フルトプラゼパム
フルトプラゼパム
(flutoprazepam から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/16 18:22 UTC 版)
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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データベースID | |
ATCコード | none |
KEGG | D01279 |
化学的データ | |
化学式 | C19H16ClFN2O |
分子量 | 342.80 |
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フルトプラゼパム(Flutoprazepam)とは、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の一種である。作用の強さや、長時間の作用継続性から、持続性心身安定剤とされている。旧鐘紡により開発され、日本では商品名レスタスで日本ジェネリック(MSDより移管)より発売されている。最高血中濃度到達時間は4~8時間、半減期は190時間程度である。
連用により依存症、急激な量の減少により離脱症状を生じることがある[1]。
適用
ガイドライン
長時間作用型のベンゾジアゼピンは高齢者に使用すべきではない[2]。
依存性
日本では2017年3月に「重大な副作用」の項に、連用により依存症を生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によって離脱症状が生じるため徐々に減量する旨が追加され、厚生労働省よりこのことの周知徹底のため関係機関に通達がなされた[1]。奇異反応に関して[3]、錯乱や興奮が生じる旨が記載されている[1]。医薬品医療機器総合機構からは、必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また慎重に少しずつ減量する旨の医薬品適正使用のお願いが出されている[4]。調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている[3]。
出典
- ^ a b c 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長『催眠鎮静薬、抗不安薬及び抗てんかん薬の「使用上の注意」改訂の周知について (薬生安発0321第2号)』(pdf)(プレスリリース)。https://www.pmda.go.jp/files/000217230.pdf。2017年3月25日閲覧。 、および、“使用上の注意改訂情報(平成29年3月21日指示分)”. 医薬品医療機器総合機構 (2017年3月21日). 2017年3月25日閲覧。
- ^ 日本医師会、日本老年医学会『超高齢化社会におけるかかりつけ医のための適正処方の手引き』(pdf)日本医師会、2017年9月。http://dl.med.or.jp/dl-med/chiiki/tebiki/H2909_shohou_tebiki.pdf。
- ^ a b 医薬品医療機器総合機構『調査結果報告書』(pdf)(プレスリリース)医薬品医療機器総合機構、2017年2月28日。http://www.pmda.go.jp/files/000217061.pdf。2017年3月25日閲覧。
- ^ 医薬品医療機器総合機構 (2017-03). “ベンゾジアゼピン受容体作動薬の依存性について” (pdf). 医薬品医療機器総合機構PMDAからの医薬品適正使用のお願い (11). https://www.pmda.go.jp/files/000217046.pdf 2017年3月25日閲覧。.
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GABAA アゴニスト/PAM |
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GABAB アゴニスト |
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H1 インバース アゴニスト |
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α1-アドレナリン アンタゴニスト |
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α2-アドレナリン受容体 アゴニスト |
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5-HT2A アンタゴニスト |
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メラトニン アゴニスト |
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オレキシン アンタゴニスト |
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その他 | |||||||||||||||||||||||
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ベンゾジアゼピン系誘導体
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1,4-ベンゾジアゼピン |
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1,5-ベンゾジアゼピン | |
2,3-ベンゾジアゼピン* | |
トリアゾロベンゾジアゼピン | |
イミダゾベンゾジアゼピン | |
オキサゾロベンゾジアゼピン | |
チエノジアゼピン | |
ピリドジアゼピン | |
ピラゾロジアゼピン | |
ピロロジアゼピン |
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テトラヒドロイソキノベンゾジアゼピン |
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ベンゾジアゼピン・プロドラッグ | |
* 非定型活性プロフィール(GABAA受容体リガンドではない) ![]() |
GABAA受容体陽性アロステリック調節因子(英語版)
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アルコール | |
バルビツール酸系 |
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ベンゾジアゼピン類 |
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ウレタン | |
フラボノイド | |
イミダゾール | |
カヴァ成分 |
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ウレイド(英語版) | |
神経ステロイド |
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非ベンゾジアゼピン系 |
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フェノール類 | |
ピラゾロピリジン類 | |
キナゾリノン類 | |
吸入麻酔薬/ガス |
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その他/未分類 |
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