近現代:商業地とは? わかりやすく解説

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近現代:商業地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 06:28 UTC 版)

呉服元町」の記事における「近現代:商業地」の解説

呉服元町現在の地名となったのは、住居表示実施され1969年昭和44年12月1日からである。この範囲1889年明治22年佐賀市市制施行から1969年まで、呉服町元町中央マーケットを含む)の全域および、大財町(大財三区および六反田)、上芦町高木町千代町(旧・蓮池町)、東魚町の各一部であった近代に入ると呉服町付近佐賀市商業地として興り銀行等も店舗構えた大正期から、不動貯金銀行佐賀支店肥前銀行本店所在した。昭和に入ると、中・大型の商店建ち始める。 最初大型商店は「丸木呉服店」で、昭和初期4階建ての店舗有したが、1933年昭和8年)に古賀銀行破綻煽り受けて閉店する跡地には玉屋進出同年末、5階建ての店舗有し当時九州5番目の百貨店となる「玉屋呉服店」が開業、翌1934年昭和9年)には「佐賀玉屋」に改称する佐賀玉屋は、終戦から20年後の1965年昭和40年)に中の小路中央大通り沿いに移転するまで、南里呉服店とともに佐賀市随一大型店であった戦後1963年昭和38年)に呉服町名店街アーケード設置した。また1966年昭和41年)からは、呉服町名店街元町商店街近隣白山商店街など合同夏の夜市「さが銀天夜市」を開始するなど、昭和40年代商店街安定して拡大していった。 一方玉屋移転後1960年代後半から、佐賀市中心市街地では大型店出店が相次ぎ呉服町呉服元町)も同様であった。。 1970年昭和45年)、5階建て衣料品店ミヤコ」が開業1974年昭和49年)、南里4階建ての衣料品店南里本店」を新築開業した1979年昭和54年)には、明治後期から呉服町商店構えていた「窓乃」が寿屋共同大型店開業下層階核店舗として寿屋スーパー上層階に窓乃衣料品エリア入居する形を採った。 対す商店街では、昭和50年代に入ると店舗多く卸売業中心から小売業中心へとシフトしていった。こうして中小商店街大型店競争起こったが、中心市街地全体でも同様の傾向で、この地域小売業昭和50年代最盛期迎えた見られている。 昭和60年代に入ると小売業店舗郊外への拡散が始まる。1987年昭和62年)には、紳士服店や家電量販店郊外バイパス沿いに相次いで進出した1991年平成3年)の大規模小売店舗法大店法改正はこれを加速させる。 こうして中心市街地空洞化衰退進んだ呉服元町では、1999年平成11年)に南里本店閉店し寿屋佐賀店が撤退、さらに佐賀銀行呉服町支店老朽化した店舗から撤退し大財1丁目に新築移転した2005年平成17年)には窓乃閉店する2004年平成16年)に元町商店街協同組合が、2008年平成20年)には呉服町名店街協同組合それぞれ解散、翌2009年平成21年)には呉服町アーケード撤去された。 これに歯止めをかける活性化策として、窓乃跡地佐賀県国保会館誘致され2013年完成2010年には住民商店主らにより「街なか再生会議」が発足別に設立されまちづくりNPOまちづくり機構ユマニテさがと共に民間アイデア活性化立案始めた空き店舗の利用南里本店跡など空き地でのコンテナ型のチャレンジショップ提供などの施策効果挙げ呉服町空き店舗率は2010年から2016年にかけて5割から3割に低下した

※この「近現代:商業地」の解説は、「呉服元町」の解説の一部です。
「近現代:商業地」を含む「呉服元町」の記事については、「呉服元町」の概要を参照ください。

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