ディペンダビリティ
【英】:dependability
システムの信頼性に関する包括的概念を表す用語. フォールトアボイダンスやフォールトトレランスの概念を統一的にとらえるために提案された. 元来「頼りがいのあること」を意味するこの用語を, 提案者のラプリエ (J.C. Laprie) は, 「コンピュータシステムのディペンダビリティとは, 実行された仕事 (service) がどの程度正しく行われているかを明らかにするための品質 (quality) を示すものである」と定義した.
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ディペンダビリティ
(Dependability から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 06:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ディペンダビリティ (英: dependability) とは、一般的な信頼性にとどまらず、たとえ一部が壊れても残りの部分でうまく働くといった自立的自己修復的な動作をさす概念である。大規模集積回路、コンピュータシステムなどで使われる言葉である。
従来の「歩留まりを高めて欠陥を作らない」「検査によって欠陥品を外に出さない」ことがこれまでの信頼性とすれば、ディペンダブルな技術は「欠陥があってもへこたれない」技術ということになる。
マルチコア・マルチチップで高性能並列組込みシステムを構築して、冗長性を持ったソフトウェア分散共有メモリ機構により実現する例がある。
関連項目
- 安全工学
- 耐故障性
- フォールトトレラントシステム
- ディペンダビリティ規格
- ディペンダブルコンピューティング
- 国際電気標準会議#ディペンダビリティ
- 日本信頼性学会#事業・活動
- en:Dependability
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