第2次世界大戦時
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第二次世界大戦において、大破着底したカリフォルニアに加えて損傷復旧するテネシーも損傷復旧の際に上部構造物を撤去し、艦橋構造は大型の箱型艦橋の上にプレハブ構造の塔型艦橋が乗る形式となり、サウス・ダコタ級に近似した塔型艦橋と1本煙突と後部マストをもつ外観となった。射撃管制装置はMark34が前部艦橋と後部艦橋の頂上部に計2基が搭載され、射撃レーダーも最新のMark8に更新された。対空警戒レーダーも前部艦橋の頂上部にSKレーダーアンテナが、後部艦橋上にSCレーダーが設置された。これら艦橋構造が大型化したため、機関復旧時に煙突は2本煙突から、艦橋に接続した1本煙突に変更となった。 武装面においては対空火器も「12.7 cm(38口径)高角砲」を連装砲架で舷側甲板上に片舷4基ずつ計8基、近接火器としてボフォース 4cm(56口径)機関砲を上部構造物の周囲に四連装砲架で10基搭載した。寧ろ、対空火器の配置は新戦艦群より理想的になった。船体防御に関しては設計時には想定外の魚雷攻撃を受けて大破したことから水線下にバルジを追加して強化した。この対空火器の強化に伴う重量増加と、バルジによる浮力強化により満載排水量は40,345トンにまで膨れ上がったため、最大速力は20ノットに低下した。
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第2次世界大戦時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:12 UTC 版)
「ペンシルベニア級戦艦」の記事における「第2次世界大戦時」の解説
真珠湾攻撃後に復旧された「ペンシルベニア」の艦橋構造は更なる大型化を施され、前部マストは頂上部に見張り所とアンテナを載せた軽量な三脚式とし、測距儀や射撃方位盤は箱型の艦橋の上部に移設された。煙突の位置は煤煙が前部マストに逆流するのを防ぐため、三脚マストの間を抜けるように接近されて少しでも煤煙を後方に逃すため筒状のファンネルキャップを後方に傾けて装着した。後部マストはレーダーアンテナを載せた小型の三脚マストが設置され、射撃照準装置は代わりに大型化した後部艦橋に移設された。射撃レーダーも最新のMark8に更新された。対空警戒レーダーも前部艦橋の頂上部にSGレーダーアンテナが、後部艦橋上にSCレーダーが設置された。これら艦橋構造が大型化したため、機関復旧時に煙突は2本煙突から、艦橋に接続した1本煙突に変更となった。 武装面においては対空火器も12.7cm(38口径)高角砲を連装砲架で舷側甲板上に片舷4基ずつ計8基、近接火器としてボフォース 4cm(56口径)機関砲を上部構造物の周囲に四連装砲架で8基、エリコン 2cm(76口径)機関砲を単装砲架で16丁搭載した。この改装により満載排水量は35,400トンに達した。
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第2次世界大戦時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:29 UTC 版)
「コロラド」は大戦前の1941年夏よりオーバーホールと改装を行い、艦橋構造を一部改正し、前部マストの頂上部に網状のレーダーアンテナを設置した。また籠状の後部マストを撤去し、新たに塔型の後部艦橋が設けられた。「メリーランド」と「ウェストバージニア」は真珠湾攻撃により損傷し、「メリーランド」は修理に際して「コロラド」に準じた改装を受けた。一方、大破着底した「ウエスト・バージニア」は浮揚された後に大改装を行い、改装前の上部構造物を撤去して上部構造物を新設し、サウス・ダコタ級に近似した塔型艦橋に1本煙突、後部マストをもつ外観となった。 3隻とも改装の際に副武装と対空火器を一新、砲郭式の舷側単装副砲を全廃(「メリーランド」を除く)、旧来の対空火器を12.7cm(38口径)連装両用砲やボフォース 40mm(56口径)4連装機関砲、MK.V(エリコンSS) 20mm 単装機関砲といった新型対空火器に更新している。 改装後の「コロラド」1944年7月24日の撮影。 改装後の「メリーランド」1945年4月撮影。 大改装後の「ウエスト・バージニア」1944年7月撮影。
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第2次世界大戦時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:14 UTC 版)
第二次大戦開戦後に復旧工事が施された「ネバダ」は火災により損害を受けた艦上構造物を全て撤去し、艦橋構造は更に大型化され、前部マストは頂上部に見張り所とアンテナを載せた軽量な三脚式とし、測距儀や射撃方位盤は箱型の艦橋の上部に移設された。煙突の位置は煤煙が前部マストに逆流するのを防ぐため、三脚マストの間を抜けるように接近されて少しでも煤煙を後方に逃すため筒状のファンネルキャップを後方に傾けて装着した。後部マストはレーダーアンテナを載せた小型の三脚マストが設置され、射撃照準装置は替わりに大型化した後部艦橋に移設された。射撃レーダーも最新のMark8に更新された。対空警戒レーダーも前部艦橋の頂上部にSGレーダーアンテナが、後部艦橋上にSCレーダーが設置された。これら艦橋構造が大型化したため、機関復旧時に煙突は2本煙突から、艦橋に接続した1本煙突に変更となった。 武装面においては主砲塔は重量弾(SHS)を撃てる改良型砲塔となり、対空火器も12.7cm(38口径)高角砲を連装砲架で舷側甲板上に片舷4基ずつ計8基、近接火器としてボフォース 4cm(56口径)機関砲を上部構造物の周囲に四連装砲架で8基、エリコン 2cm(76口径)機関砲を単装砲架で16丁搭載した。この改装により満載排水量は35,400トンに達した。
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