第2次世界大戦後の復活から東急傘下へとは? わかりやすく解説

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第2次世界大戦後の復活から東急傘下へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:02 UTC 版)

白木屋 (デパート)」の記事における「第2次世界大戦後の復活から東急傘下へ」の解説

第2次世界大戦後1946年昭和21年8月本店進駐軍向けの配給所であるPXとして供出させられ、すぐに通常の営業戻れなかったため、同年10月キャバレー「クラブシロキ」として営業したほか、1947年昭和22年)にNHK一部ラジオ劇場として賃貸するなど、百貨店以外の事業辛うじて存続するとなったソニー1946年昭和21年5月7日日本橋本店3階創業したのも、こうした百貨店営業出来ない状況下での貸室が行われていたことによるものであった1942年昭和17年2月日本光学工業(現ニコン)が、建物所有者である鶴屋白木屋から買取り白木屋貸室戦時供出せざるを得なくなった大森分店建物については、1945年昭和20年11月進駐軍本店ビル接収され東京海上火災保険日本光学から鶴屋買い取り本社部門入居した。そのため白木屋訴訟起こして裁判所から立ち退き命令出してもらっている(出典なし。裁判記録なし)。所有権鶴屋改称した東海興業から1946年昭和21年11月東京海上取得東京海上八十年史)。東京海上大手町1950年昭和25年10月5日自社ビル完成させ大森から転出大森営業所として残した部分日本サルヴェージへの賃貸部分以外の大半東京海上から貸室として明治生命白木屋などに賃貸され(「東京海上八十年史」)白木屋大森店を再開させた。 売上伸ばせない状況下で、仕入れ商品値上がり続いて利益圧迫されたため、1948年昭和23年8月大塚分店運輸省売却することになった1952年昭和27年5月には日本橋本店全面的に返還されたため、本格的に営業再開し同年9月資本金を2億円に増資するなど財務面の強化進め同年12月中央線高円寺駅北口駅ビル高円寺分店開設するなど小売事業本格的な復活に向けてようやく動き出すことになった日本橋本店営業再開困難な状況続いたために業績低迷続いたことから、横井英樹堀久作株式過半数握ることになった。 そして、この買収騒動収拾策として東急電鉄株式過半数取得したため、当社1956年昭和31年1月東急傘下に入ることになった。 この東急グループ入り直後第2次百貨店法施行決まったため、分店運営制約がかかることを警戒して五反田大森高円寺の3店は白木興業として分社化され、同社1957年昭和32年4月1日東横興業(現・東急ストア)に合併してチェーン店一部として継承されることになった1958年昭和33年8月東横百貨店吸収合併して「株式会社東横」に商号変更したことで法人名としての白木屋消えることになり、1967年昭和42年10月日本橋本店の名称を東急百貨店日本橋店改称したため、日本国内から白木屋屋号消えることになった一方1959年昭和34年10月アメリカ合衆国ハワイ州に「シロキヤ・インコーポレイテッド」を設立しシロキヤ店名で「アラモアナ店」など4店舗出店するなど、伝統ある屋号活用模索された。その後「シロキヤ・インコーポレイテッド」は親会社であった東急百貨店方針により東急グループから離脱した1999年平成11年1月31日には当店後身である東急百貨店日本橋店閉店し江戸時代から続いた歴史終止符打たれることになったハワイの「シロキヤ・インコーポレイテッド」は2001年平成13年)、現地従業員中心となって設立した「シロキヤ・ホールディング・LLC」に譲渡された。 当社日本橋本店跡地には日本橋一丁目ビルディング建設され2004年平成16年3月30日店舗面積1万m2の商業施設コレド日本橋」が開業し当社小型店継承した東急ストア地下1階に高級スーパーマーケットの「プレッセ日本橋店」を開設した百貨店としての白木屋商標はもはや国内では見ることができないが、ハワイ・ホノルルにあるショッピングセンターアラモアナセンター」では、「シロキヤ・ホールディング・LLC」によって今も Shirokiya が営業続けており(#沿革参照)、広重の絵にも描かれた、手斧斜めに交差させた図案のロゴシンボルも、いまだ健在である。

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