1900–1944年
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「熱力学の年表」の記事における「1900–1944年」の解説
1900年 - マックス・プランクが光は離散周波数で放射されることを提案し、黒体放射の法則を与える。 1905年 - アルベルト・アインシュタインが量子の実在性が光電効果を説明するであろうと主張する。 1905年 - アルベルト・アインシュタインがランダムな分子運動の結果であるブラウン運動を数学的に解析する。 1906年 - ネルンストが熱力学第三法則の定式化を発表する。 1907年 - アインシュタインが量子論を用いてアインシュタイン模型の熱容量を推定する。 1909年 - コンスタンティン・カラテオドリが熱力学の公理系を展開する。 1910年 - アインシュタインとスモルコフスキー(Marian Smoluchowski)が気体中の密度ゆらぎによる減衰係数のアインシュタイン-スモルコフスキー公式を見出す。 1911年 - ポール・エーレンフェストとTatjana Ehrenfest–Afanassjewaがボルツマンの統計力学に関する古典レビューBegriffliche Grundlagen der statistischen Auffassung in der Mechanikを発表する。 1912年 - ピーター・デバイが低周波フォノンを許容することにより熱容量推定を改良する。 1916年 - シドニー・チャップマンとディヴィド・エンスコッグが気体運動論を体系的に発展させる。 1916年 - アインシュタインが原子スペクトル線の熱力学を考察し、誘導放出を予測する。 1919年 - ジェームズ・ジーンズが運動の動力学的定数は粒子系の分布関数を決定することを発見する。 1920年 - メグナード・サハ がサハの電離式を提出する。 1923年 - デバイとエーリヒ・ヒュッケルが電解液の溶解度に関する統計処理を発表する(デバイ-ヒュッケルの式)。 1924年 - サティエンドラ・ボースがアインシュタインにより翻訳された論文でボース分布関数を導入する。 1926年 - エンリコ・フェルミとポール・ディラックがフェルミオンに対してフェルミ・ディラック分布を導入する。 1927年 - ジョン・フォン・ノイマンが密度行列表現を導入し、量子統計力学を確立する。 1928年 - ジョン・バートランド・ジョンソンが抵抗のジョンソン・ノイズ(熱雑音)を発見する。 1928年 - ハリー・ナイキストが抵抗のジョンソン・ノイズを説明する関係式である揺動散逸定理を導出する。 1929年 - ラルス・オンサーガーがオンサーガーの相反定理を導出する。 1938年 - アナトリー・ウラソフが集団長距離相互作用を持つ粒子集団を正しく動的記述するためにウラソフ方程式を提案する。 1939年 - ニコライ・クリロフとニコライ・ボゴリューボフが古典力学と量子力学の単一スキームにおけるフォッカー・プランク方程式の最初の整合した微視的導出を行う。 1942年 - ジョゼフ・L・ドゥーブ(Joseph Leo Doob)がマルコフ過程に関する定理を発表する。 1944年 - オンサーガーが相転移を含む2次元イジングモデルに対して解析解を与える。
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