趣好とは? わかりやすく解説

趣好

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:49 UTC 版)

望月圭介」の記事における「趣好」の解説

遊び人」として知られていた。当時政治花柳界密接な関係であったこと、そしておおらかな時代であったためこれらのことは政治家として問題にはならなかった。趣好する分野それぞれに贔屓がおり、清元節三世清元梅吉清元寿兵衛)、歌舞伎中村吉右衛門囲碁瀬越憲作相撲安藝ノ海を特にかわいがった音曲 代議士として東京出た頃である1890年明治33年清元お葉弟子入りしお葉亡くなった後はその義理の息子になる二世清元梅吉の下で学んだ。これは父・東之助が短気な望月見て歌でも習ったら優しい気になるだろうと勧めたと言われている。得意とした曲目は「お俊伝兵衛」「梅の春」「雁金」。若い頃政治嫌になったときには本気で清元師匠になろうと考えたこともあったという。なお二世清元梅吉息子に跡を継がせる気はなかったが望月の助言思い直し息子弟子入りさせた。この息子三世清元梅吉、つまり清元寿兵衛になる。 小唄も好きで特に「五万石」が得意だった。堀派に支援している。寿兵衛門下小唄勝太郎五万石のレコードを出すにあたり望月のところへ習いに来た話がある。 明治中頃若手政治家中に粋人とか通人呼ばれた三人衆がいた。和歌今様岡崎邦輔骨董茶道高橋箒庵、そして清元望月であった。また早速整爾義太夫節とともに衆議院浄瑠璃双璧持て囃された。 好角家 相撲好きで、更に自分相撲をとるのが大好きだった他のスポーツには全く興味なく、相撲のみを好んだ好きな理由は「彼らが土俵の上に立つと私利私欲がなく、ただ自分の力を頼む一事にある」ためと答えている。 串本康三から常陸山紹介してもらってから贔屓となり、そこから出羽海部屋贔屓にし、そこから出てきた安藝ノ海溺愛しのである安藝ノ海幕内上がる広島県人会の音頭後援会作られ、その会長望月就任した普段相撲見物満喫していたが、贔屓力士取組となると居てもたってもいられなくなった安藝ノ海双葉山唯一勝った取組の日、望月は見に行っていたがいざその取組になると「見ちゃいられぬ」と帰ってしまい、世紀の一番見逃してしまった。 昭和11年5月場所の後、慰労会開かれた負け越した力士労い次場所に奮起してもらおうという趣旨だった。ただ大きく負け越していたため親方衆から自重しと言われ以外口に入れなかった。望月が「それじゃあご馳走しても何にもならない」といい、世話していた胎中楠右衛門説得する力士たちはそれじゃあ食べだした。料理天ぷらだったがその時勘定は何百円にもなった。 囲碁 囲碁好きは父・東之助ゆずり。兄弟全員好きで、弟・乙也、望月、兄・俊吉、父・東之助の順で強かったという。瀬越憲作によると、望月の棋風正道であったという。弟・乙也によると、望月上品な碁を好み下品な碁を嫌っていた 瀬越東京に連れてきたのは望月である。そして瀬越のみならず、その一門である呉清源橋本宇太郎鈴木圭三らも支援した。 その他 酔ってくると髭をなで上げる癖があったことから、芸者から「髭さん」と呼ばれていた。 議員になってから殆どを東京暮らしており、大崎上島に住む家族とは別居状態が続き、妻・チサト望月が“相当遊んでいた”ことを知っていたが理解示していた。 東京では千代という別の女性同棲していた。元々は新橋芸妓清元踊り得意だったという。望月大正初めまでは経済的に苦し状況続いたが、彼女がそれを支えたのである1913年大正2年)妻・チサト死去し、娘達を東京引き取ると、彼女が事実上後妻となり、呼び寄せた娘達とも仲良く暮らしたという。なおチサトや娘達を気遣って彼女とは籍を入れておらず、病気がちだったことから子どももおらず、1921年大正10年亡くなっている。 衆議院シベリア出兵慰問団に同行した鈴木文史朗によると、望月移動最中1ヶ月間にわたり話術披露していた。中でも女性との失敗談秀逸であったという。 2次逓信大臣同盟通信社認可の話。1935年11月7日和服着込んだ望月同盟通信田中都吉委員長以下幹部逓信省呼び寄せ、彼らとの問答の後、懐中から社団法人設立認可指令書をだして手渡した、という芝居がかったことをしている。

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「趣好」を含む「望月圭介」の記事については、「望月圭介」の概要を参照ください。

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