装甲・武装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 02:55 UTC 版)
車体・砲塔のいずれもアルミニウム合金製となっており、国際アルミニウム合金名で5030番および7020番が使用されている。また枢要部には、さらに防弾鋼板が追加装備されている。車体正面では25mm APDS弾に、それ以外の全周で14.5mm API弾に抗堪するとされている。また、煙幕展張用として、80mm煙幕弾発射機が4基搭載されている。 本車は、TC-25 HITFISTと称される2名用砲塔を搭載している。TC-25は、主武装としてエリコンKBA 25mm機関砲を単装に搭載しており、即用弾は徹甲弾×75発および焼夷榴弾×125発、さらに予備弾薬として200発を収容する。-10度〜+60度の俯仰角を備え、限定的ながらも対空射撃も可能とされている。射撃統制装置としては、当初は戦車用のTURMS(Tank Universal Reconfigurable Modular system)が予定されていたが、最終的には、アメリカ陸軍のM2ブラッドレー歩兵戦闘車に搭載されたものの派生型であるDNRSが採用された。 また、対戦車ミサイルとしてBGM-71 TOWまたはスパイクLR発射機が2基、副武装としてはMG42/59 7.62mm機関銃が1丁搭載された。
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