ノイズ【noise】
ノイズ
ノイズとは、「雑音」を意味する英語で、不要な音や情報一般のことである。特に電気通信の分野において扱われることが多い。
通信に関するノイズは、多くの場合、機器から漏れた電磁波を他の機器が拾うことによって発生する。例えば、高い周波数を使用している電子レンジのような機器によって、信号が妨害され、正常なデータが受信できなくなることがある。航空機などでは、操縦用の電子機器の誤動作を起こさないように、乗客に対してパソコンや携帯電話の使用を制限している。
ノイズは、他の機器からだけでなく、機器自体の内部回路の発熱によっても発生する。このようなノイズは熱雑音とも呼ばれる。
電気通信の分野において、本来伝送したい情報(信号)とそれに混入するノイズ(雑音)の比率がSN比と呼ばれている。デジタル信号の伝送の場合はCN比と呼ぶことも多い。
ノイズ
車載ラジオの回路に侵入してくる雑音源。外部機器から発生された電磁波や、自動車の電装品から発生した電磁波と高電圧がラジオ回路に侵入して、聴取を妨げる雑音となる。一般に自動車は移動物体のため受信電界が常に変動し、さらに放送局から離れた弱電界ではシグナル・ノイズ比が下がり、雑音が拡大することが多い。対策として2本のアンテナを用い、良好な受信状態のアンテナに自動的に切り替えるダイバシティアンテナや、各種のノイズ除去、ノイズ軽減回路が取り入れられている。
騒音
望ましくない音、すなわち車内外の人の会話、音楽鑑賞などを妨害したり、生活に障害、苦痛を与えたりする音。騒音はJISで規定する騒音計で計測される騒音レベルで表すことができる。自動車の騒音は車内騒音と車外騒音とに分けて扱われる。いずれも自動車の運転条件と、聞く人の位置によってそのレベルが異なるので、例えば車内騒音では100km/h定常走行、運転席の騒音というように条件を明確にして扱う必要がある。公害に関係する車外騒音については、計測lの条件が法的に規定されている。
参照 車内騒音、車外騒音、騒音レベル雑音
【英】: noise
反射地震探査法では、地下地層境界からの反射波を“信号”と定義し、それ以外の波動を“雑音”と定義している。重複反射回折波、屈折波、屈折反射波、表面波、爆破によって生じる爆破孔近傍の雑振動、自然地動、風、人工振動、高圧線誘導のほか測定機の特性に基づく雑音はすべて“雑音”の範疇{はんちゅう}に入る。反射法地震探査の測定上および解析解釈上好ましくない波動、振動がいわゆる雑音と定義されているが、一次反射波以外の地震波動でも地質構造解釈上、極めて有益な情報になり得る場合が多いので、定義上は“雑音”であっても扱い方次第で実質上の“信号”となる。地震波記録上、一次反射波の強さ(振幅の大きさ)に対する他のすべての雑音波の強さの比率を“信号対雑音比”( S/N 比、signal-to-noise ratio)と呼んで反射波の質評価の基準とするが、統計的・確率論的扱い方によってその定義は多少異なってくる。 |
NOiSE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/18 23:51 UTC 版)
『NOiSE』(ノイズ)は弐瓶勉のSFアクション漫画。『アフタヌーンシーズン増刊』(講談社)にて第2号から第7号まで掲載された。本作は、商業誌デビュー以前のアフタヌーン四季賞への投稿作品(佳作・雑誌未掲載。同賞に入選したデビュー作『BLAME』以前の投稿作)をベースとしてリメイクされた作品である。
- 1 NOiSEとは
- 2 NOiSEの概要
- 3 単行本
ノイズ
(NOiSE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 01:16 UTC 版)
ノイズ (英: noise) とは、処理対象となる情報以外の不要な情報のことである。歴史的理由から雑音(ざつおん)に代表されるため、しばしば工学分野の文章などでは(あるいは日常的な慣用表現としても)音以外に関しても「雑音」と訳したり表現したりして、音以外の信号等におけるノイズの意味で扱っていることがある。映像に関連する文脈では雑像とも呼ばれる[1]。西洋音楽では噪音(そうおん)と訳し、「騒音」や「雑音」と区別している。
- ^ https://doi.org/10.3169/itej1954.11.349
- ^ 深田博己著『インターパーソナルコミュニケーション』(北大路書房、1998年)pp.22-23
- ^ J.D.Ingle & S.R.Crouch, "Spectrochemical Analysis" Prentice Hall, 1988.
NOiSE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:49 UTC 版)
『アフタヌーンシーズン増刊』にて第2号から第7号まで掲載された弐瓶勉による漫画作品。『BLAME!』の数千年前という設定になっており、2つの作品世界は完全に繋がっている。本作では『BLAME!』の世界を変容させてしまった「厄災」の発端が描かれる。 詳細は「NOiSE」を参照
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