『THE OUTER MISSION』の登場人物
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「テラフォーマーズ」の記事における「『THE OUTER MISSION』の登場人物」の解説
トーヘイ・タチバナ(立花 東平) 声 - 武内駿輔 『THE OUTER MISSION』の主人公。日本・静岡出身の18歳の青年。 宇宙飛行士を目指し、孤児の身ながら飛び級で大学を卒業した人材だが、火事に見舞われた孤児院の再建のためにアネックス計画へ参加。免疫寛容臓との適合率が低かったため正規クルーには選ばれず、リジーとのコンビで地球での有事に対応するバックアップ要員「スカベンジャーズ」となった。空手二段の腕を持つ他、クラッキング等の情報処理や様々な生物の特性にも精通しており、小吉たちオフィサーからその能力を高く評価されている。 手術ベースはドブネズミ。人為変態時は、ネズミの門歯同様に折れても伸びるエナメル質の刃が両手の甲に発現する。また、ネズミの体感時間を得ることでわずかな間ならば相手の動きをスローモーションで捉えることができる。U-NASAから支給されているファイブセブン・レプリカを用いた射撃も得意で、ネズミの体感時間により素早く移動するテラフォーマーの急所を正確に撃ち抜く。 本編にも第3部地球編より登場。アメリカ国籍となっており、「SPACIALs」チーム4の隊員として活動する。 エリザベス・ルーニー 声 - 井上遥乃 アメリカ出身の18歳の女性。通称は『リジー』。 かつては高校女子ボクシングの全米チャンピオン。ボクサーの父親をリング禍で死なせた対戦相手の娘と試合した際、今度はリジーがその娘を死なせてしまったという過去を持つ。遺族からは責められなかったものの、周囲から「殺人ボクサー」と揶揄・中傷されていた。そのため、報酬を賠償金として自主的に支払うつもりで、また半ば自殺志願のような形でM.O.手術を受ける。トーヘイと同じく免疫寛容臓との適合率から正規クルーに漏れ、「スカベンジャーズ」となった。 元世界チャンピオンである慶次の大ファン。彼の前では落ち着きなく振る舞い、サインを貰えた際には大喜びしていた。 自身の父親を死なせてしまったボクサーとその娘が日系人だったことから、物語当初は日本人を毛嫌いしていた。 手術ベースはイエネコのアメリカンショートヘア。人為変態時は両手がグローブのように変化し、ボクシングの技術を合わせることでテラフォーマーの甲皮を容易く打ち抜くパンチを繰り出す。グランメキシコでの任務以降では新たな武器としてネコの顔の造形が施された特殊鋼のナックルガードを装備する。 本編にはトーヘイと同様に地球編より登場し、「SPACIALs」チーム4の隊員として活動している。 ジャニス・リー U-NASA哺乳類型M.O.手術担当チームに所属する女性科学者。トーヘイとリジーに盗まれたテラフォーマーの卵鞘を回収するように指示する。『THE OUTER MISSION』シリーズ通しての黒幕的存在。 実はバグズ2号乗組員のゴッド・リーの娘であり、父を死なせたU-NASAへの恨みから、デールたちに協力して卵鞘を盗ませていた。 U-NASAへの背信が発覚し捕らえられるが、レイナの手引きで脱走。彼女の死後はヤマバ・アーカイブの支援を受けて独自の改造テラフォーマーを作りだす。 デール・ギブソン アネックス計画に志願していた男性。ヤマバの指示でU-NASAからテラフォーマーの卵鞘を盗み逃走したが、追跡してきたトーヘイたちとの戦闘で負傷し、孵化したテラフォーマーに殺害された。 手術ベースは高度な擬態を行うことで知られるアトランティック・ロングアーム・オクトパスで、自分の容貌を別人の様に変化させることができる。 ヤマバ 日本人科学者。元々は本多の助手であり、彼がU-NASAを出奔した後は独自に研究を進め、自らにM.O.手術を施すことに成功した。 テラフォーマーを万物の霊長として崇拝しており、卵鞘を盗んで独自の手術を施そうと画策。結果、ライオンのDNAを組み込むことに成功したが、変態を維持するために薬を使いすぎたことが原因で死亡した。 手術ベースはサムライアリ。フェロモンを偽装させることでテラフォーマーと意思疎通をとることができる。ただし、変態が解ければその効果も失われるため、長時間テラフォーマーと接する場合は変身薬を投与し続けなければならない。YA(ヤマバ・アーカイブ) ヤマバが生前残していた人工知能。彼の研究データを引き継いでいる。 レイナ・ヤマバ 2巻に登場。ヤマバの娘で、父親とテラフォーマーの研究を行っていた。父を殺して研究データを奪ったU-NASAを憎んでおり、直接的な原因を作ったトーヘイとエリザベスへの復讐のため自身に無理矢理M.O.手術や機械化を施術する。その弊害で寿命を削りながらも彼らと対峙し死亡した。 手術ベースは父親同様のサムライアリを基本にしつつも、脚部には敏捷性に優れたカマドウマ、右腕にはパワーに優れたカブトムシ、左手に奥の手としてミイデラゴミムシの特性を組み込んでいる。 ジークフリート・バルツァー 2巻に登場。レイナに付き従う金髪碧眼の男。愛称はジーク。 愛するレイナのため、自身の命も顧みず彼女の復讐に加担している。テラフォーマーに擬態したM.O.H.スーツを着用し戦う。 スーツ装着のためM.O.手術も受けており、手術ベースはドーベルマン。人為変態すると並外れた持久力を得る。 ミハル 3巻に登場。トーヘイが施設にいたころ、姉と慕っていた人物。マヤ遺跡の事件での重要人物。 チャルチ 3巻に登場。ジャガーに人為変態する。マヤ遺跡の事件でスカベンジャーズと対立する。
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