1900年 - 1912年とは? わかりやすく解説

1900年(明治33年) - 1912年(明治45年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 15:22 UTC 版)

日本の鉄道史」の記事における「1900年明治33年) - 1912年明治45年)」の解説

1900年明治33年4月8日 : 山陽鉄道により、日本初寝台車登場国鉄初の寝台車登場したのは1900年明治33年10月1日1904年明治37年) : 自動信号機使用が始まる。保安性の向上に貢献した1904年明治37年大阪市電日本初2階建車両登場戦後、「ビスタカー」などの観光特急や、「Max」など長距離車両通勤用車両にも使用されるようになった8月24日 : 甲武鉄道(後、中央本線一部)が、蒸気列車併用して電車の運行開始郊外電車路面電車を除く電車)の始まりといえた。 1905年明治38年4月12日 : 阪神電気鉄道大阪出入橋) - 神戸雲井通)間が開業それまで私鉄1900年明治33年)に公布された「私設鉄道法」に基いて建設が行われていたが、この阪神電鉄路面電車と同じ軌道として建設された都市高速電車であった以後京阪電気鉄道京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)など類型私鉄会社次々と誕生することになる。 1906年明治39年3月31日 : 鉄道原則国有化定めた鉄道国有法公布される。日清戦争・日露戦争経て軍事需要増加した際などには全国一元輸送が行えるようにしたほうが好ましいと判断されたことや、関西鉄道のように国鉄線と激し競争行って経営が傾くような私鉄があったこと、人口少な地域では鉄道運賃高くなることから全国一律運賃体制を望む地方民の声があったことなどにより、明治初め頃から井上勝などが何度も主張していたことが、ようやく実ったのである。これにより主要17私鉄翌年までに国有化され私鉄線地方輸送を行うものだけが残ったことから、国鉄線対私鉄線シェアそれまでの3:7から9:1へと大きく変わり国有鉄道主導による輸送体系が確立されることになる。 1909年明治42年10月12日 : 国有鉄道線路名称制定され現在の常磐線などの名がこの時生まれた。 1910年明治43年3月10日 : 箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)が、現在の宝塚線箕面線に当たる路線開業させる。この会社の代表であった小林一三は、乗客誘致のために沿線郊外住宅地分譲行った遊園地開設したりと、現在の私鉄経営モデルをつくり上げた。 4月21日 : 地方鉄道整備促進するため、「軽便鉄道法」を制定公布従来からの私鉄建設のための法令である「私設鉄道法」に比べて簡略な内容になっており、以後この法に基く軽便鉄道各地建設されるうになる1911年明治44年3月27日 : 軽便鉄道建設促進するため、政府補助を行う「軽便鉄道補助法公布1912年明治45年5月11日 : 信越本線横川駅 - 軽井沢駅間で、アプト式電気機関車EC40形が使用開始される本線用の営業運転では日本初電気機関車でもあった。この区間電化された背景には、トンネル区間における蒸気機関車煤煙問題大きかったことがあげられる6月15日 : 新橋駅 - 下関駅間で、日本初となる特別急行列車特急列車)が運行開始下関関釜連絡船連絡し釜山から朝鮮満州シベリア朝鮮鉄道南満州鉄道シベリア鉄道)を経由してヨーロッパに至る欧亜連絡ルート一部構成する目的運行開始された。日本ヨーロッパの間を往来する旅客主眼置いて設定されたため、外国対す日本国威を示す宣伝塔の役割負っていたとされ、運転開始当初一等車二等車のみの編成一般人乗る三等車連結されないなど、まさに「特別」な性格持った列車であった

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