BWにおけるムサシ・コジロウ・ニャース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:23 UTC 版)
「ロケット団 (アニメポケットモンスター)」の記事における「BWにおけるムサシ・コジロウ・ニャース」の解説
BWではこれまでのシリーズとは大幅に立ち回りが異なる。無印シリーズの第2話以降、DPまで毎回登場していたが、BWの第16話以降からは話によっては一切登場しない回が存在するようになり、サトシたち一行と関わる機会は減少した。また、ロケット団のストーリーはサトシたちの旅とは別の視点で描かれることも増えた。 従来にあったようなコミカルな面はほとんど見られなくなり、無印最初期以上に任務遂行のための冷徹さと非情さを持ち合わせるようになり、警察に囲まれても一切動じることなく平静を保てるなどクールな一面が強調されている。さらにサカキから直接指令を受けて行動し、本部から作戦に使うメカの設計図を転送してもらうなど、ロケット団内での立場も向上している。危険な状況になった場合は煙玉やジェット装置を使って自ら退却しているため、空の彼方へ吹き飛ばされ「やなかんじー」と言う恒例のオチがなくなった。また、ポケモン強奪の際、ピカチュウを予定に入れていない場合は狙うことがなくなり、その際のニャースの妄想も一切行われなくなった。また、イッシュ地方へ来る前に「イッシュ地方に存在しないポケモンを使用すると目立つため作戦に支障が出る」ことからロケット団の本部へ手持ちポケモンを全て預けたため(ニャースを除く)、ソーナンスを初めとした従来の手持ちポケモンは一切登場していない。 イッシュ地方に潜入した目的としては、「メテオナイト」と呼ばれる隕石をエネルギー源として手に入れるためというのが建前だが、サカキの発言によれば、正体不明の謎の集団を誘き出すのも一つの目的のようである。当初はこれまでと変わらず、サトシのピカチュウをはじめとしたポケモンの強奪を画策することもあったものの、基本的にはロケット団としての任務を優先するようになった。BW23話で本部から独自の行動を取るように命じられ、その後は再び珍しいポケモンの奪取が目的となる。BW47話以降はゼーゲル博士と行動を共にし、その指示を受けて行動をするようになった。その過程で新ポケモンのメロエッタの「歌」を必要としており捕獲しようとしていたが、メロエッタがサトシ達と出会い懐いたことで、無理に捕まえるよりも彼らと行動させて穏やかな精神状態にしておいた方が目的の「歌」を得られると判断し、しばらくの間は泳がせておくことにした。作戦が失敗した後、自分たちがずっと追いかけ続けたピカチュウの力を改めて知ったという一言を残し、サカキたちと共にカントー地方へ一時撤収した。 エピソードNでは従来のニャース気球で再びイッシュ地方に降り立ち、「オペレーション・テンペスト」での一件から再びピカチュウを狙ってサトシたちの前に現れる。クールな態度は相変わらずだが、従来と同じくサトシたちと関わるようになり、所々でDP以前のギャグ要素を盛り込んだ発言もしている。戦闘で敗れた際は再び吹っ飛ばされる羽目になり(引き際を間違えなければジェットで退却する)、「やな感じ〜!」「いい感じ〜!」の台詞も復活した。Nのことは「トモダチくん」と呼び、ニャースは彼に苦手意識を持つようになった。活動の過程でプラズマ団のポケモンコントロールマシンに興味を持ち、プラズマ団と度々抗争してマシン及び開発者のアクロマを手中に収めようと目論むも失敗。白の遺跡でのプラズマ団進撃時には、漁夫の利を狙ってマシンとレシラムの奪取を狙ったが、ゲーチスの部下を省みない非道な行いに憤慨し、ハンサムと共にサトシたちに協力してプラズマ団一網打尽に一役買った。 デコロラアドベンチャーではプラズマ団を壊滅させたことにサカキからお褒めの言葉をもらい、さらにサカキに褒めてもらうためピカチュウと珍しいポケモンを強奪しようとする。DPまでのギャグ要素の高いキャラになり、変装することも多くなった。「うっそだ〜!」の台詞や落とし穴、吹っ飛ばされた際のコメントも復活したが、EDでゼーゲル博士からバスラオ型潜水艇の設計図を提供されている様子が描かれたり、作戦に使う仕掛けは上等な物が多いなどロケット団内の立場は相変わらず高いようである。が、バスラオ型潜水艇は従来のコイキング型同様、人力式である。 カントー地方へ帰還し、サカキへの報告を終えた後はBWシリーズで使っていた手持ちポケモンを預け、代わりに再びソーナンスを加えてサトシのピカチュウを追い、カロス地方へ進出する。以後はデコロラアドベンチャー同様、DPまでのようなキャラになるが、サカキと直接連絡を取り合ったり、目的を達成すると欲を張らずに即座に撤退を試みるなど、BWシリーズの立場の高さや有能さを見せることもある。 BW22話までの衣装は原作ゲームや他の団員と同一の黒を基調としたもの(ただし、原作ゲームや他の団員とは異なり、ムサシ、コジロウが着用しているものは白い制服の色違い)だったが、BW23話からは従来の白い制服を着用している。街中で行動する際は制服姿ではなく、黒のコートと帽子にサングラスが基本となっている。その他、SM編ではサトシ同様にムサシとコジロウのキャラクターデザインが若干変更された。恒例の口上については、当初はオリジナルのBGMが使われていたが、白い制服に戻ってからは一部の回を除きDPのBGMになっている。
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