海軍休日から第2次世界大戦時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:37 UTC 版)
「リヴェンジ級戦艦」の記事における「海軍休日から第2次世界大戦時」の解説
ユトランド沖海戦の戦訓により就役後の1916年に水防性強化、火薬庫の防炎処置、自爆防止対策の改善、弾薬庫の上面に25mm装甲が追加された。 1930年代に「リヴェンジ」はクイーン・エリザベスに準じた近代化改装を検討していたが、キング・ジョージ五世級との代替を見越して実施を見送った。 1930年代に近代化改装が行われた。防御面においては主甲板の防御強化のために弾薬庫の上部に102mm装甲、機関部に64mm装甲を追加で貼った。水雷防御の強化と復元性の強化のために舷側にバルジを追加した事により艦幅は31.0mに増加し、満載排水量は33,500トンとなり速力は21ノット台に低下した。 外観上の相違点では射撃指揮装置の更新により前部マスト頂部の射撃指揮所が大型化したほか、艦橋の側面に見張り所が複数設けられた。対空火器の増加が行われ、10.2cm高角砲を単装砲架で船体中央部に4基を配置したほか、近接火器として煙突の側面の探照灯台の下にフラットを設けて4cm八連装ポンポン砲を片舷1基ずつ計2基を設置し、司令塔の側面に12.7mm四連装機銃を片舷1基ずつ計2基を設置した。水上機の運用のために中央部の甲板が大型化し、3番主砲塔上にカタパルトが設置され、水上機の運用のために後部マストの左側にクレーン1基が追加された。 また「ロイヤル・オーク」と「レゾリューション」「ラミリーズ」は後部マストが三脚型となった。 第二次世界大戦中に10.2cm高角砲は「ロイヤル・オーク」が連装砲架で4基になったのを皮切りにして姉妹艦も連装砲4基8門となった。航空兵装は対空火器の増強により順次撤去されたが「レゾリューション」は最後まで搭載していた。
※この「海軍休日から第2次世界大戦時」の解説は、「リヴェンジ級戦艦」の解説の一部です。
「海軍休日から第2次世界大戦時」を含む「リヴェンジ級戦艦」の記事については、「リヴェンジ級戦艦」の概要を参照ください。
- 海軍休日から第2次世界大戦時のページへのリンク