キャメルケースとは? わかりやすく解説

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キャメル‐ケース【camel case】

読み方:きゃめるけーす

コンピューターで、スペース空白)を入れず複合語表記する際、単語先頭大文字にする方式プログラミング言語ファイル名ハッシュタグなどに用いられる。名称は、文字列がこぶのあるラクダキャメル)に見えることから。キャメル記法。→スネークケースチェーンケース

[補説] writeYourNameのように先頭小文字したものローワーキャメルケース、WriteYourNameのように大文字したものアッパーキャメルケースパスカルケース)として区別することもある。通常、単にキャメルケースとよぶ場合ローワーキャメルケースを指す。


キャメルケース

【英】camel case

キャメルケースとは、アルファベット複合語フレーズ表記する際、各単語要素語の先頭文字大文字表記する手法のことである。

例えば、通常の英語の表記では「this is an example」とスペース隔てて表記するが、キャメルケースでは「thisIsAnExample」とつなげて表記する

一番最初単語上記の例では「this」)の先頭文字小文字にした表記方法は、キャメルノーテーション(camel notation)と呼ばれることもある。これに対して、「ThisIsAnExample」のように先頭文字大文字にした場合は、アッパーキャメルケース、あるいはパスカルケースPascalCase)などと呼ばれることが多い。

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キャメルケース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 19:08 UTC 版)

キャメルケース: camel case)は、英語の複合語やフレーズ、文をひと綴りとして、各構成語(要素語)の最初を大文字で書き表すことをいう[1]。キャメルケースとは、大文字が「らくだのこぶ」のように見えることからの命名である。例えば、「camel case」をキャメルケースで書き表すと、「camelCase」または「CamelCase」となる。


注釈

  1. ^ 標準Cライブラリの関数名が暗号のように短く分かりづらいのも、K&R時代から続く初期の資源制約によるものである。
  2. ^ ただし、キャメルケースも可読性を損うとして嫌う人もいる。例えばC++の設計者ビャーネ・ストロヴストルップは、I prefer to use underscores to separate words in an identifier (e.g, element_count) rather than alternatives, such as elementCount and ElementCount.と述べている[13][14]。実際、標準C++ライブラリには、std::runtime_errorstd::vector::push_back()のように、アンダースコアを使った名前が頻出する。しかし彼は、言語組み込みのデータ型や標準ライブラリのデータ型との名前衝突を避けるため、ユーザー定義のデータ型の名前は先頭を大文字にすることを推奨してもいる。
  3. ^ Mc」はゲール語で息子を意味する語であり、McDonald はドナルドの息子という意味の複合語である。

出典



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