運用と変遷とは? わかりやすく解説

運用と変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 05:33 UTC 版)

京阪2000系電車」の記事における「運用と変遷」の解説

1959年8月6日より運用開始した登場時は2000型2両を基本として、主に4両編成で普通や区間急行中心に運用された。1次車24両が出そろい、まとまった編成確保できたことから、翌1960年3月京阪線ダイヤ改正実施され枚方市駅 - 天満橋駅間の区間急行昼間時は本系列の限定運用となった。この区間急行はその性能生かして、同区間停車駅が9駅少な急行当時の駅数)より5分30秒長いだけの2730秒結んだ。 また宇治線三条駅 - 宇治駅列車宇治線折り返し列車一部を含む)も昼間時は原則的に本系限定運用となった。ただし当時設定されていた宇治 - 奈良電気鉄道線(後の近鉄京都線直通普通に性能車両限界相違から2200系などと同様に運用不可能だった。しかし1962年中書島駅構内付近脱線事故起こし本系列はごく僅かな期間であるが宇治線での使用中止したことがあった(直ち解除)。なお、交野線への入線当時変電所容量の関係で全電動車両の入線ができなかったため、あまり運用実績はなかった。 1966年製造車両は、混雑緩和目的に扉付近座席短くし、立席スペース増やしているほか、ドアエンジン変更された。 この時期2000型の前頭部(前照灯の上)には滑り止め由来する砂地処理」が施されていたが、1970年代初期にこの施工取りやめられた。 1971年には、フランス・フェブレ社製のシングルアーム型パンタグラフ試験的に2000型1両に装着した。これは(路面電車以外の高速鉄道向けでは)日本で初の事例だったが、採用には至らず現品製造元返された。 2100型のうち、最初に製造された5両は、将来電動車化を前提付随車として登場したが、最終的に電動車化は断念され、1972年から1973年にかけて2150型に改番された。この経緯は、当初電動車方式による高加減速意図したものの、後に将来電動車化を想定した付随車組み込み最終的に電動車化は断念された形となった国鉄101系電車類似するまた、乗客増加伴って編成長くする必要が生じたため、2000型の最後10両から運転台簡易撤去され2100型組み込まれた(運転台車掌台の仕切りそのまま残され乗務員室扉は溶接しただけで、前照灯撤去されなかった)。なお、付随車挿入され編成については高加減速はないため、同じ2000系であっても2000系限定運用には就かず旧型車と同様に急行臨時特急、および定期特急での特急車代走などでも使用した当時方向幕がなかったため臨時特急では正面鳩マークと「臨」標識1970年代前半頃までは左右両方表示1970年代中頃以降左右いずれか片方のみに表示)を取り付けていた。 1971年6月20日ダイヤ改正区間急行大和田駅特急待避を行うダイヤ変更され本系列の限定運用解除された。ただし、その後も本系列はその性能から4 - 7両の編成で各線の普通列車中心に運用された。また臨時列車淀屋橋駅 - 宇治駅直通臨時急行宇治号その他の列車愛称であった時期もあり)」で6両編成運用したことがある当時宇治駅最大6両編成までの対応だった(ただしホームは5両編成分の長さであった)。 1971年には、2200系編成組替余剰となった制御車2251~2253の3両が運転台簡易撤去して2000系組み込まれ、翌1972年に2150型2156~2158に改番されて正式に2000系編入され本系列は総計103となったこの間ATS側面種別表示幕・列車無線取付改造なされている。

※この「運用と変遷」の解説は、「京阪2000系電車」の解説の一部です。
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