著名人の発言・見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 09:35 UTC 版)
「芸能人親族生活保護受給騒動」の記事における「著名人の発言・見解」の解説
放送プロデューサーのデーブ・スペクターは、「“認識が甘かった”では通用しない。モラルが低下している。仕事が不安と言っても、河本さんのように売れて数年が経ち、大手事務所に所属している場合は通用しない。いつリストラされるか分からないサラリーマンの方が不安だ」と厳しく批判し、梶原のケースについても、「マンションのローンを払う以前にすべきことがあったのではないか」と批判した。ただし河本に関しては、「蓋を開けてみたらグレーゾーンだった。収入を誤魔化して受給していた張本人でもないし、親族と別居している振りをしていたわけでもない。もっと早くにお母さんに生活保護の打ち切りをさせ、“母親の面倒は自分で見るんだ”というプライドと、グレーなことをしてはいけないというモラルを早くに自覚すべきだった」とし、「河本さんや梶原さんだけが槍玉に挙がってしまったのは気の毒だが、それは影響力の大きい有名人だから仕方がない」「この報道で、生活保護制度の問題点が明らかになった。今後、政府が改善しなくてはならないことを、世間に知らせた功績はあった」と結んだ。 漫画家のやくみつるは、自身が本件に中立的な立場であることを表明した上で、「正直、このケースでもダメなのかなと感じた。(母親らと)同居はしていないし、独立した世帯を持っている。収入が5000万円あるから余力があるなんていうのは別次元の話だと思う」「もちろん、国会議員である片山さんがこれを問題視するのは当然だ。とはいえ、河本さんよりもっと悪質な不正受給もあったはずで、それを調査する人の数が足りないというのであれば、そちらを是正する、法改正をするというベクトルに向かって初めて、河本さんが槍玉に挙げられたことが生きてくるのではないか」と述べ、梶原のケースについても、「マンションを買い与えられた母親が贅沢していると言われれば贅沢かもしれないが、そもそもどういう所帯なら生活保護を受けるに相応しいのか。これは親孝行のしすぎが仇となったケースで、悪質とも違って気色ばむほどじゃないと思う」とし、「報道の意義はあったと思うが、河本さんらを人身御供にしてはならない」と結んだ。 シンガーソングライターの河口恭吾は自身のブログに、「河本さんの謝罪会見。鬼の首でも取ったかのようにマスコミは繰り返し朝から晩まで会見時の映像を流しているが、いちタレントの事を国会でまで取り上げることか。アホかっつーの。国会では議論すべき問題がその他に沢山あるでしょうが。ていうか議員さん達なんて今回の件の額なんて笑い飛ばせるような利権をむさぼり食ってきたんでしょうが。それを今更なにを平然と…。まぁ、それが政治家か。政治も人気獲りのマスコミのまねごとをしてきているのだとしたらこの国は本当に末期ですね」などと綴った。 河本の事務所の後輩で、プライベートでも親交のある「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾は、河本のTwitter上での謝罪に対し、「笑わせてくれればいいです!」と返信した。すると、一般のユーザーから「身勝手で無責任な事ホザくな!」などと反発を買い、藤森も「少なくともあなたよりは社会人としての自覚はあります。あなたのような乱暴で幼稚な言葉使いはしないからー」「芸人全般に対する侮辱ですかー?」などと切り返し、口論に発展した。 河本と同期の「ブラックマヨネーズ」の吉田敬も自身のTwitterで、「勧善懲悪。俺は嫌い。いじめられてる奴の話を少しは聞けよ」という、暗に河本を気遣うようなツイートをした。すると、一般のユーザーが「カスがいきがんな。(生活保護の受給が認められずに)命奪われた人もいる」などと反発、これに対し吉田は「このての人って、なぜこんな物言いしかできひんのやろ。でもおかげで普通の人に感謝できる。ありがとう、頑張れよ、食物連鎖の一番下の人!」などと返したが、このユーザーのツイートには、2007年に北九州市で生活保護を打ち切られて餓死した男性の写真が添付されていたことから、吉田が餓死者を揶揄したと歪曲されてしまい、ネット上に拡散される事態となった。後に吉田は「いきなりカス呼ばわりしてくる無礼な人間にいかつい一言で返すのは、俺は悪いと思わない。でも強い言葉すぎた。他の人にまで強い不快感を与えてしまい、申し訳ありませんでした」という謝罪文をツイートした。なお、このユーザーは直後にアカウントを削除している(いわゆる「捨てアカ」)。この騒動を受けてカルビーは、ブラックマヨネーズが出演中の『うま辛ポテト ヒ~ハー!!』の公式サイトからCM動画を一時削除する措置を講じた。同社広報部は、「お客様から様々なご意見が寄せられたことを受けた結果」と説明、その後CMキャラクターにタレントの鈴木奈々を新たに加えて再開している。 この他にも、河本よりも芸歴の長いお笑い芸人の、「実際に売れて大金を稼げるようになっても、滞納した年金を払ったりしたら残らないんじゃないか?たとえ収入が5000万円になったとしても、(人気が)いつまで続くかは分からない。売れてからまた落ちてしまうこともある」との意見や、芸能評論家の、「関西芸人のがめつさが出たという印象。稼いでなんぼ、貰えるものは何でも貰うといった印象で、公人としての社会的責任や後ろめたさがない。何より、2人から自分の力で親の面倒を看ようという気持ちが感じられない」との意見など、様々な見方がある。
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