bar
「bar」とは、英語に由来し横木あるいは棒状のもの、特に高飛びや棒高跳びで用いる横木やバレエ練習で用いる支え木や、カウンター形式の酒場などのことを意味する表現。
barの発音・読み方
「bar」の発音は英語、スペイン語、イタリア語で3種類ある。英語圏では「バー」、発音表記はアメリカ英語では/bάɚ/イギリス英語では/bάː/となっている。これらをカタカナで発音を表すとアメリカ英語は「バァア」、イギリス英語では「バァー」に近い音になる。音節ではbar・(o)‐tなる。スペイン語での発音は「バル」で発音表記は/ˈbaɾ/となり、これはカウンター形式のスペインバルを表す言葉として用いられている。イタリア語での発音は「バール」で、こちらはエスプレッソやサンドイッチなどを提供する喫茶店を表す言葉として用いられている。ちなみに、英語でも「バール」という読み(発音表記は英語の「バー」と同じ)があるが、これは圧力の単位を表す「bar」を用いる際に発音される。
barの語源
「bar」の語源は様々だが、元々はフランス語から借用された言葉であるとされている。当時用いられていた意味としては「(門を固定させる)かんぬき」など棒状の木という意味で使用されていたが、後にそれが転じて「フェンス」「柵」という意味を付与させた。さらにそれらの意味が「二つのものを隔てるもの」という点から「カウンター」という意味が追加され、それが「酒場」としての「bar」という意味合いへと発展させていった。このように、「bar」という言葉は一つの意味から時代の変化などによって様々な意味を持つようになった多義語という特色を持ち合わせている。barのその他の意味・用法
「bar(圧力の単位)」とは
圧力を表す単位としての「bar」は、1平方メートルにつき10万ニュートン(N/m2)の圧力を表す。ノルウェーの気象学者ビヤークネスによって提唱され、語源は「重さ」を意味するギリシャ語βάρος(báros)に由来している。国際単位系(SI)においては「その他の非SI単位」とみなされており、日本の気象分野においては1945年からミリバール(mbar)という単位が1992年にヘクトパスカルに置き換えられるまで使用されていた。ちなみに、単位表記は「b」で表すこともある。
「BAR(省略文字)」とは
上記の意味とは別に「Barbados」「Browning Automatic Rifle」 と二つの言葉の省略文字として「BAR」が存在する。まず、「Barbados」とは、カリブ海と西インド諸島内にある小アンティル諸島にある国「バルバドス」のことである。公用語は英語で首都はブリッジタウン、国名はポルトガル語の「髭のはえたもの」という意味のOs Barbadosから由来している。1536年にポルトガル人のペドロ・ア・カンポスに発見されたのが始まりで、17世紀にはイギリス人に占領され新世界での3番目の議会が設立された。1958年にジャマイカと共に西インド諸島連邦を結成し、1966年にイギリス連邦の一員として独立する。2021年11月までは立憲君主制だったが、現在は共和制に移行している。商品作物としてはサトウキビを栽培しており、そのプランテーションは全耕地面積の半分以上を占めている。「BAR」はバルバドスの国としてのコードとして表記されている。
「Browning Automatic Rifle」は、ブローニングM1918自動小銃という20世紀においてアメリカ合衆国などで使用された自動小銃のことである。1917年にジョン・M・ブローニングによって設計され、容易に持ち運べる機関銃のような小銃を必要としていたため当時の自動小銃と機関銃を合わせたような形状のM1918が製造された。銃身が加熱によって交換が不可能でかつ弾数が少ないという欠点があった。制式採用後はコルト社、ウィンチェスター社、そしてマーリン・ロックウェル社によって製造され、第一次世界大戦時のムーズ=アルコンヌ攻勢はその銃を装備した部隊が動員されている。その後は改良され、第二次世界大戦や朝鮮戦争で使用された。
バル【Bar】
読み方:ばる
モンテネグロ南部の都市。同国の主要な港湾都市の一。アドリア海を挟んでイタリアのバリに相対する。旧ユーゴスラビアの時代に建設された幹線鉄道は、セルビアの首都ベオグラードと結ばれ、経済、観光の分野で重要な役割を果たしている。オリーブ、柑橘類の生産が盛ん。
バル【(スペイン)bar】
バー【bar】
バール【bar】
バール【(イタリア)bar】
【BAR】(ぶろーにんぐおーとまてぃっくらいふる)
Browning Automatic Rifle
アメリカのジョン・M・ブラウニング氏が設計・開発した自動火器。
名前の通り、20連の着脱式箱型弾倉を使用する自動小銃であるとも言えるが、重量やオープンボルト作動といった特徴は機関銃寄りであり、実際、火力を生かしたフルオート中心の運用が為された。
当時で言うと、英軍のブレン軽機関銃、現代で言うと分隊支援用のLSWが近い。
歩兵の用いる小火器としてはかなり重量があったが、堅牢でトラブルが少なく、非常に重用された。
第一次/第二次世界大戦のほか、朝鮮戦争やベトナム戦争で使用された。
また、NATOのいくつかの国やアメリカ対外援助の対象国などにも輸出され、国によっては1990年代まで使用していた所もある。
日本でも、陸上自衛隊が1960年代まで使用していた。
M1ライフルやM1903を上回る火力を発揮でき、重量も一応携行使用可能な範囲に収まっていたので、単発5連、乃至セミオート8連が主力だった当時には圧倒的であったことは想像に難くない。
スペックデータ
種別:自動小銃、分隊支援火器
口径:7.62mm
全長:1,214mm
銃身長:610mm
重量:7.2~8.8kg
装弾数:20発(着脱式箱型弾倉)
使用弾薬:.30-06スプリングフィールド弾
ライフリング:4条右回り
作動方式:ガス圧利用・オープンボルト
銃口初速:805m/s
発射速度:300~650発/分
有効射程:548m
バリエーション
BAR
イギリスのコンストラクター。1997年のF1チャンピオン、ジャック・ビルヌーブの個人マネージャーであるクレイグ・ポラックが、BAT(British Amarican Tabacco)をスポンサーに得て98年に設立。ティレルを買収するかたちで99年からF1に参戦を開始した(ドライバーの一人はビルヌーブ、マシンの開発はレイナードの設計陣が担当)。2000年からはホンダのワークスエンジンを使用しているが、最高成績は3位(2回)という不本意なものにとどまっている。
バール Bar
バール crawbar, bar, var
BAR
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BAR, bar
- 1 BARとは
- 2 BARの概要
B・A・R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 15:29 UTC 版)
B・A・R(ビーエーアール)は、かつて存在したイギリスのF1コンストラクター。 1999年から2005年までF1世界選手権に参戦した。当初はチーム名をブリティッシュ・アメリカン・レーシング (British American Racing) とし、2003年からB・A・Rに改称した。「BAR」もしくは「B.A.R」と表記される場合もある[1]。
- ^ ホンダF1アーカイブでは2001年までが「BAR Honda」、2002年は「B.A.R Honda」、2003年から2005年は「B・A・R Honda」と表記されている。
- ^ a b c 赤井邦彦「夢を叶える力。-BARに見る、F1新チーム設立までの挑戦」『F1倶楽部』第22号、双葉社、1998年11月、23頁。
- ^ ブラックリーのB・A・R旧施設はホンダ、ブラウンGPを経てメルセデスGPのシャシー部門開発拠点となっている。
- ^ “BARホンダ、2002年体制を発表”. web CG. (2001年12月19日) 2012年4月4日閲覧。
- ^ “レーシングカーコンストラクター「レイナード」倒産”. web CG. (2002年4月1日) 2012年4月7日閲覧。
- ^ 2003年のコンストラクターズランキング5位以下のチームは、金曜日のフリー走行に3台のマシンで出走することが許され、より多くのセッティング情報を収集することができた。
- ^ “【ホンダF1ストーキング】スポンサーBATが撤退へ……たばこ広告禁止より早く”. レスポンス. (2003年4月18日) 2012年4月9日閲覧。
- ^ “HondaとBATの新合弁会社がB・A・Rを取得”. 本田技研工業. (2005年1月11日) 2012年4月9日閲覧。
- ^ 『Honda、BARH Ltd.の株式を全額取得』(プレスリリース)本田技研工業、2005年10月4日 。2012年4月9日閲覧。
- ^ この決まりは「慣例」として存在していたが、1998年10月のF1委員会で正式にレギュレーション化されていた。
- 1 B・A・Rとは
- 2 B・A・Rの概要
- 3 歴代の体制
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
バー
(bar から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 03:50 UTC 版)
下記の他に、日本では対象によって、英語の bar を「バール」と読むことが一般的となっているものがある。
- 1 バーとは
- 2 バーの概要
バール (単位)
バール bar | |
---|---|
記号 | bar |
度量衡 | メートル法 |
系 | 非SI単位 |
量 | 圧力 |
SI | 100 kPa[1] |
定義 | パスカル又はニュートン毎平方メートルの十万倍[2] |
由来 | 106 dyn/cm2 |
バール(英語: bar)は、圧力の単位である。105 Pa に等しい。メートル法系の単位であるが、MKS単位系とCGS単位系のどちらにおいても一貫性のない単位である。また、メートル法から発展した国際単位系(SI)にも含まれない非SI単位であり、SIの国際文書では、第8版(2006年)までは「その他の非SI単位」として記載されていたが[1]、現行の第9版(2019年)から全く記載されていない。
かつて気象分野ではバールの 1/1000 であるミリバール(記号: mbar)が使われたが、ヘクトパスカル(記号: hPa)に置き換えられた。
日本では、計量法においてバールを基本的な計量単位として位置付けており[3]、使用分野を特に限定していない[4]。計量法の改正により圧力の単位は1992年12月から国際単位系 (SI) であるパスカルを使用することになった。
定義と大きさ
元々のバールの定義は、106 ダイン(記号: dyn)(1メガダイン)の力が 1平方センチメートル(cm2)の面積に作用する時の圧力であった。これは 1 atm(1気圧)にできるだけ近い値として定められたものである。正確には 1 atm = 1.013 25 bar = 1013.25 mbar = 1013.25 hPa である。約 1.3 % の差があるが、気圧計の測定精度を考えると実用上はほぼ同じとみなせる。
これはCGS単位で表すと 1 bar = 106 b = 106 dyn/cm2、MKS単位 (SI) で表すと 1 bar = 105 Pa = 105 N/m2 である。
1気圧にほぼ等しい単位として定められたため、CGS単位系においてもSIにおいても、基本単位だけから組み立てることはできず、10の冪の係数が付く(一貫性がない)。このため非SI単位である。
単位記号
バールの単位記号は、barである[5]。
ミリバールの単位記号は mb とすることもあったが、バール単独、あるいは他の派生単位中のバールを b とすることはあまりなかった。なお b は本来は、バリ (barye) の記号である。
歴史
1911年、気象学者V・ビヤークネスが提唱し、1914年から気象通報に使われ始めた[6]。
バールの名は、重さを意味する ギリシア語: βάρος(báros)に由来する。同じ語源の単位にCGS単位系の圧力の単位バリ (barye) があり、かつてはそれをバールと呼ぶこともあった[6]。
日本の気象分野では、古くは水銀柱ミリメートル(mmHg)が使われていたが、1945年からミリバール(mbar)に切替えられ、更に1992年12月にヘクトパスカル (hPa)に切替えられた。
国際単位系の公式の国際文書では、1970年から1991年までは暫定的に使用できる単位、1998年には現今では使用できる単位、2006年にはその他の非SI単位と位置づけられていたが、2019年の第9版においては全く認められなくなった。
ヘクトパスカルの採用理由
ミリバールからの変更に際し、本来ならば他の単位と同じように、103 ごとのSI接頭語を用いて、キロパスカル (kPa) に移行し、例えば 1000 ミリバール → 100 キロパスカルとすべきところである。しかし気象関係者の要望により[要出典]、通常はほとんど使われないSI接頭語である「ヘクト」を用いて、ヘクトパスカル (hPa) が採用された。
1 bar = 105 Pa なので、1 mbar = 10−3 bar = 10−3 × 105 Pa = 102 Pa = 1 hPa となり、ヘクトパスカルはミリバールに等しい。したがってミリバールからヘクトパスカルへの移行の場合、数値がそのまま使える。これがキロパスカルが採用されず、ヘクトパスカルが採用された理由である。
派生単位
かつては倍量単位としてはメガバール Mbar、キロバール kbar が、分量単位としてはミリバール mbarがよく使われた。絶対圧であることを明示した bara、ゲージ圧であることを明示した barg も使われた。
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
㍴ | U+3374 | - | ㍴ ㍴ | SQUARE BAR |
脚注
- ^ a b 独立行政法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター『国際文書 国際単位系 (SI)』(第 8 版日本語版)、2006年 。 p. 40 表8
- ^ 計量単位令 別表第1 項番22、「圧力、バール」の定義
- ^ 計量法 別表第一 圧力の欄に、「パスカル又はニュートン毎平方メートル バール」と列挙されている。
- ^ 計量単位令 別表第1 項番22、「圧力」の欄
- ^ 計量単位規則 別表第2 圧力 バール」の欄
- ^ a b 『丸善単位の辞典』二村隆夫監修、丸善、2002年。ISBN 4-621-04989-5。
関連項目
外部リンク
パスカル(SI単位) | バール | 工学気圧 | 気圧 | トル | psi | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 Pa | ≡ 1 N/m2 | = 10−5 bar | ≈ 10.2×10−6 at | ≈ 9.87×10−6 atm | ≈ 7.5×10−3 Torr | ≈ 145×10−6 psi |
1 bar | = 100000 Pa | ≡ 106 dyn/cm2 | ≈ 1.02 at | ≈ 0.987 atm | ≈ 750 Torr | ≈ 14.504 psi |
1 at | = 98066.5 Pa | = 0.980665 bar | ≡ 1 kgf/cm2 | ≈ 0.968 atm | ≈ 736 Torr | ≈ 14.223 psi |
1 atm | = 101325 Pa | = 1.01325 bar | ≈ 1.033 at | ≡ p0 | = 760 Torr | ≈ 14.696 psi |
1 Torr | ≈ 133.322 Pa | ≈ 1.333×10−3 bar | ≈ 1.360×10−3 at | ≈ 1.316×10−3 atm | ≡ 1 mmHg | ≈ 19.337×10−3 psi |
1 psi | ≈ 6894.757 Pa | ≈ 68.948×10−3 bar | ≈ 70.307×10−3 at | ≈ 68.046×10−3 atm | ≈ 51.7149 Torr | ≡ 1 lbf/in2 |
BAR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 21:57 UTC 版)
「メダル・オブ・オナー ヒーローズ」の記事における「BAR」の解説
連合軍兵士の標準装備。主に援護に使われるオートマチックライフル。
※この「BAR」の解説は、「メダル・オブ・オナー ヒーローズ」の解説の一部です。
「BAR」を含む「メダル・オブ・オナー ヒーローズ」の記事については、「メダル・オブ・オナー ヒーローズ」の概要を参照ください。
Bar(一般名詞)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 09:03 UTC 版)
下記の他に、日本では対象によって、英語の bar を「バール」と読むことが一般的となっているものがある。 飲食の場の形態バー (酒場) - 酒の味を楽しむことを目的とした、最低限の接客をしているだけの酒場。 ホステスなどが接客するものはクラブ (接待飲食店)も参照。 セルフサービス形式の食事提供方法。「ドリンクバー」「サラダバー」「デザートバー」やホテルの「ミニバー」など。 棒、棒状のもの、特に横木。走高跳・棒高跳で、飛び越す高さの目標となる横木。 サッカー・ラグビーで、ゴールの横木。サッカーでは「クロスバー」という。 GUIで横木状の領域。「メニューバー」「タスクバー」「ツールバー」など。 棒状の菓子。「スナックバー」「キャンディバー」「チョコバー」「アイスバー」「シリアルバー」など。 建物の入り口などで侵入を防ぐための横木。転じて侵入や参入を阻む障害のことをさすこともある。工事現場などの保安器具としてロードコーンとともにコーンバーが設置されることがある。 英語では法廷に設けられた横木をバーという。 活字で、横線の約物。ハイフン「‐」、エンダッシュ「–」、エムダッシュ「—」、ホリゾンタルバー「―」など。 縦線の約物。バーティカルバー「|」など。 数学ではオーバーラインのこと。 楽譜において小節の区切りを示す縦線。 縞模様。分野によっては特定の縞模様を指す。 (比喩的に)法廷、法曹界米国の司法試験 (Bar exam) 。passed the Bar で「司法試験に通った」意。 スロットマシンまたはパチスロの絵柄。たいていは黒色の長方形にBARという文字が描かれた絵柄である。レギュラーボーナス (REG) の絵柄として使われることが多いため、REGのことをBARという人や地方もある。転じて、黒色の長方形の絵柄(「北斗の拳」や「将軍」「STREET FIGHTER IV」 など)をすべてBARということもある。
※この「Bar(一般名詞)」の解説は、「バー」の解説の一部です。
「Bar(一般名詞)」を含む「バー」の記事については、「バー」の概要を参照ください。
「bar」の例文・使い方・用例・文例
barと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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