邪神界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 20:40 UTC 版)
「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」の記事における「邪神界」の解説
メルサイス 『暴虐の女神』と呼ばれる、背中に黒い翼とまだら色の髪を持つ女性。ブノゲオスやグランドレオンからは「まだら髪の悪魔」と呼ばれている。 温かみのある表情を浮かべているが、内心では自分を追放した統一神界を怨んでおり、統一神界を滅ぼすための準備をしていた。 元は統一神界に住む神の一人。かつて最奥神界の神々に申し上げた願いが決裂したことで自分と同じ考えを持つゼトや他の神々と共に第一次神界統一戦争(アルマゲゼーダ・ファースト)を引き起こした。しかしイシスターを擁するヴァルキュレに、自分に荷担した神々もろとも敗北、神界統一戦争(アルマゲゼーダ)を起こした戦犯として最奥神界より堕天の刑を受けて追放された。 その後は統一神界に対する怨みの念から覚醒した暴虐の力で、数多くの捻曲世界の中で『神域の勇者が狂戦士化の後、未だに生きている世界』を見つけ出し、その世界から神域の勇者を連れ出した。さらにイクスフォリアでは、水晶玉を通じる、または対象の精神世界へ介入するなどをしてアルテマイオスやイクスフォリアの魔王の幹部達に指示を送ったり、自らの力を与えるなど、統一神界に復讐するための暗躍を繰り広げた。 リスタルテがセレモニクの呪いから逃れた後、彼女の精神世界に意識体として現れ、「竜宮院聖哉は大切な者をもう一度失う。」と言葉を残して消え、聖哉達が賢者の村に来た時はイメルという村人の亡霊として現れ、聖哉にアルテマイオスを倒したらもう一度此処に来て欲しいと告げた。その後アルテマイオスが聖哉に倒されると、アルテマイオスの魂を吸収し意識体から具現化、同時に力も飛躍した状態で精神世界にて聖哉とリスタの前に現れ、「正しい世界を作らないか」と誘うがリスタルテに拒絶され、捻曲世界から連れ出した神域の勇者を二人の前に出し、「キリコを復活出来る」と再び誘うも今度は聖哉に牽制されたため、神域の勇者を連れて姿を消した。 捻曲世界を作った後は異世界の捻曲キルソーサにいる。 スキル・特技一覧 捻曲せよ天意流動体(スルー・ザ・ネヴァー) メルサイスが持つ暴虐の力。自分に都合良く捻れている捻曲世界を作り出すことや、救済された世界に邪神を送り込み、その世界を捻曲させることが出来る。 冥王ハティエスによれば、神界に対するメルサイスの怨みの念が暴虐の真の力を覚醒させた。 神域の勇者 過去にメルサイスによって召喚、その後メルサイスの担当となった元勇者の女性。歴代勇者記念館に彼女の肖像画や名前は無く、称号のみしか無いため現時点での本名は不明。 『一億年に一人の傑物』と呼ばれており、冥王ハティエスからも「神界開闢以来、最強の勇者」と言われるなど、聖哉以上の才を持つ。過去に『状態狂戦士(ステイト・バーサーク)』をマスターした人間は彼女のみだったが、元の世界で狂戦士段階を三つ以上進めた結果、魂が崩壊・消失し、存在しなくなった。捻曲世界の神域の勇者 メルサイスが暴虐の力で捻曲世界から連れてきた勇者。体から赤黒い狂気のオーラが発散されている女性で、『状態力を飛躍させて狂戦士(ステイト・バーサーク)』を第四段階のフェイズ・フォースまで上げることが出来る。 冥王ハティエスによれば人の形はしているものの、混沌とした狂気に魂を完全に犯され、人間では無くなっている。 スキル・特技一覧 状態狂戦士(ステイト・バーサーク) 状態狂戦士・第四段階(ステイトバーサーク・フェイズフォース) ゼト アデネラを彷彿とさせるざんばら髪で、迷彩服を着た戦の女神。アデネラ以上の異常性を持ち、次の神界統一戦争(アルマゲゼーダ)に向けて井戸の中で演習している。また、第一次神界統一戦争(アルマゲゼーダ・ファースト)でアデネラに敗れたことから、双方に並々ならぬ確執がある。 戦闘能力は、アデネラに敗れたとはいえかなり高く、また『状態狂戦士(ステイト・バーサーク)』の第三段階であるフェイズ・サードを使用できる。 かつて第一次神界統一戦争(アルマゲゼーダ・ファースト)では、メルサイスが指揮する隊に入っていたが、メルサイスはヴァルキュレに、ゼトはアデネラに敗れたことでメルサイス側は第一次神界統一戦争(アルマゲゼーダ・ファースト)に敗北、メルサイスは統一神界を追放されたうえ、ゼト自身もイシスターによって井戸の中に結界を張られて閉じ込められた。 井戸を出て第二次神界統一戦争(アルマゲゼーダ・セカンド)を開始するため、能力値の限界を超える方法を会得しに来た聖哉に、『状態狂戦士(ステイト・バーサーク)』を暇だからと教えつつ、狂戦士状態の聖哉を操って井戸の結界を壊させようとしたが、元から聖哉自身が「戦いにしか興味のない人間」であるため操れず、さらに聖哉の狂戦士状態も彼自身に解除されたことで目論見は失敗、それでも「戦いこそが生き甲斐の同志」という理由で、聖哉に『状態狂戦士(ステイト・バーサーク)』の危険性を伝えた後、「『捻じ曲がった時空』で互いの健闘を讃えあう」と謎の言葉を放った。 その後、何らかの方法で井戸に張られた結界から脱出、闘技場に乱入しヴァルキュレの破壊の拳から神域の勇者を守り、アデネラとそのまま激突した。 スキル・特技一覧 状態狂戦士(ステイト・バーサーク) 状態狂戦士・第三段階(ステイトバーサーク・フェイズサード) 魔力を除く全てのステータスが倍加する方法。第一段階から第四段階まで存在し、段階が上がる毎に倍加する数値も上がる。 ただし、人間が使った場合は精神汚染に耐えられず、どうにか耐えた者も脳に異常をきたしてしまうほか、バーサーク中は魔法や特技は一切使えず、さらに能力値を四倍にする第三段階のフェイズ・サードは確実に脳が崩壊して廃人となるうえにバーサークの傷跡は魂にも刻まれ、例え会得した人間が死んで元の世界に戻れたとしても、後遺症は残るなどの危険性があるため、イシスターにより他の人間が会得させないようにした。 ゼトは、第三段階のフェイズ・サードまで上げることが出来るが、メルサイスが捻曲世界から連れてきた神域の勇者は第四段階のフェイズ・フォースまで上げることが出来る。 マリオネルダ 邪神の一人で幻惑の邪神と呼ばれている。当初は血塗れのエルルの姿をしていたが、その本体は巨大な黒い影の魔物。 物理法則を超えるメルサイスの暴虐の加護に、幻惑の邪神としての自身の力も加わっているため、かなりの邪悪なオーラを放つ。 メルサイスの暴虐の力により神界が崩壊した時、全捻曲世界の要であるSランク世界の歪みを固定させ、さらにいずれ来るであろう聖哉達を殺すため、彼女に十数年前のゲアブランデに飛ばされた。竜の里でエルルが竜穴奈落に落ちてその身をイグザシオンへと変えた際に彼女と入れ替わり、さらに死にきれないエルルを演じてマッシュ自身に殺害させることで心に深い傷を負わせ、マッシュを魂ごと支配、彼に残虐の限りを尽くさせた。 その後もエルルの亡霊を演じながらマッシュを操り続けたが、リスタルテの力で倒すべき元凶を見つけた聖哉が、マッシュの魂を取り戻すためにわざと挑発的な戦闘をし、対するマッシュがイグザシオンを捨ててまで立ち向かうなどかつての自分を取り戻すようになったことでマッシュに見切りをつけ、喉元に食らいついて重傷を負わせた後本性を現し、自身の正体と目的を明かした。『強制幻死空間(インフィニット・ドリーマー)』を使用して聖哉を追い詰めようとしたが、聖哉が体から眩いオーラを拡散させたことで通用せず、逃走を図るも『浄化光輝檻(ケージ・トゥ・パージ)』で拘束されたうえに『永続反射貫光(ラスティング・レイ)』を受け続けたことで体が崩壊、断末魔の悲鳴を上げながら消失した。 スキル・特技一覧 強制幻死空間(インフィニット・ドリーマー) 相手に幻術を掛ける技。ただの幻術ではなく、マリオネルダに近付けば近付くほどその威力は増していき、さらには痛覚すら感じるようになる。
※この「邪神界」の解説は、「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」の解説の一部です。
「邪神界」を含む「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」の記事については、「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」の概要を参照ください。
- 邪神界のページへのリンク