県営名古屋空港時代
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中部国際空港開港以降、設置管理を国土交通省から愛知県へ移管、設置区分も「第二種(A)空港」から「その他公共用飛行場」に変更され、「名古屋飛行場(県営名古屋空港)」となった。IATA空港コード(3レターコード)は旧名古屋空港のNGOは中部国際空港へ移管され、NKMとなり、ICAO空港コード(4レターコード)は旧名古屋空港のRJNNからRJNAへ変更された(中部国際空港のコードはRJGGとなった)。また、前述のように一部管制業務を国土交通省大阪航空局名古屋空港事務所から航空自衛隊小牧管制隊に移管した。なお、定期便や国内・海外飛来機等の旅客は全て従来の国内線旅客ターミナルビルにて取り扱い、税関・出入国審査・検疫は1つの部屋にまとまった小規模なものとなり、日本初となる本格的な小型機専用コンコース「フィンガーコンコース」が新設された。 2005年2月、日本航空グループのジェイエアが中部国際空港の開港を機に広島西飛行場から本社・ベースを移転し、ジェイエアの拠点飛行場となったが、2011年3月にジェイエアは当空港から全面撤退し大阪国際空港(伊丹空港)近隣ビルに移転した。ジェイエアの撤退後は、静岡空港よりフジドリームエアラインズがベースを移転し、現在では、フジドリームエアラインズの拠点飛行場となっている。 2005年(平成17年)2月17日 - 「名古屋空港」から「名古屋飛行場」に名称変更。設置者を愛知県に移管。「その他飛行場」へ指定変更。航空自衛隊小牧管制隊による飛行場管制業務及び着陸誘導管制業務を開始。進入管制及びターミナルレーダー管制業務は国土交通省大阪航空局中部空港事務所が担当。 11月24日 - ターミナルビルフィンガーコンコースの利用を開始。 2006年(平成18年)愛知県警察航空隊新格納庫完成・運用開始。 2007年(平成19年)10月31日 - 三菱重工のテストパイロットが操縦する、航空自衛隊所有のF-2B戦闘機が離陸に失敗し炎上。乗員2名は脱出したものの重軽傷を負った。 2009年(平成21年)2月24日 - フジドリームエアラインズ(FDA)1号機が到着、名古屋飛行場をベースに路線訓練を開始。 2010年(平成22年)2月17日 - 一般公募で決まったマスコットキャラクター「なごぴょん」(飛行機と鳥がモチーフ)が、開港5周年記念式典にてお披露目された。 4月22日 - 日本航空グループのジェイエアが2011年春までに全面撤退することを表明。 10月31日 - フジドリームエアラインズの福岡線が就航(JALとコードシェア)。 11月20日 - 県営化後、初のチャーター便(奄美大島線) 2011年(平成23年)3月26日 - ジェイエアがこの日をもって当空港発着全路線を廃止。最終日まで運航したのは、新潟線、高知線、阿蘇くまもと線だった。 3月27日 - フジドリームエアラインズの阿蘇くまもと線が就航(JALとコードシェア)。 5月21日 - フジドリームエアラインズのいわて花巻線が就航。 7月2日 - フジドリームエアラインズの青森線が就航。 7月2日 - フジドリームエアラインズの青森線といわて花巻線がデイリー運航開始。 9月5日 - 小牧基地内に建設した新管制塔の運用を開始し、管制業務が西の旅客ターミナル側から東の小牧基地側に異動。 2012年(平成24年)3月25日 - フジドリームエアラインズの新潟線が就航(JALとコードシェア)。 7月19日 - 展望デッキを再開設。 2013年(平成25年)3月31日 - フジドリームエアラインズの高知線が就航(JALとコードシェア)。 2014年(平成26年)3月30日 - フジドリームエアラインズの山形線が就航(JALとコードシェア)。 12月20日 - 平面だった第1駐車場 が、地上5階建ての立体駐車場(合計1350台、A棟575台・B棟680台・平面95台)として供用開始。 2015年(平成27年)3月15日 - 滑走路を共有する小牧基地で毎年恒例の航空祭が開催され、44年ぶりにブルーインパルスが展示飛行を行った。約7万3000人が訪れた。 3月17日 - FDAは3月29日に開設する小牧 - 北九州線において福岡空港と北九州空港のマルチエアポート対応を行うと発表した。 3月29日 - フジドリームエアラインズの出雲線、北九州線が就航。 6月1日 - 世界一周飛行に挑戦中だった太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が南京からハワイに向かう途中、太平洋上の天候悪化のため当空港に着陸。太陽電池動力機での飛行時間・飛行距離最長記録を更新。 6月29日 - 「ソーラー・インパルス2」が当空港を離陸。その後ハワイ・ホノルルのカラエロア空港に着陸し太陽電池動力機での飛行時間・飛行距離最長記録を更新。 11月11日 - 国産初のジェット旅客機Mitsubishi SpaceJet(当時の名称はMRJ)が当空港にて初飛行。 2016年(平成28年)4月22日 - 国産のステルス実証機X-2が当空港にて初飛行。 2019年 (平成31年)3月30日 - フジドリームエアラインズの北九州線が運休。
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