カタカナとは? わかりやすく解説

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かた‐かな【片仮名】

読み方:かたかな

《「かた」は不完全の意で、漢字一部分用いるところから》万葉仮名として用いた漢字の偏(へん)・旁(つくり)・冠(かんむり)・脚(あし)など、その一部取って作り出され音節文字。「阿→ア」「伊→イ」「宇→ウ」の類。平安時代訓点用いられるようになってから、その記入用として発達したが、現在では、主に外国語擬声語擬態語などの表記用いる。大和仮名五十音仮名かたかんな。 →平仮名


片仮名

(カタカナ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 03:29 UTC 版)

五十音撥音


注釈

  1. ^ 古くは南北朝から室町時代にかけての人物明魏(花山院長親)の著『倭片仮字反切義解』の序文に、「…天平勝宝年中に到りて、右丞相吉備真備公、我が邦に通用する所の仮字(仮名)四十五字を取り、偏旁点画を省きて片仮字(片仮名)を作る」とあり、1940年代の一部の書物においても片仮名の起源は諸説あるとし、片仮名は漢字の一部から吉備真備が工夫して創作したのではないかとの記載が見られる。

出典

  1. ^ 『国語学大系』第四巻(厚生閣、1938年)および『新しき図案文字の描き方 初心者の為に』(国民書院、1940年)「片仮名の起源」(10頁)[1]参照。
  2. ^ 正倉院文書 御野国大宝二年戸籍(702年)、石神遺跡出土木簡(665年)における「牟」字の「ム」表記など。
  3. ^ 『三省堂大辞林』「平仮名」の項
  4. ^ 『三省堂大辞林』「片仮名」の項
  5. ^ 小松英雄 『徒然草抜書』〈『講談社学術文庫』947〉 講談社、1990年 ※第二章「うしのつの文字」
  6. ^ J・C・ヘボン 『和英語林集成』〈『講談社学術文庫』477〉 松村明解説 1989年 巻頭・付表
  7. ^ 日本語の世界4:片仮名」『大辞林特別ページ』、三省堂http://daijirin.dual-d.net/extra/katakana.html  2022年5月17日閲覧
  8. ^ 万葉仮名|国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典|ジャパンナレッジ (japanknowledge.com) 2022年5月17日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 國語學大系 P.166-171 福井久蔵 1940年
  10. ^ a b c d 國語學大系 P.100 福井久蔵 1940年
  11. ^ a b c d e f g h i j k l 新井白石同文通考 中之三
  12. ^ 國語史: 文字篇 P.248 山田孝雄 1937年


「片仮名」の続きの解説一覧

カタカナ

出典:『Wiktionary』 (2019/03/06 11:45 UTC 版)

名詞

カタカナ

  1. 片仮名表記された「片仮名」。

用法

片仮名であることを明示するために片仮名書かれることが多く、単に「カナ」と表記して片仮名であることを表すこともある。この場合平仮名ひらがな)は「かな」と書く。

字源発音ローマ字綴りについてはかたかなの項も参考


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