車体・砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 02:21 UTC 版)
車体高を極力低く抑え、また、車体の前後長を詰めてコンパクトにするために乗員は操縦士を含め全員砲塔内に収まっている。操縦席は独立したカプセル状で、砲塔の旋回位置にかかわらず操縦席正面は常に車体の進行方向を向くように指向されている。この自動指向装置は操縦席を回転させた上で任意の方向に固定し続けることも可能で、操縦士が直接後方を視認して後退することも可能であった。しかし、この機構は操縦者が方向感覚を喪失する見当識障害を起こしやすく、砲塔の旋回位置によっては車体前方方向の視界がほとんど確保できない、という問題があった。操縦士の前方視界を補うため、車体前面左側には装甲カバー付きのTVカメラが装備された。冷戦下の戦闘車両として対NBC兵器防護能力も重視されており、シュノーケルによる水中走行能力も有している。 MBT-70とKPz.70ではエンジンおよびトランスミッション、サスペンション、火器管制装置が異なっている他、前照灯などの細部が異なっている。MBT-70、KPz.70共にアメリカとドイツの博物館に展示されている車両があるが、アメリカで展示されているMBT-70のうちの何両かは、装甲に開発仕様で定められた材質を使用していない走行試験用試作車であり、総重量を同一にするために重量調整用のウェイトが装着されている。
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車体、砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 23:59 UTC 版)
SU-100Pは車体上に開放式の砲塔を載せている。悪天候の下では天蓋で戦闘室を覆うことができる。車体は3つの区画で分けられている。機関室、操縦区画、戦闘室である。エンジンと変速機は車両の前方右側に収容される。前方の左側部分には操縦区画が設けられた。車両の中央部は戦闘室であり、箱型をした砲塔に主砲が載せられた。車両を運用するには乗員4名が必要である。車体の装甲は厚さ25mm、一方で砲塔の装甲は厚さ15mmである。
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