装甲、機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 07:00 UTC 版)
機関は2基の蒸気機関と主缶1基(一説によると主缶は3基)、出力2,400馬力、設計速度は17ノット (31 km/h; 20 mph)であった。実際に公試となると、広乙は僅か15ノット (28 km/h; 17 mph)しか出せず、2番艦の結果もほぼ同程度となってしまった。これは本級が比較的小型の蒸気機関車用の缶を使用したため出力不足に陥ったものとされる。 装甲については本級は鉄骨鉄皮で、使用鋼材はフランスからの輸入品を使用(3番艦についても輸入品ではあるが産地については不詳)。船体内の喫水線附近に縦方向にやや傾斜のつけられた装甲甲板(穹甲)があり、厚さは1in(25mm)で主缶室、主機室、弾薬庫などを防禦しており、これにより防護巡洋艦に類別されている。艦上の他の防禦区画としては司令塔があり、厚さは2in(51mm)である。
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