阪神のビジターゲームをデーゲームとして開催する場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 06:23 UTC 版)
「ABCフレッシュアップベースボール」の記事における「阪神のビジターゲームをデーゲームとして開催する場合」の解説
開始時間が高校野球中継の時間帯と重なるため、対戦球団の地元局が相互ネットか裏送り形式で制作する中継を、高校野球中継の予備カードに設定。中継予定の高校野球の試合が中止になった場合にのみ、予備カードからの昇格扱いかつ、オールスポットの「フレッシュアップベースボールスペシャル」として放送する。また、プロ野球中継枠の協賛スポンサーは土・日も含めて、ナイター枠の方に付く。2009年には、8月15・16日の巨人戦(東京ドーム)が該当。この年は前述の通り大会期間中の阪神戦を全試合完全制作したが、高校野球中継の予備カードとなったこの試合も同様だった(前日14日から引き続き岩本計介アナが東京ドームに派遣されていた)。その一方で15日のナイターの時間帯には「オリックス対ソフトバンク」をRKBとの2局ネットで放送したが、実況・リポーターはRKBのアナウンサーが担当した。 2013年には、8月10・11日の中日戦(ナゴヤドーム)が該当(ナイトゲームであった9日の同カードはSF制作の中継を相互ネット形式で放送)。両日ともCBC制作の相互ネット中継を予備カードに設定したが、高校野球の中継予定カードが全試合開催されたため、ABCでは中日戦を放送できなかった(2試合とも延長戦にもつれ、ナイターの広島対巨人戦の中継開始時にも継続されていたが、阪神戦は放送せず、そのまま広島対巨人の中継を行った)。ただし、阪神側のベンチリポートを務めるABCのアナウンサーは、通常通りCBCローカルの中継に出演した。 2015年には、8月9日(日曜日)のDeNA戦(横浜)と16日(日曜日)の東京ヤクルト戦(神宮)が17:00開始の薄暮デーゲームであったため、当該時間帯と重なる高校野球中継を16:59で終了(前述)。両日とも、17:00から55分間は「フレッシュアップベースボールスペシャル」、以降は定時放送扱いでQRからの裏送り中継を放送した(ABCからは実況・ベンチリポート担当のアナウンサーや解説者を派遣せず)。上記カードはいずれもNRNのナイターネット指定試合であったが、実際にはABCのみで放送していた ため、中継では「文化放送プロ野球速報」を「ABCナイター速報」として挿入していた。9日放送分では、DeNA戦中止時の予備カードとして、ロッテ対ソフトバンク戦(17:00開始)を設定。予備カードも中止になった場合には、『SET UP!!』の放送を予定していた。いずれの場合にも、17:55まで高校野球を中継した後に、定時のナイトゲーム中継枠で放送する予定だった。実際にはDeNA戦が定時の中継枠内で終了したため、中継終了後の後座パートは、ABCのスタジオからではなくQRの本社スタジオから放送。高橋将市(同局アナウンサー)がABC向けに、20:56まで中継のダイジェスト・他カードの結果を伝えた。 16日放送分では、東京ヤクルト戦の中止に備えて、2つの予備カードを設定。予備カードを含めた全試合が中止になった場合には、9日と同様の体制で『SET UP!!』の放送を予定していた。実際には東京ヤクルト戦が定時の中継枠内で終了したため、中継終了後の後座パートは、当時開催中だった「広島対DeNA戦」の中継は行わず、ABCのスタジオから当日のスタジオアシスタント・白ヶ澤香織の進行で20:56まで放送した。 2016年には、8月20・21日の巨人戦(東京ドーム)が該当。19日のナイターは前述の通りLFからのネット受けであったが、この両日はTBS・QR・RFのいずれも中継予定がなく、既に1日当たりの試合数も少ない時期になっていたため、2009年同様にABCが自社で高校野球中継の予備を配置することになり、中田良弘と平岩康佑アナが東京ドームに派遣され、高校野球が終了後、ないしは雨天などの試合中止時に中継を行うことになっていた。実際には20日のみ、試合途中の15:50から『フレッシュアップベースボールスペシャル』扱いで中継が行われた。なお、ナイターの時間帯にはNRN本番カードの「広島対ヤクルト」(RCC制作。21日は事実上同局との2局ネット)を放送し、阪神戦中継が実現しなかった21日についてはナイターの後座パートで、平岩の実況による録音音源を用いて当該試合の回顧を行った。 2017年には、8月19・20日の中日戦(ナゴヤドーム)が該当。高校野球が休養日か中止となって結果的に開催されないか、試合が行われて早終了となった場合に限りCBCからのネット受けで放送することになっていた。また、ナイター枠では「広島×ヤクルト」戦(中国放送制作・NRNナイターをネット。LF-MBS向けはLFの乗り込み制作)が放送される日程が組まれた。実際には雨天順延のため両日共に高校野球中継が組まれ、高校野球中継が終了した時点で試合が続いていた20日のみ17:55から阪神戦の中継を行ったのち、RCC制作のナイター本番カード「広島×ヤクルト」戦に飛び乗った。 2019年には、8月17・18日の巨人戦(東京ドーム)が該当。いずれもRFが裏送り方式で中継を制作したが、ABCからも解説者(中西清起)のみ派遣させていた。当初の計画では、17日(土曜日)開催分を高校野球準々決勝中継の予備カードとして扱う一方で、高校野球の休養日が設定されていた18日(日曜日)開催分のみ巨人戦の中継を予定していた。しかし、15日(木曜日)に組まれていた高校野球3回戦が令和元年台風第10号の接近に伴って中止になったため、高校野球の大会日程を(予備日を含めて)翌16日(金曜日)から1日ずつ順延。この措置に沿って、16日・17日に3回戦、18日に準々決勝が開催された。その結果、上記の巨人戦については、3連戦の初戦(16日開催分のナイトゲーム)でLF制作のNRNナイター向け中継を同時ネット方式で放送するだけにとどまった。 2021年には、8月21・22日の中日戦(ナゴヤドーム)が該当。高校野球が休養日か中止となって結果的に開催されないか、試合が行われて早終了となった場合に限りCBCからのネット受けで放送することになっていた。また、ナイター枠では「広島×ヤクルト」戦(中国放送制作・NRNナイターをネット)が放送される日程が組まれた。実際には大会期間中の天候に恵まれず、度重なる順延・日程変更を重ねたため、両日共に高校野球中継が組まれ、21日は「広島×ヤクルト」戦のみを放送。22日はその「広島×ヤクルト」戦も中止となったため、ナイターの時間帯には文化放送からの裏送り番組『SET UP!!』を放送した(ABC以外は別の予備番組となるため、事実上ABC向けのみの裏送り放送であった。『SET UP!!』の放送自体も2012年9月23日以来9年ぶりであった)。 なお、2013年から2015年の大会期間中の土・日曜日には、火 - 金曜日の『野球にぴたっと。』に相当する番組として『ABCフレッシュアップベースボール タイガースにぴたっと。』を17:52 - 17:55に編成。当番組のスタジオ担当が、(阪神戦がナイトゲームの場合には)スターティングメンバーや、(阪神戦がデーゲームの場合には)試合の経過を手短に伝えた。なお、2013年には月曜日にも、道上洋三の出演・事前収録による『タイガースにぴたっと。』を放送していた。2016年は当該時間帯にリオデジャネイロオリンピック関連の民放ラジオ統一番組『VIVA! リオデジャネイロオリンピック』を放送するため、『タイガースにぴたっと。』を含めた高校野球4試合日の前座ミニ番組は編成されず、2017年は前座ミニ番組無しでそのまま開始するようになった。
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