維管束植物とは? わかりやすく解説

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いかんそく‐しょくぶつ〔ヰクワンソク‐〕【維管束植物】

読み方:いかんそくしょくぶつ

維管束をもつ植物シダ植物種子植物とが含まれる


維管束植物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 17:15 UTC 版)

維管束植物(いかんそくしょくぶつ、TracheophytaまたはTracheobiota、: Vascular plant)は、維管束を持つ植物のグループである。単系統群であり、分類体系によってはとする場合もある。




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維管束植物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 07:00 UTC 版)

日本の侵略的外来種ワースト100」の記事における「維管束植物」の解説

26種選定、すべて被子植物である。木本3種草本23種(水中草本3種浮遊草本2種を含む)。キク科最多11種で、イネ科3種マメ科2種が続く。 和名・学名位置付出自・原産地侵入地被害の現状画像アカギBischofia javanica 東南アジア南西諸島小笠原 トウダイグサ科アカギ属の常緑高木1905年沖縄より小笠原移植され製糖用の薪炭材として活用された。製糖業機械化により放棄され野生化した。樹高20m前後高木で、陰樹極相林形成し種子長期間生存する。そのため、台風原生林崩壊する速やかに侵入して純林形成する弟島では全伐採根絶父島母島でも全伐採計画しているが、膨大すぎて難しい。 アレチウリSicyos angulatus特定外来生物植物防疫法指定生物 北アメリカ本土全域 ウリ科アレチウリ属の一年生つる草1952年清水港発見された。北米からの飼料混入していたといわれる本土全域蔓延し河川敷や畑など、日当たりがよく腐葉土の多い土壌覆い尽くす。同じ傾向にあるダイズトウモロコシ競合し手入れ行き届かない飼料畑では両者争奪見られる果実食用ならないが、ミバエ対す防疫措置要するイタチハギAmorpha fruticosa要注意外来生物 北アメリカ本土全域 マメ科イタチハギ属の落葉低木朝鮮経由1912年砂防治水緑化のために導入した1940年以後導入激化し本土全域定着したマメ科植物共通の空中窒素固定加えて耐熱・耐乾性富み5m樹高ススキマツなど他のパイオニア植物圧倒する逆に冷涼な気候にも対応しており、亜高山帯への侵略懸念され霧ヶ峰白山では駆除要するイチビAbutilon avicennae要注意外来生物 インド本土全域 アオイ科イチビ属一年生草本1905年定着確認された。本土全体進出している。繊維作物として導入されたり飼料混入したりして全国広がった日当たりのよい土地を好むため、畑や牧草地作物競合する。そのため、硬い繊維農機具絡まりやすい。特有の悪臭放ち誤って食べた乳牛の乳にまで異臭移って商品価値損ねるオオアレチノギクConyza sumatrensis要注意外来生物 南アメリカ本州四国九州 キク科イズハハコ属の二年生草本1920年東京定着確認された。本州四国九州全土定着している。農業商業的な利用行われないため、非意図的な流入考えられる。白い頭状花目立ちキク科特有の舌状花総苞中に隠れて見えない。名前の通り荒地繁茂し耕地にも侵入する侵入個体除草剤処理されるが、パラコート耐性がある。 オオアワダチソウSolidago gigantea var. leiophylla要注意外来生物 北アメリカ本土全域 キク科アキノキリンソウ属多年生草本明治中期園芸花卉として輸入されたが、逸出して野生化した。本土全体定着し北海道では同属セイタカアワダチソウより優勢セイタカよりの毛が少なく花序もまばらで開花早いまた、群落作らず分散する荒地道端など各地発生し固有種駆逐する地下茎を持つため、地上部刈り取りだけでは根絶できないオオオナモミXanthium occidentale要注意外来生物 北アメリカ本土全域 キク科オナモミ属一年生草本1929年岡山県定着確認された。本土全域定着している。非意図的な流入考えられている。棘のある実は衣服獣毛引っかかりやすく、子供達遊び用いられなじみ深い。しかし史前帰化植物オナモミ駆逐している。家畜には有毒な成分含まれ誤って食べると食欲減退中毒を招くため、牧草地では刈り取り駆除が必要となる。 オオカナダモEgeria densa要注意外来生物 アルゼンチン関東以西 トチカガミ科オオカナダモ属多年生水中草本光合成原形質流動観察なじみ深い1910年代実験植物として導入され、「アナカリス」の商品名アクアリウム取り入れられた。1940年代から野生化し、関東以西定着している。定着種は雄株のみで、断片から栄養繁殖する。クロモなどの在来種駆逐している。水中一杯繁茂し船舶航行阻害する水域もある。 オオキンケイギクCoreopsis lanceolata特定外来生物 北アメリカ本土全域沖縄 キク科ハルシャギク属多年生草本1880年代園芸花卉として輸入された。外来生物法制定直前まで品種改良進められガーデニングワイルドフラワー緑化用いられていた。沖縄を含む全国定着している。積極的な移植進められ結果河川敷線路際などを占有し在来種駆逐している。再生力強く刈り取りに耐え、種子数年生存するために根絶難しい。 オオフサモMyriophyllum aquaticum特定外来生物 ブラジル関東以西東北中部北海道・沖縄 アリノトウグサ科フサモ属多年生水中草本1920年ドイツ人観賞用に須磨寺の池に持ち込んだものが最初とされる。「パロットフェザー」の商品名アクアリウム親しまれたほか、水質浄化効果謳ってビオトープ導入された。関東以西東北中部北海道・沖縄定着するオオカナダモ逆に雌株のみが導入された。同属絶滅危惧種をはじめ在来種駆逐危惧されるオオブタクサAmbrosia trifida要注意外来生物 北アメリカ本土全域沖縄 キク科ブタクサ属の一年生草本1952年清水港侵入確認された。輸入飼料混入していたと推定される沖縄を含む全国定着している。草本ありながら4m超えることもあり、河川敷荒地では固有種駆逐しながら占有種となることもある。風媒花ブタクサ属による花粉症夏から秋にかけて長期にわたり、花粉撒き散らすオニウシノケグサFestuca arundinacea要注意外来生物 ヨーロッパ本土全域沖縄 イネ科ウシノケグサ属多年生草本。本来は牧草で、根茎増殖するため、砂防緑化法面緑化応用され沖縄を含む全土定着する1905年には侵入観測された。戦後に耐乾性耐寒性優れた改良種ケンタッキー31」がアメリカから流入したため、北海道中央高地亜高山帯にも侵入するようになり、根絶がいっそう難しくなった。 外来種タンポポ種群Taraxacum要注意外来生物 ヨーロッパ離島を含む全国 日本固有のタンポポ属20種の脅威となっているのはセイヨウタンポポアカミタンポポ主流で、いずれもヨーロッパ原産多年生草本セイヨウタンポポ1904年流入確認され今や日本自生するタンポポの8割はセイヨウタンポポ固有タンポポ交雑種といわれ、総苞片反ったものは雑種判断できる局地的に分布する固有タンポポ多く交雑競合危機的な状況にある。 カモガヤDactylis glomerata要注意外来生物 ヨーロッパ本土全域沖縄 イネ科カモガヤ属の多年生草本英語名の「オーチャードグラス」でも知られる明治維新期牧草としてアメリカから北海道導入され沖縄を含む全土定着する。ほぼ牧草として利用され恒常的な輸入によって全国広まった耐熱性・耐乾性優れ種子家畜の胃でも消化されずに糞に紛れて拡散できる中央高地亜高山帯侵出し、固有種との競合見られるキショウブIris pseudacorus要注意外来生物 ヨーロッパ中近東本土全域沖縄 アヤメ科アヤメ属多年生草本。青系が主流アヤメ属の中で例外的な黄色の花が珍重され1980年代後半から観賞花卉として輸入された。ビオトープワイルドフラワー緑化のために屋外にも移植されたものもあり、沖縄を含む全国拡散したカキツバタなど5種の絶滅危惧種抱え固有アヤメ属との交雑懸念されるほか、耕地への侵入無視できなくなりつつある。 コカナダモElodea nuttalli要注意外来生物 北アメリカ本土全域沖縄 トチカガミ科コカナダモ属の多年生草本1961年琵琶湖定着確認された。沖縄を含む全国定着している。節ごとに生えの数が3枚ずつなので、5ずつ生えオオカナダモ区別できる実験用観賞用ともオオカナダモ大きく劣るため、導入目的不明同じく雄株のみの導入で、固有種駆逐航路水路閉塞を招く。貧栄養でも増殖できるため、尾瀬中禅寺湖でも繁殖したシナダレスズメガヤEragrostis curvula要注意外来生物 南アフリカ本土全域沖縄 イネ科スズメガヤ属多年生草本砂防緑化法面緑化目的として1959年四国農業試験場アメリカから取り寄せた沖縄を含む全国定着している。水はけがよい土地好み河川敷ではよく発達する。川に流れた種子下流着岸し上流から下流に向け占有していく。太田川鬼怒川ではカワラノギクやカワナラニガナなど絶滅危惧種への圧迫問題視されている。 セイタカアワダチソウSolidago canadensis var. scabra要注意外来生物 北アメリカ→ほぼ全国 キク科アキノキリンソウ属多年生草本1897年観賞花卉として輸入されといわれる1940年代爆発的に増殖し本土全域広まった養蜂業発展戦後開拓復興による空地造成原因とする説がある。1970年代に大繁殖し代表的な帰化植物とされた。蜜源植物側面があり、虫媒花ありながら花粉症原因疑われた。アレロパシーによって1980年代以後衰退傾向にある。 タチアワユキセンダングサBidens pilosa var. radiata要注意外来生物 中南米沖縄小笠原・鹿児島県・高知県 キク科センダングサ属多年生草本幕末弘化年間観賞花卉として輸入され園芸種として栽培されている。沖縄県全域小笠原・鹿児島高知点在するが、野生種自生1963年初め記録された。1.5mまで成長し直立から匍匐最後につる性に姿を変える通年開花で、のついた果実着衣動物の毛着いて伝播する沖縄ではサトウキビ畑侵入しサトウキビ絡んで刈り取り障害となる。 ネバリノギクAster novae-angliae要注意外来生物 北アメリカ東部全国各地 キク科シオン属多年生草本大正時代観賞花卉として輸入された。園芸品種の多いシオン属の中では人気薄で、全国的に散発的に野生化しており、園芸品種としては衰退傾向にある。他のキク科植物と同様、侵入速度速く固有の生態系圧迫する北海道では特に野生化著しくブルーリストA3の重要懸念生物分類される胆振から日高にかけては大群落を形成するハリエンジュRobinia pseudoacacia要注意外来生物 北アメリカ本土全域沖縄 マメ科ハリエンジュ属落葉木本。1873年多用樹木として輸入した沖縄を含む全国定着する街路樹庭木としてなじみ深く、「ニセアカシア」の別名を持つ。河岸防護海岸防風林としての利用があるが、土着のヤナギマツ圧迫し制圧している所もある。一方で優良な蜜源植物でもあり、長野蜂蜜の8割がハリエンジュ依存しているといわれ、養蜂業者保護訴えている。 ハルザキヤマガラシBarbarea vulgaris要注意外来生物 ヨーロッパ本土全域 アブラナ科ヤマガラシ属の二年生草本1910年頃から植物園移入された。全国的に伝播しているのは、穀類混入した意図的移入によるといわれる本土全域定着した。他のアブラナ科同じく種子量が多く根茎によって越年しながら群落形成できる水田や畑はもちろん、日当たりのよい荒地でも生育するため、亜高山帯進出している。霧ヶ峰礼文島では根絶駆除が行われた。 ハルジオンErigeron philadelphicus要注意外来生物 北アメリカ本土全域 キク科ムカシヨモギ属の多年生草本近縁ヒメジョオンよりかなり遅く1920年頃観賞花卉として輸入された。全国拡大始めたのは1950年代で、本土全域定着した1970年代除草剤被曝受けた結果生き残った除草剤耐性席巻している。耕作地畦道堤防道端など、あらゆる土地適応し繁殖力が強い。刈り取り踏み付けなどの物理的負荷にも耐性がある。 ヒメジョオンErigeron annuus要注意外来生物 北アメリカ本土全域 キク科ムカシヨモギ属の二年生草本観賞花卉として幕末1865年輸入されたものの、鑑賞目的では普及せずに野生化した。本土全域定着している。多年生ハルジオンよりも短命ではあるが、種子量が多く根茎によって群落形成する根茎再生能力高く地上部刈り取ってもやがて根茎から再生する亜高山帯への進出目立ち外来種根絶駆除活動でも対象となっている。 ボタンウキクサPistia stratiotes特定外来生物 南アフリカ関東以西沖縄小笠原 サトイモ科ボタンウキクサ属多年生草本1920年代から観賞花卉として輸入された。戦後も「ウォーターレタス」の英語名ガーデニングビオトープ導入された。関東以西小笠原沖縄定着している。水面覆い尽くすと、水中水草光合成できずに枯死し生態系崩壊する走出枝から株分け増えるため、駆除作業中に取りこぼしから再生することもあり、駆除には手間掛かるホテイアオイEichhornia crassipes要注意外来生物世界ワースト100 ブラジル本州以南沖縄伊豆諸島 ミズアオイ科ホテイアオイ属の多年生草本明治中期には観賞花卉としてのみならず、家畜飼料として導入された。「ウォーターヒヤシンス」の別名でガーデニングビオトープ導入された。伊豆沖縄を含む本州以南定着している。ボタンウキクサ同様に水面全体覆って水中水草枯らす恐れがある一年生もあり、一斉枯死による水質悪化悪臭引き起こす

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