飛行距離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:02 UTC 版)
2006年8月、NASAはボイジャー1号が100AUの距離に到達したと発表した。 2010年12月13日、NASAはボイジャー1号が観測している太陽風の速度がゼロになったと発表した。これは太陽圏の端に近づいていることを示しているとしている。 2016年12月29日現在、ボイジャー1号は太陽から約216億3000万km(143.855AU)の距離にあり、ボイジャー1号の速度は太陽との相対速度で16.977km/s(3.581AU/年)で、ボイジャー2号より約10%速い。 ボイジャー1号の現在位置の変遷日付太陽からの距離(億km)太陽との相対速度(km/sec)1996年01月05日 92.37 17.445 1997年01月03日 97.78 17.395 1998年01月02日 103.16 17.351 1999年01月01日 108.54 17.314 2000年01月07日 114.03 17.283 2001年01月12日 119.51 17.258 2002年01月04日 124.78 17.236 2003年01月03日 130.15 17.216 2004年01月02日 135.57 17.203 2005年01月07日 141.04 17.180 2006年01月06日 146.41 17.159 2007年01月05日 151.76 17.136 2008年01月04日 157.12 17.110 2009年01月02日 162.47 17.093 2010年01月01日 167.81 17.074 2011年01月07日 173.26 17.060 2012年01月06日 178.59 17.049 2013年01月04日 183.93 17.042 2014年01月03日 189.27 17.035 2015年01月16日 194.81 17.027 2016年12月29日 205.25 17.015 ボイジャー1号は地球から最も遠くに到達した人工物となっている。特定の恒星をまっすぐ目指しているわけではないが、仮に太陽系に最も近い恒星系であるケンタウルス座α星に向かったとしても、到着するまでには約8万年かかる。実際にはへびつかい座の方向へ飛行を続けており、約4万年後にはグリーゼ445から約1.7光年の距離まで接近し、約5万6000年後にはオールトの雲を脱出するとされる。
※この「飛行距離」の解説は、「ボイジャー1号」の解説の一部です。
「飛行距離」を含む「ボイジャー1号」の記事については、「ボイジャー1号」の概要を参照ください。
「飛行距離」の例文・使い方・用例・文例
- 飛行距離のページへのリンク