北海幹線用水路とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 地域・地名 > 地形・地勢 > 河川 > 北海道の河川 > 北海幹線用水路の意味・解説 

北海幹線用水路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/30 01:46 UTC 版)

美唄市内・国道12号に架かる藤橋より

北海幹線用水路(ほっかいかんせんようすいろ)は、北海道の空知平野を潤す農業専用の用水路である。

2004年北海道遺産第二回選定分に選定された。

概要

北海道赤平市住吉地点にある北海頭首工で石狩川水系空知川から分水し、しばらく空知川と並行する北海道道227号赤平滝川線に沿って流下する。国道12号と交差する辺りから南へ向きを変え、いくつかの河川を水路橋やサイフォンで越え、自然流下のため蛇行しながら南へ流れる。三笠市岡山付近で桂沢ダムを水源にする市来知幹線(用水路)を合わせ、最終的には南幌町まで達する。水路の全長は約80kmあり、空知管内の約1万6500haの水田に水を供給している。

流域の自治体

北海道
赤平市砂川市空知郡奈井江町美唄市三笠市岩見沢市空知郡南幌町

河川施設

  • 北海頭首工(赤平市) - 石狩川水系空知川から取水する頭首工
  • 焼山水路橋(砂川市) - 歌志内の北光一の沢をまたぐ水路橋。長さ62.5メートル。
  • ペンケ水路橋(砂川市) - ペンケウタシナイ(ペンケ歌志内)川をまたぐコンクリート製の水路橋。長さ約130メートル。
  • 光珠内調整池(美唄市) - 北海幹線用水路のほぼ中央に位置する調整池。貯水量約150万トン、貯水面積約36万立方メートル。
  • 市来知幹線(三笠市) - 桂沢ダムを水源とした幾春別川から取水し、途中約250haを灌漑して北海幹線用水路と合流する用水路。
  • 夕張川揚水(南幌町) - 北海幹線用水路最後の揚水。

流域の施設

  • 北海水神宮(赤平市) - 北海頭首工敷地内にある水利水運を司る守護神が祀られている。
  • 親水公園「流れのプラザ」(砂川市) - 砂川市街地で用水路を暗渠化(ボックス化)した上に整備された親水公園。
  • 田でんガーデン(岩見沢市) - 北村小学校に作られた学習学校田。

関連項目

外部リンク






北海幹線用水路と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「北海幹線用水路」の関連用語

北海幹線用水路のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



北海幹線用水路のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの北海幹線用水路 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS