中空

デジタル大辞泉

ちゅう‐くう【中空】

読み方：ちゅうくう

１ 空の中ほど。なかぞら。中天。「—に舞う鳶(とんび)」

２ 物の内部がからになっていること。うつろ。「—の茎」

なか‐ぞら【中空】

読み方：なかぞら

［名］空の中ほど。中天。

「—までも立ち昇る烈々とした炎の色は」〈芥川・地獄変〉

［形動ナリ］

１ どちらともきまらないさま。中途半端。

「いづ方にも寄らず—にうき御宿世なりければ」〈源・柏木〉

２ 心が落ち着かないさま。うわのそら。

「初雁のはつかに声を聞きしより—にのみ物を思ふかな」〈古今・恋一〉

３ いいかげんなさま。おろそか。

「女のためも—にこそならめ」〈徒然・一九〇〉

短編小説作品名辞典

中空―父親しみじみ

作者フランク・コンロイ

収載図書しみじみ読むアメリカ文学―現代文学短編作品集
出版社松柏社
刊行年月2007.6

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中空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/03 21:06 UTC 版)

「銃床」の記事における「中空」の解説

軽量化のほか、空洞化された部分を有効活用することもある。

中空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/10/03 14:00 UTC 版)

「グローランサ」の記事における「中空」の解説

地上界はドーム状の「天空」によって覆われており、天空に開いた穴から漏れる光が星となっている。このドーム状の「天空」と地上世界の「地面」の間の空間のことを「中空（なかぞら）」と呼ぶ。中空はかつては風の神オーランス神が支配する世界であったが、近年に赤の女神が台頭し、中空に「赤の月」を浮かべた。オーランス神と赤の女神は中空の支配権をめぐって激しく対立している。

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「中空」の例文・使い方・用例・文例

• 今週の金曜日は一日中空いています。
• 私はその日は一日中空いています。
• 私たちはその日、一日中空いています。
• 虫に食い荒らされて桃は中空になっていた。
• 空中[中空]に[で].
• 夫の洋行中空閨を守っている
• 私たちはニュースを聞いて中空にさまよっていた
• 内視鏡を使った体内の中空になっている臓器内部の検査
• 水で洗い流すことによって、中空の器官（特に胃）をきれいにすること
• 体液を抽出するために中空の針で体腔や組織に穴をあける行為
• カモノハシリュウは、頭部にヘルメット状の突起を持ち、突起内部は中空で、鼻腔がその内部にまで拡張している
• 上昇する煙が中空でうずを巻いた
• リレー競技で走者か走者に渡される中空の円筒
• 車輪に着ける中空の鋳鉄製シリンダでブレーキの部分を形成する
• 熱を分離することにより蓄電する中空のコイル
• 穿孔機の刃部である中空穿孔ビット
• 通例亜鉛メッキをした鉄板または鋼鉄板で真っ直ぐ平行なうねと中空に形作られている
• 中空の筒の端の周りに歯のついたのこぎり
• 中空針
• 中空の人体に似た形をし犠牲者を串刺しにするためのスパイクが並んでついている鉄枠でできた拷問器具