私立千国学院高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 04:22 UTC 版)
「サムライ・ハイスクール」の記事における「私立千国学院高等学校」の解説
望月小太郎(17) - 三浦春馬 (幼少期 - 大前喬一) 本作の主人公。何をやらせても中途半端で、都合の悪い事は笑って誤魔化す。正義感は強いものの、勇気も度胸も無く内気な性格ゆえにそれが言動に結びついていない、いわゆる草食系男子。何らかの衝撃(衝撃は物理的、精神的を問わない。第3話などでは他人から「死ね」と言われたことでサムライ化する場面がある)を頭に受けると自身のDNAが覚醒され、本人の意識とは別に、言動・立ち振る舞いが「戦国武将・望月小太郎」となりサムライの心と高い戦闘能力を持つようになるが、一定時間を過ぎる、または女性に触れたり肌の露出の激しい女性の姿(水着姿など)を見たりすると、覚醒状態から覚め元の草食系男子に戻ってしまう。サムライ化した直後に、彼の周囲から烈風が巻き起こる。意識してサムライの状態になることはできない。また、永沢あいと至近距離にいる状態が長く続くと(抱きつかれたりでも)元に戻ってしまう。第6話の終盤のように、衝撃に関係なく変身することもある。サムライ化している間も本来の人格は意識を保っているが、侍小太郎に干渉することはできない。やや妄想癖がある。 名前の由来は、望月六郎と風魔小太郎。 中村剛(18) - 城田優 小太郎のクラスメイト。190cm近くもある大柄な体躯の男子だが、非常に気が弱く小心者で、オドオドして舌足らずな喋り方からもそのような面が窺える。気弱な性格ゆえ理不尽な事にも逆らえず、女子生徒からもカツアゲをされてしまう典型的ないじめられっ子。情けない自分にコンプレックスを抱いており、「自分のような負け犬は何をやっても駄目」と半ば諦めてしまっていたが、侍化した小太郎に救われたのを切っ掛けに小太郎に心酔し、小太郎を「殿」と呼び、彼の「家来」になる事を宣言して付き従うようになる。気は弱いが案外力は強く、腕立て伏せを軽々と何回もこなしたりもできる。父親は既に亡くなっていて母親は入院している。母の入院を切っ掛けに将来は看護士を目指しているが、そのような家庭の事情故に経済面は厳しく、高校の学費は父親の保険金で賄い、大学の学費はアルバイトで稼いでいる。あいの事が好き。 永沢あい(18) - 杏 (幼少期 - 葵わかな) 小太郎の小学校時代からの幼馴染で長身の美少女。人並み外れて背が高いことがコンプレックス。苛めを見て見ぬふりをせずに制止に入る正義感を持つが、今ひとつ度胸に欠けており相手に威圧されて萎縮してしまう事も多い。模試でAランクを取るほど成績は良いが、彼女自身は歌手になりたいという夢を持ち、大学進学に疑問を持つ事もあった。小さい頃から背が高く、その事で同級生に苛められていた所を小太郎に助けてもらって以来、彼に密かな想いを寄せる(が、ツンデレであるため、その事を指摘されると「好きじゃない!」と言い返す)。その為現在の不甲斐無さには歯がゆさを感じており、彼に発破を掛ける事もしばしば。 南百合香(18) - 小林涼子 あいの親友。小太郎とあいの仲が上手くいくよう応援する。明るく元気な少女だが、あいが歌手を目指している事を知った時には最初は素直に応援していたものの、思いもよらない人気が出てくると、次第に妬みの気持ちが芽生えてしまい、軽い気持ちであいの歌う姿がアップされた動画に悪口をコメントしてしまう。しかし、その事が予想を超えて大きくなってしまった事と、学園内に犯人がいると読んで学校中を触れ回る侍化した小太郎の姿を見て、次第に良心の呵責に耐えられなくなってしまい、自ら名乗り出て謝罪。クラスメイトからは非難され、つるし上げられてしまうが、あい本人からは軽く責められただけで許してもらい、和解する事が出来た。 池山智(18) - 桜田通 小太郎のクラスメイト。 和田大介(18) - 柳下大 小太郎のクラスメイト。 三木サヤカ(28) - 市川実日子 小太郎達の担任。数学の教師。もともとは受験指導に徹するクールな教師で事なかれ主義でもあったが、小太郎・侍小太郎らの奮闘に徐々に感化され、生徒寄りになっていく。生徒を差別する校長のやり方に疑問を呈す。 如月秀美(26) - 松田沙紀 物理教師、特Sクラス担任。 新田孝介(29) - ムロツヨシ 英語教師。 平野哲彦(45) - 小林正寛 国語教師。 城所和夫(54) - 金田明夫 教頭。 亀井恭子(52) - 室井滋 千国学院の校長で、元英語教師。元々の価値観は「処罰するのも、切り捨てるのも教育」である。赴任してから学内に格差別社会を作った張本人で、なによりも学校の名誉を重んじており、「人生は勝ち続けなければ意味が無い」という考えを持つ。そのためスポーツ特待生や特進クラスのような学園の名声を高め、利益をもたらす生徒は優遇し、成績の悪いクラスの生徒には公然と「負け組」と言い放ち、努力をしても結果が伴わなければ一切認めようとしない。生徒からは当然嫌われているが、一方で辛辣な言葉を投げかける事によって生徒を発奮させているような節も見られる。後半はスポーツ特待生の岩永仁の退学に毅然とした態度で臨み、三木サヤカも意外な表情で校長を見つめていた。小太郎や中村に感化されたようにも感じられる。 第7話では岩永の恨みを買って寄付金を横領したという噂を流されてしまい、混乱を招いた引責で辞職しようとするが、侍小太郎の叱咤で立ち直り校長の職を続けることを決意する。その際、校長は「過去に勤めていた学校が出来の悪い生徒が多く、その事が引き金となって学校が潰れてしまった」「生徒にとって母校が無くなるというのは何としても避けなければならない」と語った。
※この「私立千国学院高等学校」の解説は、「サムライ・ハイスクール」の解説の一部です。
「私立千国学院高等学校」を含む「サムライ・ハイスクール」の記事については、「サムライ・ハイスクール」の概要を参照ください。
- 私立千国学院高等学校のページへのリンク