運転シミュレータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:11 UTC 版)
電車用4台、バス用1台が設置されている。そのうち、電車シミュレータ3台はリニューアルオープン時に音楽館によって製作・監修された。 電車(大型)10030系カットボディ 8000系 50050系 収録区間 伊勢崎線 急行・区間急行:北千住→東武動物公園(急行は50050系のみ) 伊勢崎線 普通:春日部→浅草 東上本線 急行:池袋→森林公園 東上本線 通勤急行:川越市→池袋 全シミュレータにおいて全収録区間を体験することが可能だが、来館者自身による路線選択は出来ない。 そのため、実際に運用されていない50050系の伊勢崎線の普通列車、東上本線での運転を体験できる。 ほぼ全路線・全行程において約5分で交代となるよう設定されている。しかし東上本線については池袋 - 成増間の運転時分が10分ほどかかるため、他のものと比べばらつきがある。 上記の理由により利用者からの不公平との苦情が少なくないため数年伊勢崎線のみが運転可能だったが、2014年現在は機器のトラブル防止のため、毎週火曜日にローテーションで行程の変更を行う。また3台のシミュレータのうち、必ず1台か2台は東上本線である。 伊勢崎線の急行・区間急行は運転区間の都合により、車内放送による行先設定は急行が久喜行き、区間急行が太田行きの設定になっている。 伊勢崎線の普通は終点浅草駅には3番線に到着するが、定期運行の普通列車は3番線には到着しないため、車内放送では「お出口は本日に限りまして3番線です。」という放送がされる。これは音楽館が製作している鉄道シミュレーションゲームTrain Simulatorでも同様である。 映像収録は東京スカイツリー開業前のため、2012年の開業以降シミュレータに「業平橋駅はとうきょうスカイツリー駅に名称変更となりました」という注意書きが追加されている。なお、路線の映像には建設初期(杭打ち段階)のスカイツリーが登場する。 実車の50050系は10両固定編成のため浅草駅には入線不可能だが、シミュレータ上では運転画面表示や停止位置を6両としたうえで使用されている。 かつて8000系のブレーキは非常ブレーキもかけることが可能であったが、2022年現在は非常ブレーキがかけられないように設定されている。 電車(ミニ)10030系ミニシミュレータ 10030系の運転台を模しており、当初はマスコンハンドルを加速側に入れると列車の展望走行映像が再生される簡易的なものであったが、現在はマスコンハンドルを操作しなくても走行映像が再生されるものになっている。 バス日野・RE120(前扉および運転席部分のカットボディ) 柏コースと川越コースの2種類が体験可能。 以前は、市街地路線と山岳路線の2種類が体験可能であった。 リニューアルオープン前の電車シミュレータ(大型)10030系カットボディ(伊勢崎線:浅草 - 新越谷) 8000系(伊勢崎線:浅草 - 草加) 8000系(東武東上線:志木 - 池袋) 8000系のシミュレータは1988年に収録したものである。10030系のシミュレーターは1988年に一度収録したが1997年頃に再収録したものである。 10030系は収録区間の都合により、浅草駅の3番線から発車していた。 東上線の8000系シミュレータはリニューアルオープン時に50050系のシミュレータと交換となった。
※この「運転シミュレータ」の解説は、「東武博物館」の解説の一部です。
「運転シミュレータ」を含む「東武博物館」の記事については、「東武博物館」の概要を参照ください。
「運転シミュレータ」の例文・使い方・用例・文例
- 運転シミュレータのページへのリンク