篠津中央篠津運河用水
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疏水の概要 | ||||||||
■疏水の所在 樺戸郡月形町より石狩郡新篠津村、当別町、江別市の4カ市町村にまたがる地域 ■所在地域の概要 北海道の南西部にある石狩平野の北部に位置し、石狩川流域の広大な泥炭地帯です。 ■疏水の概要・特徴 全長23.4km、敷幅14.7m、深さ7〜12mの農業用排水兼用の水路です。 戦後の食糧増産に寄与するため、広大な泥炭地を農地として開発する国家的一大プロジェクトとして昭和26年から19年もの歳月と当時で217億円という巨費を投じて完成した巨大運河です。今では、7,000haを超える受益地に水を供給する地域農業になくてはならない水路です。 |
篠津中央篠津運河用水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 05:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動篠津中央篠津運河用水(しのつちゅうおうしのつうんがようすい)、通称篠津運河は、北海道樺戸郡月形町から江別市にまたがる石狩川下流地域右岸を潤す農業用の用水路で、疏水百選に選ばれている。
月形町の石狩川頭首工から分水し、石狩郡新篠津村、同郡当別町、江別市の4ヶ市町村を通る用水路で、江別市中島地区の篠津運河水門を経て篠津川に合流し石狩川に至る。
歴史
明治期より篠津運河計画に基づいて運河の掘削が始まる。
1951年(昭和26年)食料増産に向けた土地利用を畑とした「国営かんがい排水事業」として事業が始まる。
1953年(昭和28年)土地利用を畑から水田に変更した「石狩川水域泥炭地開発計画」が提案された。
1955年(昭和30年)世界銀行の融資等を受けて「篠津地域泥炭地開発事業」として本格的な整備が進められる。
1970年(昭和45年)事業完了
その後、農業用水の需要増大への対応や施設の老朽化などから、1970年(平成7年)に着手した国営かんがい排水事業「篠津中央二期地区」により石狩川頭首工など全面改修を行う。
現在は「北海道開発局 札幌開発建設部 札幌北農業事務所 篠津地域農業施設管理支所」の管理となっている。
管理施設
- 石狩川頭首工
- 篠津幹線用排水路 全長23.4km、深さ7~12m 農業用排水兼用
- 32線調整水門
流域の自治体
脚注
外部リンク
- 篠津中央篠津運河用水のページへのリンク