足立区の人々とbioクラフトたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 00:12 UTC 版)
「グロリアスドーン」の記事における「足立区の人々とbioクラフトたち」の解説
大空広大 日本人の高校生。ティセと契約し、bioパートナーとなる。意外と熱血漢であるが、広所恐怖症という宇宙船に乗るbioパートナーとしては致命的な弱点があり、眼鏡はそれを紛らわす為にかけている。小・中学時代には一時期、剣道をやっていた。10巻の初盤でUNbARガードの活動を開始し、中盤で二年生に進級した。 ティセ・グロリアスドーン クィーン級bioクラフト「グロリアスドーン(壮麗なる黎明)」。審判の四姉妹、刃の次女。感情表現が下手で、その言葉も抑揚が無い。しかし感情が無いわけではなく、両手をぱたぱたさせることで感情を推し量ることも可能。地球ではUNbAR日本支部が用意した「栄黎子ティセ」という仮名を使っているが、ティセはこの仮名を気に入っていない。1巻の終盤でしょうぶ沼高校に編入し、10巻の中盤で二年生に進級した。11巻の終盤で雨の中、広海を引っ叩いて詰問するという謎の行動に出た。 高科恵子 広大の幼馴染の女の子。成り行きでアイシャのbioパートナーとなる。趣味はテレビゲーム全般で、言葉の端々にマニアックな単語が混じっている。10巻の初盤でUNbARガードの活動を開始し、中盤で二年生に進級し、その終盤では日本人とアメリカ人のハーフであることが判明した。11巻の終盤でアイシャとオネストホワールウィンドとの会話を聞いて飛び出していき、そのままアメリカへ行ってしまった模様。 アイシャ・ノーブルウィンド ナイト級bioクラフト「ノーブルウィンド(高貴なる風)」。ホロン体(ホロニックボディ)は大和撫子のような容姿と性格をしている。学校に通うと言い出したティセをフォローするためにUNbARより派遣され、2巻の終盤でしょうぶ沼高校に編入しティセたちのクラスメートになった。地球では「貴風愛紗」という仮名を名乗っている。10巻の中盤で二年生に進級した。11巻の終盤で恵子に立ち去られてしまう。 上温湯静花 深窓の令嬢。ティルのbioパートナー。性格は物静かだが心の強いところと、思い込んだら一直線なところがある。桃ヶ枝学院中等部二年生だが、父の教育方針により登校は最低限しかしておらず、家庭教師による教育を受けている。10巻の中盤で三年生に進級したが、父親の意向で来年は桃ヶ枝学院高等部に進学する予定である。11巻の中盤で父の意向でティルや広大たちから引き離されてしまう。 ティル・アウグストダスク クィーン級bioクラフト「アウグストダスク(荘厳なる夕暮)」。審判の四姉妹、意識の壁を砕く衝撃の三女。快活だが思慮が足りない性格をしている。地球ではbioパートナーである静花が考えた「葉月夕子ティル」という仮名を名乗っている。7巻の終盤に、桃ヶ枝学院中等部に編入し静花のクラスメートになり、10巻の中盤で三年生に進級した。11巻の中盤で静花と引き離されてしまう。 逢瀬桜子 名門私立校せんりょう台中学三年の凛とした性格の少女。ティオのbioパートナー。凄まじいほどの剣道の腕前を持つが、素行に問題ありとして公式戦には出ていない。10巻の初盤でUNbARガードの活動を開始し、中盤でしょうぶ沼高校に入学した。その後半には、内山田が(意図的に)喋った情報から祖父の仇である遠山則夫がアミークス残党と一緒にいることを知って、アミークス残党が戦っている銀河系に急いで向かい、遂に遠山と遭遇するが戦場の混乱によって逃げられてしまう。 ティオ・トランクルナイト クィーン級bioクラフト「トランクルナイト(静謐なる宵闇)」。審判の四姉妹、収穫の四女。外見とは裏腹に肉体年齢11歳であるが、姉であるティセやティルよりも年上に見える。性格はひねくれていて天邪鬼だが、それでいて寂しがりやなところもある。後に、桜子によって「音無宵子ティオ」という仮名が名付けられた。10巻の中盤で、せんりょう台中学に入学した。 クイックストーン ルーク級bioクラフト「クイックストーン(素早い石)」。何故か似非関西弁を喋るが、本人曰く「初めてのパートナーの口調が移った」とのこと。地球では「クリス早石」という仮名を名乗って、日系アメリカ人と偽ってコンビニでバイトをしている。 ラヴィー・スプレンディッドペンデュラム bioクラフトの「姫」を自称する少女。ヴァッチとヴィッスというポーン級bioクラフト2体を従えるも、本当にラヴィーがbioクラフトなのかは長らく不明だった。性格は「姫」を自称するだけあって高飛車だが、おっちょこちょいなところもある。広大に興味を持ち、広大と契約したがっている一方、ティセとは馬が合わない。しかし、ティセがbioクラフトであることや広大がそのbioパートナーであることは9巻まで知らなかった。 長らく短編にしか登場していなかったが、9巻にて本編に登場し、ラヴィーが実はbioクラフトではなく人間で、ペンデュラム財団の先代代表夫妻の子供であることが判明した。その後半には、サスペンデッドレインやハンドレッドワンアーキペラゴによって唆され、ティセや広大が隠していた真相を知らされたことによる怒りと哀しみもあって、ハンドレッドワンアーキペラゴが発見したブランクのbioクラフトのホロン体として認識させられる。認識された当初はラヴィー自身の髪の色が珊瑚色から漆黒に変わり、形態もチェーンソーの付いたメリグナントクラフトのような形態となり、これをラヴィーは「ゴージャスメダリオン」と命名した。サテライトも先端が扇形となり、メリグナントクラフトの残骸を操る能力を持っていたが、広大とティセの説得に心を動かされ、同時にドリルが五本の形態「スプレンディッドペンデュラム」へと変形し、髪の色も元の漆黒に戻って、サテライトの先端も扇形から五本のドリルへと変化した。9巻の終盤で、しょうぶ沼高校への編入が認められ広大たちのクラスメートになった。どうやらラヴィーのbioクラフトは二重契約が可能で、UNbARはNeoクラフトという名称を用意しているとのことで、契約なしでも戦闘モードを展開できるが、広大との契約を未だ狙っている。10巻の中盤で二年生に進級した。 ヴァッチ・シンクレイ ヴィッスと共にラヴィーに付き従うポーン級bioクラフト「シンクレイ」。服装は黒服で、体格は痩身だがガリガリではなく軽量級ボクシング選手のように鍛えられた肉体をしている。長らく短編にしか登場していなかったが、9巻にて本編に登場した。 ヴィッス・シックロック ヴァッチと共にラヴィーに付き従うポーン級bioクラフト「シックロック」。服装は黒服で、体格は太めだが肥満体ではなく重量級の柔道選手のように鍛えられた肉体をしている。長らく短編にしか登場していなかったが、9巻にて本編に登場した。 ヴィーア・ラッキースプリングス ラヴィーに仕えているルーク級bioクラフト「ラッキースプリングス」。服装はメイドで、生粋のギャンブラー。勝負事になると目の色が変わる。ラヴィーの邸宅が完成した後に、ラヴィーたちと合流した。長らく短編にしか登場していなかったが、9巻にて本編に登場しオードリーと契約していることが明かされた。また、ラッキースプリングスはナンバリングタイプではないが、本来は他のbioクラフトを清掃・整備するのが目的で、そのための装備であるクリーナーモードが特別に備わっており、9巻後半で展開された。 大空広海 広大の母親。出版社で翻訳関係の仕事をしている。消息不明となった夫・大空大地はbioクラフトと契約して宇宙に旅立っていったと考えており、息子である広大にティセと契約して捜しに行くよう促したこともあった。しかし、夫であるはずの大空大地から警戒されているなど、不審な点がある。11巻の終盤で雨の中、ティセに引っ叩かれて詰問された後に妖しげな笑みを浮かべる。
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