『THE NEXT』の仮面ライダーV3
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「仮面ライダーV3 (キャラクター)」の記事における「『THE NEXT』の仮面ライダーV3」の解説
ショッカーのナノロボットによって改造された風見志郎が変身する仮面ライダー。能力は1号および2号を遥かに上回っており、劇中では苦戦の描写すらない圧倒的な強さを誇り、まともに戦える相手もほとんど存在しなかった。高熱の火炎に対する耐性や銃弾をも跳ね返す頑強さが付与された特殊強化服となっており、最大の特徴であるベルトのダブルタイフーンは、中央部分の2つのダイナモに風圧を受けることで変身し、周囲の風や熱のエネルギーを吸収し、V3自体の力に変換させる。また、炎をタイフーンの風車に吸収させることで、体に纏わせて攻撃することも可能。なお、本作品でのV3の意味は、旧『仮面ライダーV3』における「勝利(Victory)」と「仮面ライダー3号」を組み合わせたものとは異なり、「仮面ライダー1号・2号を凌駕した力を与えられた第3世代のホッパー型改造人間Version 3」という意味になっている。そのため、公式設定ではトンボがモチーフとされているが敢えてそれを意識せず、「1号・2号からショッカーライダーを経てV3に至る」という系譜を想定したデザインになっている。ホッパーとは1号および2号のショッカー内でのコードネームを指す(前作を参照)。カラーリングは基本的に往年のV3に準じるが、全体的に原作より暗めのダークトーンになっており、また襟とマフラーが緑に、グローブが濃い金色(ショッカーライダーの物と同じグローブ)になっている。ベルトには原作と同様にV3ホッパーが装備されているが、劇中未使用のため機能は不明。劇中明確な「V3」の呼称はなく、1号、2号より強力な改造人間という扱いである。 本郷と初めて対峙した際、配下のチェーンソーリザードとショッカーライダーと共に劣勢に追い込み、圧倒的強さを印象付けた。しかし中盤で打倒1号・2号を豪語するも、琴美から妹の一件を聞かされ心が揺らぐ。やがて自身を改造したナノロボットが、妹の身を冒したことを知り、ショッカーへの不信感と恐怖心を募らせる。ナノロボットを日本中に散布するというショッカーに一人立ち向かう本郷を止めるよう一文字に頼むも、その一文字もまた本郷と共にショッカーに攻勢をとってしまう。そして自身もまたショッカーに反旗を翻し、1号・2号と共にショッカーに立ち向かう。多勢に無勢の1号、2号であったが、V3の加入により形勢が逆転した。 なお、V3はナノロボットに改造された改造人間であるため、リジェクションによる拒絶反応が起こらず、傷を負っても軽微なものであれば瞬時に修復される。 原色を取り入れたオリジナルは、大人をターゲットにした本作品では違和感が生じてしまうことから、グローブはショッカーライダーと共通のもの、スーツ本体は黒に近いグリーン、もしくはグリーンがかったブラックと指定されている。アンテナの位置や角度も、1号と2号との共通性を持たせるため、同じ位置と角度に変更している。
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