1階 - その他の施設・展示物
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「鉄道博物館 (さいたま市)」の記事における「1階 - その他の施設・展示物」の解説
プロムナード メインエントランス付近の入館料無料の展示スペースで、明治期の鉄道車両の輪軸の実物やドイツ国鉄01形蒸気機関車とD50形の動輪の比較展示、キッズプラザ(旧ラーニングホールの「駅構内ラボ」)に展示されている103系クハ103-713が使用したTR212形台車の分解展示や、側壁にD51 426号機のカットモデル(旧交通博物館展示車両)が設置されている。また、床のタイルの一部は東北新幹線の成長(2002年の八戸開業まで)を時刻表で表現している。屋根のオブジェも東北新幹線の開業時のダイヤグラムをモチーフとしている。側壁の一部にレンガで組まれたアーチがあるが、これは交通博物館があった旧万世橋駅付近の高架橋をモチーフとしており、交通博物館の後継施設であることを象徴している。 また、2012年5月23日からは開館当初ノースウィング内のノースギャラリーに展示されていた167系のモックアップ「クハ167形 修学旅行電車なかよし」が、ノースギャラリーを「てっぱく図書室」に改装するために、当プロムナードに移設されてきた。車内の扇風機は壁面のスイッチで操作可能。 キッズプラザ 2017年4月にラーニングホールをリニューアルする形で誕生、未就学児から小学生向けの施設として、ラーニングホールで利用されていた103系を活用した「なりきりゾーン」、旧キッズスペースに相当する「プラレールゾーン」、壁面へ絵を描ける「おえかきゾーン」、3歳児迄の「乳幼児ゾーン」で構成される。また、飲食施設として「キッズカフェ(ジェイアール東日本フードビジネスが運営、メニューは同社が展開するファストフード店『ベッカーズ』のメニューをベースとしている)」を備える。 ミニ運転列車 屋外のミニ運転パーク(旧称・「パークゾーン」)にあり、1周約230mの軌道で長さ約2.4m・幅約1.2mの3人乗りミニ列車(E531系「常磐線」・E233系「上野東京ライン」・E235系「山手線」・EF55 1号電気機関車・新幹線E926形「East i」・E259系「成田エクスプレス」・E657系「ひたち」・HB-E300系「リゾートしらかみ」・EF510形「北斗星」)で運転体験ができる(車両は選べない)。 車両には自動列車制御装置 (ATC) または自動列車停止装置 (ATS) を備え、鉄道運転システムの安全性や正確性を学習することができ、隣接する運転指令室ではモニターを見ながら運行システムを理解することができる。外周はATC、内周はATS-P型によって制御されている。軌道上には4か所の駅があり、万世橋・汐留・飯田町・両国橋とかつて実在していた駅名が使用され、駅ナンバリング(RM)も振られている。ラインカラーは紫。これらの駅は停車しても通過してもよい(万世橋駅は必ず停車。ここで交代が行われる)。 2008年4月9日からは開館前計画の「体験展示予約器を用いた予約方法」であったが、東日本大震災以降は「整理券配布式」となった。 整理券の配布はミニ運転列車のレジ(原則)、またはメインエントランス前のエスカレータ付近(多客時)で行われていた。 2021年4月1日より運転シミュレータと同様にアプリによる抽選制となった。 利用料金は200円。悪天候時は安全のため運転が中止される。 現在活躍している車両は2013年頃から追加で導入された車両であり、それ以前の車両はそれらに置き換えられる形で引退した。開館当初は209系京浜東北線・205系埼京線・205系武蔵野線・E231系湘南新宿ライン・251系スーパービュー踊り子・E257系あずさ・253系成田エクスプレスの6系式7種だった。 てっぱくライン 旧称は「ミニシャトル」。本館の「ちゅうおう駅」と北館の「きた駅」を結ぶE2系1000番台を模したミニ列車。利用は無料。2015年1月2日現在、平日は往復運転・土休日は片道運転を行っており、往復運転時は、「きた駅」での乗降はできない。悪天候時は安全のため運転が中止される。 455ランチトレイン 旧称は「フレンドリートレイン」。国鉄457系電車モハ454-4・クハ455-2が設置されており、車内での飲食が可能。予約団体優先となっているが、予約がない場合は一般客の利用も可能。 183ランチトレイン 建物の南側屋外に2008年8月1日に設置された。ヒストリーゾーン南側屋外に183系クハ183-1009・クハ183-1020および189系モハ189-31・モハ188-31の計4両が置かれており、455ランチトレイン同様車内で飲食が可能。設置当初は館内から南に延びる形で4本の線路にそれぞれ1両ずつ置かれていたが、「てっぱくひろば(下記)」設置に伴う用地捻出のため先頭車+中間車の2両1組で西側の2本の線路にまとめられ、東側2本の線路は撤去されている。先頭車のヘッドマークは設置当初は「あずさ」・「さざなみ」だったが、「あさま」・「とき」、「かいじ」・「あずさ」、「しおさい」・「あずさ」を経て2021年6月現在は「踊り子」・「湘南新宿ライナー」に変更されている。 運転シミュレーター 車両ステーションの一角にD51形シミュレーターが設置されている。運転シミュレーターを参照。 この他、1階にはミュージアムショップ「TRAINIART(トレニアート)」、流政之作の彫刻「ぽっぽや」がある。
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