コンテナ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 16:42 UTC 版)
従来データセンターは耐震・防災性能や電力・通信回線の要求を満たす必要性などから、それらの性能を満たす専用の建物に設置するのが一般的であったが、2000年代後半あたりから海上コンテナをベースに改装したデータセンターが現れるようになっている。 コンテナ型データセンターはコンテナベースであるが故にトレーラーや船舶等での輸送が容易であり、移動後も外部電源や通信回線をつなぎこめば即データセンターとして利用が可能、また空調設備等も含めたデータセンターとしての機能全般がパッケージ化されていることから、必要に応じて増設が容易であるといった利点を持つ。一方で耐震・防災性能等、設置条件にもよるが、従来型のデータセンターに劣る部分もある。 一般的には2006年にサン・マイクロシステムズが発表した「Project Blackbox」(現在のSun Modular Datacenter)がコンテナ型データセンターの先駆けとされたが、実際にはそれ以前の2005年にGoogleがコンテナ型データセンターを実用化していた。「Project Blackbox」の発表後、ライバル企業も相次いでコンテナ型データセンターに参入し、現在では多数の大手ITベンダーが同種のソリューションを発売している。 日本では建築基準法による規制の関係からコンテナ型データセンターの利用が難しいとされてきたが、2011年3月に規制が緩和され、コンテナ型データセンターのうち通常時無人で運用されるものについては建築物として扱わないこととされたため、同年にはインターネットイニシアティブ(IIJ)が島根県松江市にコンテナ型データセンターを開設したほか、NTTファシリティーズも神奈川県厚木市のNTT厚木研究開発センタにコンテナ型データセンターを設置するなど、徐々に日本国内でもコンテナ型データセンターの利用が本格化している。
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コンテナ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 08:34 UTC 版)
主に海上コンテナの運搬に使われる。コンテナを固定するためにシャーシフレームの四隅にツイストロック装置を装備している。海上コンテナの輸送では20 ftコンテナ専用の短尺車と、40 ftコンテナ用の長尺車がある。後者の中には、20 ftコンテナ1個積みも可能としたものもある。車軸が1軸・2軸・3軸の3種類がそれぞれに存在し、通常1軸車は空積コンテナ用となる。近年ではフル積載対応の3軸シャーシの普及が目立つ。
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