岡正雄_(内務官僚)とは? わかりやすく解説

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岡正雄 (内務官僚)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 15:01 UTC 版)

岡 正雄(おか まさお、1882年明治15年〉12月 - 1948年昭和23年〉10月3日[1])は、日本内務警察官僚憲政会系官選県知事、内務省警保局長。

経歴

島根県松江市出身[2]。岡政徳の長男として生まれる[3]第一高等学校を卒業。1909年東京帝国大学法科大学政治学科を卒業し大学院に進む。同年11月、文官高等試験行政科試験に合格。1910年内務省に入省し、北海道庁属となる[3][4]

以後、北海道庁事務官補、同理事官佐賀県理事官、新潟県理事官、青森県警察部長、鳥取県内務部長愛知県警察部長などを歴任[3]

1924年7月、富山県知事に就任。県営林造成、第二次伏木港築港工事、県営電力開発などに尽力。憲政会系と見られていたが、公正な県政運営により県民の信頼を得た[3]1926年9月、熊本県知事に転任。1927年5月17日、知事を休職となる[5][6]。同年9月10日、依願免本官となる[7]1929年7月、愛知県知事として復帰。政府の緊縮政策のもと、公私経済緊縮愛知地方委員会の設置、新税・増税を避けた予算編成に尽力[8]1931年1月、兵庫県知事に転任[9]。同年8月、内務省警保局長に転任[10]。同年12月13日、依願免本官となり退官した[4][11]

戦後、1948年6月25日に全国選挙管理委員会委員に任命されたが[12]、同年10月、在任中に死去した。

脚注

  1. ^ 『富山大百科事典 上巻』294頁。
  2. ^ 『札幌之人』90頁。
  3. ^ a b c d 『新編日本の歴代知事』431頁。
  4. ^ a b 『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』194頁。
  5. ^ 『新編日本の歴代知事』1043頁。
  6. ^ 『官報』第113号、昭和2年5月18日。
  7. ^ 『官報』第213号、昭和2年9月12日。
  8. ^ 『新編日本の歴代知事』592頁。
  9. ^ 『新編日本の歴代知事』702頁。
  10. ^ 『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』90頁。
  11. ^ 『官報』第1489号、昭和6年12月15日。
  12. ^ 『官報』第6435号、昭和23年6月29日。

参考文献

  • 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
  • 『富山大百科事典 上巻』北日本新聞社、1994年。
  • 鈴木源十郎編『札幌之人』1915年。 



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