pretender
「pretender」の意味
「pretender」とは、本物ではないものや他人になりすます人を指す英単語である。主に、権利や地位を主張する者、または他人の能力や知識を鼻にかける者を指す場合に使用される。この言葉は、通常否定的な意味合いを持ち、詐欺師や偽物を暴く際に用いられることが多い。「pretender」の発音・読み方
「pretender」の発音は、IPA表記では/prɪˈtɛndər/となり、カタカナでは「プリテンダー」と表記される。日本人が発音する際のカタカナ英語では、「プリテンダー」と読むことが一般的である。「pretender」の定義を英語で解説
A "pretender" is a person who claims to be someone or something that they are not, often in order to deceive others or gain some advantage. This term is commonly used to describe individuals who falsely claim a right or position, or who boast about their abilities or knowledge without actually possessing them.「pretender」の類語
「pretender」の類語には、impostor(インポスター)、fake(フェイク)、fraud(フロード)、phony(フォニー)などがある。これらの言葉は、いずれも他人や物事になりすます者や偽物を指す意味で使用されるが、ニュアンスや使用する文脈によって違いがある。「pretender」に関連する用語・表現
「pretender」に関連する用語や表現には、poseur(ポーザー)、charlatan(シャーラタン)、counterfeit(カウンターフェイト)などがある。これらの言葉も、他人や物事になりすます者や偽物を指す意味で使用されるが、「pretender」とは異なるニュアンスや文脈で用いられることがある。「pretender」の例文
1. He was exposed as a pretender when his fake diploma was discovered.(彼は偽の卒業証書が発見された時、偽物であることが暴かれた。)2. She's just a pretender trying to fit in with the popular crowd.(彼女はただ人気者たちに馴染もうとする偽物だ。)
3. The pretender to the throne was arrested for treason.(王位を主張する偽物は、反逆罪で逮捕された。)
4. He's a pretender who claims to be an expert in finance, but he's never held a job in the field.(彼は金融の専門家だと主張する偽物だが、その分野で仕事をしたことがない。)
5. The art world is full of pretenders who try to pass off their work as masterpieces.(芸術界には、自分の作品を傑作として売り込もうとする偽物がたくさんいる。)
6. The company was revealed to be a pretender when their fraudulent activities were uncovered.(その会社は詐欺行為が明るみに出た時、偽物であることが明らかになった。)
7. She pretended to be a doctor, but she was just a pretender.(彼女は医者になりすましたが、ただの偽物だった。)
8. The pretender was caught trying to sell counterfeit goods.(偽物が偽造品を売ろうとして捕まった。)
9. The pretender's true identity was discovered, and he was forced to leave the community.(偽物の正体が発覚し、彼はコミュニティを去ることを余儀なくされた。)
10. The pretender was exposed when his lack of knowledge about the subject became apparent.(彼がその主題についての知識がないことが明らかになった時、偽物であることが暴かれた。)
プリテンダー
「プリテンダー」とは、英語で「偽物・何かを偽っている人・本当の気持ちを隠して本心とは違うことを言う人・不当な要求をする人」などの意味で用いられる表現である。英語表記は pretender である。「pretend(~のフリをする)+ er(人)」という構成の語。
日本語の中では、「プリテンダー」という言葉は特に日常的に用いられているわけではないが、歌やドラマのタイトルとして用いられることはままある。たとえば2019年に Official髭男dism が「Pretender」というタイトルの曲を発表している。
Official髭男dism の「Pretender」
「Pretender(プリテンダー)」は、2019年5月に発売された Official髭男dism(通称ヒゲダン)の第2作目のシングル曲のタイトルである。映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の主題歌。ストリーミング配信の再開回数が累計7億回を突破するヒット曲となっている。「Pretender」の歌詞の内容は、今の恋愛が破局を免れないと悟って苦悩する男の心情の独白である。しかし、どうして恋が終わるのかは明確ではない。「自分が相手の恋人として似つかわしくない(ふさわしくない)と悟ってしまった」ことを示唆するかのようではある。曲名の「プリテンダー」の真意を含め、半ば聞き手に解釈が委ねられているようでもある。
プリテンダー
「プリテンダー」とは、なりすましのことを意味する英語表現である。
「プリテンダー」の基本的な意味
「プリテンダー」は名詞で、基本的な意味は「ふりをする人」や「詐称者」である。「王位を狙う者」や「(不当な)要求者」の意味もある。「プリテンダー」の語源・由来
「プリテンダー」は、動詞の「pretend」に「er」がついた「プリテンドする人」の意味である。「pretend」は古フランス語では「pretendre」(自分の努力を指示する)、ラテン語では「praetendere」(主張する)であった。ラテン語の「prae」(前に)と「 tendere」(伸ばす)から、「主張する」という意味を持つようになった。14世紀後半に英語の「pretenden」となり、「公言する」や「維持する」などの意味を持つようになる。名詞の「pretender」には、「pre」(前に)「tend」(伸ばす)「er」(人)の意味がある。1590年代には「意図する人」の意味であった。1620年代には「主張をする人」として使われた。「ふりをする人」や「十分な根拠のない主張をする人」は1630年代から使われている。「王位を狙う者」や「(不当な)要求者」という意味は、1690年代から使われるようになった。ハノーファー王に対して、ジェームズ2世の息子と孫が英国王位を主張したことに由来する。ジェームズ2世の息子は「the Old Pretender」、孫は「the Young Pretender」と呼ばれた。
「プリテンダー(Official髭男dismの曲)」とは
Official髭男dismの楽曲「Pretender」はセカンドシングルで、2019年5月15日にリリースされた。2018年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌「ノーダウト」でメジャーデビューを果たしたOfficial髭男dismは、2019年に封切られた映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」にも主題歌として楽曲「Pretender」を提供した。「Pretender」は大ヒットとなり、Official髭男dismは「第70回NHK紅白歌合戦」に初出場することとなった。「Pretender」では、ままならない彼女との関係の中で一人芝居を演じる「僕」の心情が語られているが、歌詞に「プリテンダー」という言葉は出てこない。インターネットのサイトには多数のギターコードが見られ、初心者向けも用意されている。「プリテンダー」を含むその他の用語の解説
「プリテンダー」を含むその他の用語には次のようなものがある。プリテンダー(Fate/Grand Order)とは
「Fate/Grand Order」は、2004年にパソコン用の18歳以上向けのゲームとして発売された「fate」シリーズの1つである。「fgo」と略され、「fgo」自体はスマートフォン向けソーシャルゲームRPGだ。「fgo」に登場する「プリテンダー」は「詐称者の英霊」である。通常「fgo」で召喚できるサーヴァントは7クラスに分かれているが、「プリテンダー」は7クラスには属さない「役を羽織る者」と呼ばれるエクストラクラスである。「プリテンダー」は詐称の能力を持ち、英雄の死を隠し成り代わって生涯を全うするなどのケースが該当する。
プリテンダーズ(バンド)とは
「The Pretenders」はイギリスのロックバンドである。ボーカルを担当するクリッシー・ハインドを中心に結成された。結成当時のハインド以外のメンバーは、ギターのジェイムス・ハニーマン・スコットとベースのピート・ファーンドン、ドラムのマーティン・チェンバースだ。1978年に活動を開始し、1979年にはキンクスのカバーシングル「ストップ・ユア・ソビン」でデビューする。翌年のデビューアルバム「愛しのキッズ」(原題は「Pretenders」)と、シングルカットされた「ブラス・イン・ポケット」が全英1位を獲得し人気バンドとなった。1981年にアルバム「プリテンダーズ2」を発表後はピート・ファーンドンの解雇やジェイムス・ハニーマン・スコットの急死などが続き、以後はメンバーチェンジを繰り返している。2005年にロックの殿堂入りを果たした。
「プリテンダー」の使い方・例文
「プリテンダー」はカタカナ語として定着していないため、日常会話で使われることはほとんどない。使うとすればOfficial髭男dismの楽曲「Pretender」や、ゲームの「fgo」に出てくる「プリテンダー」を話題にしているときである。「ヒゲダンの『プリテンダー』は、いい曲だからギターで弾いてみたい」、「『fgo』に出てくる『プリテンダー』は、自分のクラスさえも詐称できる」などの使い方ができる。「プリテンダー」の英訳
「プリテンダー」は英語の「pretender」を、日本語で発音してカタカナ表記したものである。従って英訳は「pretender」となる。Pretender
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「Traveler (Official髭男dismのアルバム)」の記事における「Pretender」の解説
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