フェルミオンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > フェルミオンの意味・解説 

フェルミオン【fermion】

読み方:ふぇるみおん

フェルミ粒子(りゅうし)


フェルミ粒子

(フェルミオン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 00:22 UTC 版)

フェルミ粒子(フェルミりゅうし)は、量子力学上の粒子の分類のための呼称であり、 半整数 (1/2, 3/2, 5/2, …) 倍の強度のスピン角運動量を伴う粒子を指す。フェルミオン(Fermion)とも呼ばれる。代表例として電子が挙げられる。名称はイタリア=アメリカの物理学者エンリコ・フェルミ (Enrico Fermi) に由来する。




「フェルミ粒子」の続きの解説一覧

フェルミオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 02:19 UTC 版)

標準模型」の記事における「フェルミオン」の解説

標準模型のフェルミオン粒子記号表現クォークQ (3,2)1/6系列反クォークU (3*,1)-2/3系列反クォークD (3*,1)1/3 レプトンL (1,2)-1/2 反荷電レプトンE (1,1)1 フェルミオンは強い相互作用をするクォークと、強い相互作用をしないレプトン分けられる。さらに、クォークレプトンは、それぞれ左手型(left-handed)粒子右手型(right-handed)粒子分類することができる。標準模型における左手粒子電弱相互作用ウィークアイソスピンを持つが、右手粒子持たない。そのため、左手粒子右手粒子ではゲージ相互作用の形が異なり標準模型ゲージ相互作用に関してカイラル理論となっている。また、この性質のために、電弱対称性ヒッグス機構によって破れないかぎり、全てのクォークレプトン質量を持つことができない全てのクォーク荷電レプトンは、ヒッグス機構によって質量獲得するニュートリノ標準模型範囲内では質量を持つことはない フェルミオンは左手クォーク左手レプトン右手アップクォーク右手ダウンクォーク右手荷電レプトン世代呼ばれるグループ構成する一般にゲージ相互作用を含む模型については、カイラルアノマリーと重力アノマリー相殺されている必要があるが、世代構成するフェルミオンの間でアノマリー相殺される構成になっている標準模型は、3世代のクォークレプトン存在する小林・益川理論によると、フェルミオンの混合によりCP対称性破れるためには3世代以上のフェルミオンが必要である。実際に、フェルミオンの混合起因するCP対称性の破れ実験確認されており、標準模型による予言良く一致することが確かめられている。

※この「フェルミオン」の解説は、「標準模型」の解説の一部です。
「フェルミオン」を含む「標準模型」の記事については、「標準模型」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「フェルミオン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「フェルミオン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フェルミオン」の関連用語

フェルミオンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フェルミオンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフェルミ粒子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの標準模型 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS