掛かるとは?

かか・る [2] 【掛(か)る・懸(か)る】

( 動五[四] )
物がほかの物に取り付けられたり,支えられたりしてそこにある。 《懸・掛》
上方に掲げられる。ぶらさがっている。 「壁に絵が-・っている」 「凧(たこ)が木のに-・る」 「大きな看板が-・った店」 「戸口表札が-・っている」 「のれんが-・っている」
中空にある。 「月が中天に-・る」 「天の川夜空に-・る」
自在鉤にかけて火の上に置いたことから〕 鍋などが火の上にのせられている。 「ガスコンロに鍋が-・っている」
竿秤さおばかりの鉤にかけて重さをはかることから〕 秤で重さが量られる。 「重すぎてこの秤には-・らない」
もたれる。よりかかる。 「手すりに-・って休む」 「もたれ-・る」 「しなだれ-・る」 「かきおこされて人に-・りてものす/蜻蛉
仕組んだものに捕らえられる。 「大きなが網に-・る」 「わなに-・る」 「計略に-・る」
(「心にかかる」などの形で)心配になる。 「子供のことが気に-・る」 「心に-・る」
戸などが開かないように,掛け金や鍵で固定されている。 「ドアに鍵が-・っている」
物が上方に置かれる。 《懸・掛》
ある物がほかの物を覆うように置かれる。 「が月に-・る」 「が-・る」 「カバーが-・った本」 「ワックスが-・った床」
液体粉末上方から注がれる。 「が-・る」 「波しぶきが-・る」 「が-・る」 「ほこりが-・る」 「ドレッシングの-・ったサラダ
身に作用を受ける。 《懸・掛》
好ましくない作用を受ける。 「あなたに迷惑が-・っては申し訳ない
疑いが向けられる。 「 K 氏に嫌疑が-・る」
期待が向けられる。 「ひとり息子期待が-・っている」
他から言葉による働きかけを受ける。 「『よう御両人』と声が-・る」 「誘いが-・る」
命令指示与えられる。 「号令が-・る」 「医者からストップが-・る」
魔法麻酔など特別な作用が及び,普通でない状態になる。 「麻酔が-・っているので痛み感じない」 「暗示に-・りやすい人」
(力が)加わる。 「パイプに強い圧力が-・る」 「右足体重が-・る」 「この電極には一〇〇ボルト電圧が-・っている」
道具用いて表面加工施される。 「木材にはきれいにかんなが-・っている」 「アイロンの-・ったワイシャツ」 「みがきの-・った丸太
課せられる。 「給料には所得税が-・る」
ある物がほかの物に渡される。また,作用一方から他方へ向かう。
(「かる」とも書く)一方から他方へさし渡される。 「谷につり橋が-・っている」 「空に虹が-・る」
糸・ひもなどの両端が結ばれて渡される。 「鉄塔鉄塔の間に高圧線が-・る」 「クモの巣が-・る」
電話で,ほかへの通話が行われる。 《掛》 「電話が-・ってくる」
上に置かれる。手などがふれる。 《掛・懸》 「肩に手が-・る」 「引き金に指が-・る」
取り扱われる。扱いを受ける。
論議審議対象として取り上げられ,処理される。 「例の件は今日会議に-・る」 「裁判に-・る」
面倒をみてもらう。 「子に-・ると云ふ日本特有の風習半日 鷗外
診察を受ける。治療を受ける。 「医者に-・る」
人に見られるようになる。 「また来週お目に-・りましょう」 「人目に-・る」
傷つけられたり殺されたりじめられたりする。 「敵の手に-・る」 「刃(やいば)に-・る」 「ひとの口に-・る(=ウワササレル)」 「兵火に-・って焼失した」
ある人の扱いを受ける。 「孫に-・っては会長もただの甘いおじいさんだ」 「彼の手に-・るとオンボロ車もピカピカになる」
機械装置起動された状態になる。機械が動く。 「エンジンが-・る」 「ラジオが-・る」 「レコードが-・っている」 「バッハの曲が-・っている」
(「繫る」とも書く)ひもなどでつなぎとめられる。
ひもで縛られる。 「縄が-・った俵」 「水引の-・った品」 「お縄に-・る」
船が係留される。停泊する。 「沖に船が-・っている」
建物が作られる。
ある場所に仮設建物が作られる。仮設される。 「広場サーカス小屋が-・る」
芝居興行などが行われる。 「忠臣蔵が-・っている劇場
あるものに託す
あることの賞として金品の渡されることが示される。 《懸》 「優勝者には一〇〇万円が-・っている」 「懸賞が-・る」
それによって物事が決まる。 《懸》 「甲子園出場が-・った試合
ある契約がなされている。 《掛》 「この家には火災保険が-・っている」
その領域に至る。
その場所に至る。 「登りに-・る」 「松林を過ぎると山道に-・る」
その時期・時間に至る。 「夜中まで-・ってやっと終わった」 「追い込みに-・る」 「冬に-・る」
他の方へ及ぶ。 「鼻に-・った声」
(「係る」とも書く)関係がある。
重大な関係がある。…に関する。 《係》 「傷害事件に-・る一件書類」 「会社運命に-・る秘密
携わるかかずらう。 《係》 「公害防止に-・る行政組織が不十分だ」
ある語句が,他の語句文法関係や意味関係をもつ。 《係・懸・掛》 ↔ うける主語述語に-・る」 「下の句掛け詞として-・っている」
費用労力時間などを要する。費やされる。入用になる。 「これを作るには金も時間も-・る」 「修理するには一〇万円上-・る」 「手間が-・る」 「暇が-・る」
ある物に別の種類の物が混ざる。 「赤みの-・った茶色
相手にして向かっていく。 「やる気か。さあどこからでも-・ってこい」 「…に食って-・る」 「襲い-・る」
交尾する。 「近所の雄が-・る」
着手従事する。
その作業をする。取り組む。 《掛》 「三人で-・ってやっと運べるほどの庭石
動作性の名詞動詞連用形助詞「に」の付いたものを受けて)その作業始める。手をつける着手する。 《掛》 「今日から印刷に-・る」 「反対派押さえに-・る」 「ビラをはがしに-・る」
動詞連用形に付く) もう少しそうするところである。…しそうになる。 「川でおぼれ-・った」 「暮れ-・る」
動詞連用形助詞「て」の付いたものに付いて)…した態度で臨む。 「相手をなめて-・る」
すがりつくまつわる。 「御指貫の裾に-・りてしたひ聞え給ふほどに/源氏 薄雲
矢が的に当たる。 「二つの矢どもの-・りてなむ/蜻蛉
出会う。ぶつかる。 「いかなる行きぶれに-・らせ給ふぞや/源氏 夕顔
巻き添えになる。連座する。 「この兄殿の御ののしりに-・りて/大鏡 道隆」 〔「かける」に対す自動詞
[可能]かかれる
慣用 息が- ・お座敷が- ・嵩(かさ)に- ・肩に- ・口が- ・声が- ・手が- ・手に- / 箸(はし)にも棒にもかからない
表記かかる(掛・懸・架・ 繫 ・係・罹
「掛かる」は“ぶら下がる。ひっかかる。作用が及ぶ。行動に移る”の意などに広く用いられるが,仮名書きも多い。「壁に絵が掛かる」「が網に掛かる」「迷惑が掛かる」「暗示に掛かる」「修理には大金が掛かる」「これがすんだら仕事に掛かる」 懸かるは“中空にある。金品の提供がある”の意。「月が中天懸かる」「懸かる」「犯人には賞金が懸かっている」 かる」は“かけ渡される”の意。「谷につり橋かる」「空に虹がかる」 繫るは“ひもで縛られる”の意。「お縄に繫る係るは“関係する。かかわる”の意。「国家の大事に係る問題罹るは“病気になる”の意。仮名書きが多い。「重い病気罹る






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