はルリハムシ。爆発能力と擬態能力を持っていて、多数の“虫”を操ることができる。脱色した長髪を持つ少年。“かっこう”の戦友であったが、彼を理解できずにリナの脱走を手助けして特環を裏切った。特環を必要以上に意識しており、リナの仲間の中では温度差があり空回り気味。 「流星群の夜」でリナの代わりに多数の分離型虫憑きを率いて駆けつけたが、自分たちの分離型の虫が“大喰い”の力になっていることを知り、対消滅させるべく分離型虫憑きの仲間達と共に自ら欠落者となった。 鬼道 ツカサ(きどう ツカサ) / “優しい魔法使い” どの組織にも属さない在野の分離型虫憑きの少女。憑いている“虫”はユウレイグモ。“虫”が張り付いた対象の感覚や身体情報を糸で繋がった対象に移し替えるという能力を持つ。能力は糸が切られれば解除される。また糸が繋がっている時間はツカサの精神力次第。 劣悪な家庭環境から小学校を卒業する頃に家出をし、そのまま生きるために同じような境遇の者たちの集まった、窃盗などの犯罪行為で生計を立てる少年グループに入る。要領が悪く“仕事”でも雑用でも足手纏いで、仲間の同情を買って生きる日々を送っていたが、ある日“仕事”で大きな失敗をしてしまう。その際に出会った少女を、仲間に許しを乞うための金を得るために謝礼目当てで助けた時に、生まれて初めて他人から感謝されたことで どうしようもない自分でも誰かを助けたいという夢を抱き“大喰い”に虫憑きにされた。 虫憑きになってからは、“虫”の力を人を救う“魔法”の力と呼び、特環をあしらいながら自らの能力を使って弱い人間を助け、弱者を守るために悪人を制裁していた。その集大成として、弱者を搾取する構造の頂点に位置するあるグループの会長を“虫”によって殺害することを計画する。実行の際“ハンター”とも遭遇するが「“虫”の力が魔法なんかじゃないことをすぐに思い知る」という言葉を残し、見逃された。 結果的に計画は成功したが、葬儀のときにその会長がツカサ自身が夢を持つきっかけになった少女の祖父だったことが判明、“ハンター”の言葉通り“虫”の力は“魔法”などというものではないと痛感し、そのときからグループを引き継ぐことになった少女をグループ内の対抗勢力から守るためだけに人生をかける。 モルフォチョウを宿した亜梨子と出会い、亜梨子と記憶を“交感”した後、自らの命を賭して“優しい魔法使い”として少女を守った。 記憶の交換によって“虫”の力に翻弄された彼女の人生を見たこと、そしてその壮絶な最期を目にしたことは、亜梨子が「虫憑きとは何なのか」と深く考える契機となった。 羽瀬川 祈梨(はせがわ いのり) エミリア女学院生徒で分離型虫憑き。憑いている“虫”はハナグモ。大助たちとは合コンをしたときに会った。色んな場所を回って色んな人に会い、また異国館に帰ってくるという夢を持っていたが、異国館が取り壊されるという話を聞いて暴走し、“かっこう”によって欠落者にされた。 冬木 湊(ふゆき みなと) 能、「御津原」の主役の代役だった少年。「御津原」を日本中に広めたいという夢を持っていたために、“大喰い”に夢を喰べられた。 うらら&きらら ハルキヨに招待され、亜梨子たちがやってきたオークションパーティーで商品にされていた分離型虫憑きの双子。うららが姉できららが妹。憑いている“虫”はテナガカマキリ。実際には妹のきららだけが虫憑き。引き離されるのを恐れたために二人が揃っていないと“虫”を出さないようにして双子とも虫憑きだと周囲に思わせていた。 ジット オークションパーティーの用心棒で特殊型虫憑き。二酸化炭素を媒体とし、二酸化炭素を凝固させたドライアイスで攻撃する。自分ではプロを名乗っていたが、亜梨子と人格が入れ替わった摩理や、“霞王”とは力の差が歴然としていた。
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