税所篤とは? わかりやすく解説

税所篤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/11 07:17 UTC 版)

税所 篤(さいしょ あつし、文政10年11月5日1827年12月22日)- 明治43年(1910年6月21日)は、日本武士薩摩藩士)、官僚子爵。内国事務権判事、西日本各地の県知事県令元老院議官宮中顧問官枢密顧問官等を歴任した。通称は喜三左衛門、容八、長蔵。号は巌舎、鵬北。初名は篤満、後に篤信とも名乗った。剛直をもって知られ、旧幕時代は王事に奔走し、一時は西郷隆盛大久保利通と共に薩南の三傑と並び称された[1]薩摩閥の重鎮である。


  1. ^ 手紙を通じて』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 小松帯刀書簡(大久保一蔵宛、7 月 20 日、『玉里』3、史料番号 1095 - 1、458 〜 459 頁)「大島(西郷隆盛)・いちゝ・吉井・内田(政風)等も格別之働ニ御座候、大島も足ニ銃丸当り候へとも、少し之事ニ而、今日も天龍寺へ出張ニ相成仕合ニ御座候、税所長(篤)も余程相働申候小銃丸三ツ受、手負ニ御座候」
  3. ^ 小高根太郎『富岡鉄斎』109頁、吉川弘文館人物叢書」、新装版1985年 
  4. ^ 村報とつかわ2010年7月号 (PDF) - 十津川村役場(p.5を参照)
  5. ^ 吉川弘文館出版 小高根太郎著『人物叢書 新装版 富岡鉄斎』1985年 109頁
  6. ^ 『官報』第1169号、明治20年5月25日。
  7. ^ 『官報』第994号「叙任及辞令」1886年10月21日。
  8. ^ 『官報』第3301号「叙任及辞令」1894年7月2日。
  9. ^ 『官報』第8099号「叙任及辞令」1910年6月22日。
  10. ^ 『官報』第1324号「叙任及辞令」1887年11月26日。
  11. ^ 『官報』第1929号「叙任及辞令」1889年12月2日。
  12. ^ 『官報』第6148号「叙任及辞令」1903年12月28日。
  13. ^ 『官報』第7194号「叙任及辞令」1907年6月24日。
  14. ^ 「宛名の鵬北とあるは同じ薩州の税所篤氏(子爵)の事であつた。税所氏に対しては松方公も閣下とかいてゐる位で何れかと云へば松方公等よりは先輩に数ふべき人、西郷、大久保と共に薩南の三傑と云はれた人物であつた。御維新後各府縣の知事に歴任し最後に枢密顧問官で終つたが、大臣にはなつてゐなかつたから其後の人には忘れられ勝ちであるが、剛直を以て鳴り精神的感化の多かつた人傑であつた。松方公なぞも子には常に一目を置き其栄達後も先輩に対する礼を以てした。文面を見ても其のどことなく慇懃な所がうかがはれるのである。」(時事新報社政治部 編 『手紙を通じて』1929年 169頁より抜粋)
  15. ^ 税所篤『人事興信録』初版 [明治36(1903)年4月]
  16. ^ 『平成新修旧華族家系大成』上巻、626頁。


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