YM SPEED
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:03 UTC 版)
「湾岸ミッドナイト」の記事における「YM SPEED」の解説
旧社名は「山本自動車」。かつての社名は「YM SPEED(ヤマモトスピード)」で、「RGO」と並ぶチューニング業界のBIG2だった。北見がレイナの32Rを本来の姿に戻したことから、チューナーとしての魂が戻ってきた。黒木編から店の看板も昔のものに戻している。主にGT-Rのチューニングを得意とするが、他にもユウジのS2000、WMMTシリーズではGT-R、Z31、Z32以外の日産車、スバル車のチューニングも担当している。 秋川 零奈(あきかわ れいな) 声 - すほうれいこ 搭乗車種:日産・スカイラインGT-R (BNR32)(劇場実写版では日産・スカイラインGT-R V-specII (BNR34)) ボディーカラー…ガングレーメタリック→クリスタルホワイト(劇場実写版ではアクティブレッド) 仕様・馬力:NISMO T25タービン(小説版)ツインターボ仕様 約600馬力 主な外装パーツ:NISMO製フロントバンパー、小型リアスポイラー ナンバー:品川34 よ 71-023(アニメ版)、品川 313 す ・3 05(劇場実写版) この作品のヒロインで売れっ子モデル。通称「レイナ(ごく初期のみ本名の『零奈』で名前がふられていた。また山本からは『レイちゃん』と呼ばれている)」。モデルとしてトントン拍子に有名になってしまったが、自分との意識とのずれに対する不満を走りにぶつけているときに悪魔のZに出会い、アキオを追いかけていくことになる。 愛車はスカイラインGT-R(BNR32)で初期のカラーはガングレーメタリックだったが、途中に山本社長の意向(他車からの視認性の向上)でクリスタルホワイトに塗りなおされ、後に「YM(ヤマモトスピード)の白い32R」や「Rのヴィーナス」として有名になる。また北見の手により「山本が意図的に押さえていたモノ」を「モトの姿に」戻される。 女性ながら、GT-Rの運転に関して誰より優れた才能を有する「本物のR乗り」。アキオにも同じ領域の人間として認められており、「お前には自分とZの走りを最後まで見ていて欲しい」とまで言われている。同時にアキオ以外で悪魔のZに最も近づいた存在であり、北見曰く「特例のアキオを除けばレイナこそがZの乗り手にふさわしい」とのこと。実際にアキオを除けばZを運転している回数が最も多い。無駄な力を入れない、車の動きに任せた柔らかな操縦を得意とする。 アキオに好意を寄せているが、言い出せずにいる。有名人でありながら素の顔で行動することが多いが、本人曰く地味なため、似ているとは言われてもモデルのレイナ本人であると気づかれることは少ない。実は幼少期からアキオのことを知っていた(ただし、出会って暫くしてからは思い出せなかった)。 FDマスター(荻島)編後はGT-Rをリカコに預けて渡米し、モデル活動に専念している。 山本 和彦(やまもと かずひこ) 声 - 志村知幸 搭乗車種:日産・スカイラインGT-R V-spec (BNR34) ボディーカラー…ベイサイドブルーメタリック 仕様・馬力:(R34のもの)ブーストアップ仕様 350〜400馬力 ナンバー:横浜3? と87-674(アニメ版) 「YM(ヤマモト)SPEED」代表。レイナのBNR32をチューニングした「山本自動車」社長として物語序盤から登場しているが、その頃はチューニングカーに対し否定的な考えを持ち(走り屋という言葉で暴走行為を正当化することに疑問を感じていた)、レイナの車以外はチューンを請けていなかった。圭一郎編でケイのスープラを仕上げたのち本格的にチューニングを再開し、昔の「YM(ヤマモト)SPEED」に看板を戻す(ただし以前同様に一般整備も行っている)。 「地獄のチューナー」と呼ばれる北見に対し一見水と油のように思われがちであるが、機械をトコトン追い込んでゆく妥協がない姿勢は共通しており、大田曰く「ちょっとやばい」チューナー。一般道でも容赦なくアクセルを踏み込むことからもその片鱗を窺い知ることができる。 口ひげをたくわえているが、当初は常に困り眉に上目遣い気味で描写され、北見に対しても「君」と呼びかけるなど弱気な感じであった。しかし圭一郎編からは温厚そうではあるが自信に満ちた表情で再登場、さらにユウジ編からはちょいワルオヤジ的な雰囲気になった。大田やガッちゃんのような暴走族あがりではなく大学出である。チューナーになる以前はレースメカをしていたとも、また某メーカーにて開発をしていたらしいとも言われている。湾岸線の海底トンネルは昔から得意ではないと言っている。 経緯は不明だがレイナのマネージャーとは知り合い(マネージャーが本人不在ではあるが『山本』と呼び捨てにしているシーンがある)。 ちなみに登場時のシーンはウォルト・ディズニーをモチーフにしたオマージュ。 岸田 ユウジ(きしだ ユウジ) 搭乗車種:ホンダ・S2000 AP2 ボディーカラー…プラチナホワイトパール 仕様・馬力:ボルトオンターボ仕様 約300馬力 主な外装パーツ…純正ハードトップ、社外フロントバンパー、カーボンボンネット、エアロミラー、GTウィング ユウジ編から登場したアシスタントカメラマン。年歳は離れているが「YM SPEED」山本の異母兄弟である。戦闘機マニアで特に第二次世界大戦時の戦闘機を好む。特別車に興味はなかったが、父親の訃報で訪ねた際、山本に誘われ「地上のメッサーシュミット」ことブラックバードのポルシェ911ターボを追いかけるため、「地上の零戦」を共に作るべくS2000(AP2)で走り始める。本作のキャラにしては珍しく初登場時には車そのものに乗っていなかったが、終わってみればアキオに次いでホンダ・NSX(NA1)といった様々な車に搭乗している。
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