Fly_Me_to_the_Moonとは? わかりやすく解説

Fly me to the moon

作者紀子

収載図書パラノイア―私の中の5つの物語
出版社文芸社
刊行年月2006.10


fly me to the moon

作者小林いおり

収載図書一室Lily glace
出版社文芸社
刊行年月2007.11


フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン

(Fly_Me_to_the_Moon から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/08 02:40 UTC 版)

「イン・アザー・ワーズ」
ケイ・バラードシングル
B面 レイジー・アフタヌーン
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1954年
ジャンル ジャズ
時間
レーベル デッカ・レコード
作詞・作曲 バート・ハワード
ジョン・ラトゥーシュ
ジェローム・モロス
ケイ・バラード シングル 年表
Triumph Of Love
(1954年)
In Other Words
(1954年)
The Parade Is Passing Me By
(1957年)
テンプレートを表示

フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」(: Fly Me to the Moon)は、ジャズスタンダード・ナンバー楽曲日本語で「私をに連れて行って」といった意味になる。原題は「イン・アザー・ワーズ」(: In Other Words)。

概要

1954年に、作詞家・作曲家のバート・ハワードによって制作されたもので、初演はニューヨークキャバレー "Blue Angel" において披露、ヴォーカルフェリシア・サンダーズ英語版 の歌唱によるものであった[1]。ただし、この時の曲のタイトルは "In Other Words"対訳「言い換えると」)であり、34拍子で、現在広く認知されているアレンジとは装いをかなり異にしていた。この「In other words」という台詞は歌詞の中にも登場しており、現在でも本作をカバーする際に "Fly Me to the Moon (In Other Words)" というタイトルにするアーティストがいる。同年にはヴォーカルのケイ・バラード英語版によりデッカ・レコードにて初めてレコーディングされた。その数年後(1960年)に、ペギー・リーがアルバム『プリティ・アイズ英語版』収録曲の一つとしてレコーディング(タイトルは "In Other Words")、同時期にTV番組エド・サリヴァン・ショー』に出演し本作を歌唱。これが切っ掛けで本作は広く知られるようになった。

1956年には、ポーシャ・ネルソン英語版のアルバム『Let Me Love You』に収録された。同年、ジョニー・マティスが本作を収録する際に初めて「Fly Me to the Moon」の題が登場した。

1959年、フェリシア・サンダーズがデッカ・ヨコードより発売したシングル「サマー・ラブ」のB面に、サンダース歌唱の物が収録された。1961年には本曲をA面としたシングルがデッカより発売された。

現在多く耳にする「Fly Me to the Moon」が完成するのは、1962年のことである。作曲家・編曲家ジョー・ハーネル英語版44拍子ボサノヴァ風に書き直したものが、現在よく知られているアレンジの一つである。その後、1964年フランク・シナトラがカバーして爆発的なヒットとなった。ヴォーカルナンバー以外でもインストナンバーとしても知られ、オスカー・ピーターソン等のジャズ・アーティストが演奏している。

シナトラが本作を発表した1960年代アメリカ合衆国アポロ計画の真っ只中にあり、本当に『月に連れて行って貰える』のは「非常に近くまで迫っている、近未来の出来事」であった。そのため本作「Fly Me to the Moon」は一種の時代のテーマソングのように扱われ、これが本作のヒットにつながった。シナトラ・バージョンの録音テープは、アポロ10号11号にも積み込まれ、人類が月に持ち込んだ最初の曲になった[2]。このシナトラ・バージョンは2000年の映画『スペース カウボーイ』(ワーナー・ブラザース)のラストシーン(トミー・リー・ジョーンズ演じる宇宙飛行士が身を挺してミッションをクリアした後、予定外の月にまで到達してしまう)においても使用されている。

非常に数多くの歌手や楽団がカバーしていることでも知られており、劇中曲として使用されることも多い。

日本

備考

JASRACに於いては2018年現在、外国作品/出典:PJ (サブ出版者作品届) /作品コード 0F0-2290-1 FLY ME TO THE MOON として登録[5]

FLY ME TO THE MOONがOT(正題)、IN OTHER WORDSがAT(副題)[5]。日本国内外含めて計337組の歌手楽団が「アーティスト」として登録されている[5]

多くの日本語詞が制作され歌唱されている[6]が、JASRACデータベースに「訳詞」登録されているのは漣健児のみである[5]

本作の出版者は、PALM VALLEY MUSIC LLC 301。日本におけるサブ出版[7]はティー・アール・オー・エセックス・ジャパン A事業部(シンコーミュージック・エンタテイメントが業務代行[8])とされている[5]

特記すべき注意事項が存在し、2018年4月現在、JASRACの「録音禁止著作物一覧」に掲載されており、「アニメーション関連で利用する場合は、SP:ティー・アール・オー・エセックス・ジャパンA事業部に事前確認が必要。」と注記がされている[9]

脚注

  1. ^ フェリシア・サンダーズ(1922年 – 1975年2月7日)が本作の創唱者であると英語版記事でも言及されている。
  2. ^ 「この曲といえば、シナトラとなったのには、ちょっとした歴史的背景がある。シナトラの歌が月の軌道上で初めてかかった曲ということになっているためである▼六九年五月、アポロ10号の船内で宇宙飛行士たちが、この曲をカセットテープで流して聞いたという。一種の洒落(しゃれ)による選曲だろう」(「中日春秋」 中日新聞2014年9月7日)
  3. ^ soe006 Fly Me to the Moon
  4. ^ 「月(MOON)からイメージする曲」ランキング。~音楽情報マガジン『CD&DLでーた』~”. PRTIMES (2016年9月26日). 2021年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月26日閲覧。
  5. ^ a b c d e JASRAC作品データベース検索サービス J-WID 検索結果
  6. ^ 一例としては森山加代子1963年11月)が『月へ帰ろう』のタイトルで発表したバージョンの日本語詞は、岩谷時子による。
  7. ^ 音楽出版者が全世界の地域について単独でその活動を行うことは難しいことから、特定地域の出版者と、その地域についての利用開発やプロモーションを任せる契約を結ぶことがある。この場合、作詞者・作曲者から直接権利を取得した音楽出版者はOP(Original Publisher)と呼称し、OPと契約を結び特定地域についての活動を任せられた音楽出版者はSP(Sub Publisher)と呼称する。
  8. ^ 外国作品のご利用について(出版) - 日本音楽著作権協会(JASRAC)
  9. ^ 録音禁止著作物一覧 - 日本音楽著作権協会(JASRAC)

外部リンク


FLY ME TO THE MOON(単行本第16巻収録、全4話)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:24 UTC 版)

トニカクカワイイ」の記事における「FLY ME TO THE MOON(単行本第16巻収録、全4話)」の解説

1400年前、竹取の翁育てた、竹より生まれたという「輝夜(かぐや)」という姫の見合い相手の話で都はもちきりだったが、岩笠という男のひとり娘はそんな話に興味もなく、薬師として人々助け仕事没頭していた。だが、輝夜が月に帰るという話が出て都がまた大騒ぎになっていた頃、娘は自分が病に冒され、立つことすらできなくなっていた。輝夜迎えに月からやって来た軍勢迎え撃つ兵の一人として戦に参加していた岩笠は、無事に娘の元に戻ったが、その翌日娘の病はすっかり癒えていた。その後、娘は自分がどんな怪我をしても瞬時直ってしまうことに気がつく輝夜が遺した不老不死の薬を、岩笠が娘に与えた結果だった。岩笠は処刑され、娘は「不死者の肉を食らえばどんな病も治るのでは」と考えた者達に追われては返り討ちにし、自殺試みて失敗し自分の名も忘れ放浪するという凄惨な日々を過ごす。 やがて月に向かって自分を普通の体に戻して欲しいと泣き叫んでいたところ、厩戸うまやど)という政治家出会い、娘の願い自分か、自分の子孫がいつか叶える代わりに自分理想とする国作りを手伝ってほしいと言われる。娘は厩戸より「司」という新しい名を与えられ行動共にすることになる。

※この「FLY ME TO THE MOON(単行本第16巻収録、全4話)」の解説は、「トニカクカワイイ」の解説の一部です。
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