英雄時代の遠征で死亡した者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 14:39 UTC 版)
「南極探検の英雄時代」の記事における「英雄時代の遠征で死亡した者」の解説
南極探検の英雄時代に遠征中に19人の隊員が死亡した。この中で4人は南極の経験に関わらない病死であり、2人はニュージーランドでの事故死だった。残り13人が南極大陸あるいはその近くで死んだ。 遠征氏名国死亡日場所原因脚注ベルギー南極遠征 ウィーンケ, カール・オーガストカール・オーガスト ウィーンケ ノルウェー 1898年1月22日 サウス・シェトランド諸島 船上から波に攫われ溺死 ダンコ, エミールエミール ダンコ ベルギー 1898年6月5日 ベリングスハウゼン海 心臓病 サザンクロス遠征 ハンセン, ニコライニコライ ハンセン ノルウェー 1899年10月14日 ケープアデア 腸管疾患 ディスカバリー遠征 ボナー, チャールズチャールズ ボナー イギリス 1901年12月2日 ニュージーランドのリトルトン港 マストから墜落 ビンス, ジョージジョージ ビンス イギリス 1902年3月11日 ロス島 氷の崖から滑落 スコットランド国営南極遠征 ラムジー, アランアラン ラムジー イギリス 1903年8月6日 サウス・オークニー諸島 心臓病 テラノバ遠征 エバンス, エドガーエドガー エバンス イギリス 1912年2月17日 ベアードモア氷河 頭を負傷、飢え、寒さ オーツ, ローレンスローレンス オーツ イギリス 1912年3月17日 グレート・アイス・バリア 飢えと寒さ スコット, ロバートロバート・スコット イギリス 1912年3月29日 グレート・アイス・バリア 飢えと寒さ ウィルソン, エドワードエドワード ウィルソン イギリス 1912年3月29日 グレート・アイス・バリア 飢えと寒さ ボワーズ, ヘンリーヘンリー ボワーズ イギリス 1912年3月29日 グレート・アイス・バリア 飢えと寒さ ブリッセンデン, ロバートロバート ブリッセンデン イギリス 1912年8月17日 ニュージーランド、アドミラルティ湾 溺死 第二次ドイツ南極遠征 バーゼル, リチャードリチャード バーゼル ドイツ 1912年8月8日 ウェッデル海 梅毒 オーストラリア南極遠征 ニニス, ベルグレイブベルグレイブ ニニス イギリス 1912年12月14日 ジョージ5世ランド クレバスに墜落 マーツ, ザヴィアザヴィア マーツ スイス 1913年1月7日 ジョージ5世ランド ビタミンA過剰症 帝国南極横断探検隊(ロス海支隊) スペンサー=スミス, アーノルドアーノルド スペンサー=スミス イギリス 1916年3月9日 ロス棚氷 寒さと壊血病 マッキントッシュ, イニーアスイニーアス・マッキントッシュ イギリス 1916年5月8日 マクマード・サウンド 海氷の間に転落 ヘイワード, ビクタービクター ヘイワード イギリス 1916年5月8日 マクマード・サウンド 海氷の間に転落 シャクルトン=ローウェット遠征 シャクルトン, アーネストアーネスト・シャクルトン イギリス 1922年1月5日 サウスジョージア 心臓病 この他に、南極から帰った直後に5人が死んだ(これには第一次世界大戦従軍で死んだかなりの数の者達を含んでいない)。 エンゲブレト・クヌドセン、ベルギー南極遠征の隊員、精神病の兆候を示し、回復することなく、1900年に死んだ ハーロフ・クロフシュタット、サザンクロス遠征の医師、1900年に死亡、死因不明 ヨルゲン・ピーターセン、サザンクロス遠征の一等航海士、1900年にオーストラリアから戻る船上で死亡 バートラム・アーミテージ、ニムロド遠征の隊員、1910年3月12日、自分で負った銃の傷がもとで死亡 ヒアルマー・ヨハンセン、アムンセン探検隊の隊員、1913年1月9日、自分で負った銃の傷がもとで死亡
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