話題になった記事
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1987年5月号で川端康成邸で見つかった原稿が、川端の初期未発表作品だったとして編集部で「世の終り」と仮題をつけて掲載。文学史上の発見と報じられる。ところが同誌発売前にその13枚の短編小説は横光利一作品とほぼ同一であることが判明。誤報だった。 1994年6月号の誌上に『あえて書く 青年海外協力隊堕落論』を掲載。著者の石橋慶子は、青年海外協力隊の隊員でホンジュラスに派遣された経験を持ち、発展途上国支援の美名の裏にある実態を暴露した内容であった。記事掲載後、青年海外協力隊への批判がマスメディアで多数取り上げられた(青年海外協力隊堕落論)。当時の協力隊事業主体であった、特殊法人国際協力事業団(通称JICA、現在の独立行政法人国際協力機構)が、自ら発行する機関誌『クロスロード』に協力隊事務局長へのインタビュー形式で反論を掲載するに至った。 石井昴編集長時代の1998年3月号に掲載した堺市通り魔事件を取材した高山文彦の「『幼稚園児』虐待犯人の起臥」)で、犯行当時19歳(未成年)だった男性被告人の実名報道と顔写真を掲載した。そのため、同被告人から少年法第61条違反とプライバシー侵害による損害賠償請求の民事訴訟を起こされ、一審の大阪地方裁判所で新潮社は敗訴したが、2000年2月29日、大阪高等裁判所は原告の請求を却下し、原告が最高裁判所への上告を取り下げた事から、確定判決となった。 2005年10月号では作家の中村うさぎが風俗嬢に挑戦した体験記を発表。中村によれば、使用した源氏名が「叶恭子」だったことから、叶姉妹から『新潮45』編集長宛に「名誉棄損とパブリシティーの侵害」との内容証明が届いたという。 死刑判決を受けた元暴力団組員が、まだ明るみに出ていなかった3件の殺人事件(上申書殺人事件)を告白する手記を2005年11月号に掲載し、同時に警察へも通報し、茨城県警察には元暴力団組員の上申書を提出した。発売と同日に『NHKニュース7』が取り上げ、各新聞も後追い報道をする反響を呼ぶ。3件の殺人の主犯と名指しされた不動産ブローカーは『週刊文春』に実名と写真入りで登場して反論したが、2007年1月26日にこの不動産ブローカーを含む8人が逮捕。1件のみが起訴され、不動産ブローカーは無期懲役が確定した。この事件の担当記者は2008年から編集長も務めた宮本太一。2009年出版の『凶悪 ある死刑囚の告発』を原作に『凶悪』として2013年に映画化され、宮本がモデルの主役は山田孝之が、中瀬ゆかりがモデルの編集長を村岡希美が演じるなど『新潮45』をモデルとした『明潮24』編集部が登場している。 2006年9月号「昭和&平成芸能史『女と男』13の修羅場」で、藤あや子の私生活に関する記事を掲載。藤はプライバシーを侵害されたとして、発行元の新潮社などに対し3300万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした。新潮社側は「記事内容は多数の週刊誌で既に報じられている」と主張したが、一・二審ともプライバシー侵害を認定し、新潮社に132万円の支払いを命じた。2009年1月13日、最高裁判所は一・二審判決を支持し、新潮社側の上告を棄却した。 2013年3月号で宗教学者の山折哲雄が皇太子徳仁親王の皇位継承に関する問題提起をした「皇太子殿下、ご退位なさいませ」を掲載、『週刊文春』3月7日号、『女性セブン』3月14日号などの週刊誌で反響を呼び、『朝日新聞』3月25日付ではインタビューが掲載され、『文藝春秋』2013年6月号では対談記事が組まれた。
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話題になった記事
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2017年(平成29年)12月25日発売の2018年1月号の記事で、「戸田(引用者注:城聖)先生の生誕の日である2月11日」とすべきところを「戸田先生の祥月命日である2月11日」と誤植され、発売2日後の『聖教新聞』にて訂正記事を掲載した。「創価学会の機関誌がよりによって元会長の誕生日と命日を間違えた」ことが一般誌でも取り上げられた。
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