登場グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 09:38 UTC 版)
湘南爆走族 正式名称「PURPLE HIGHWAY OF ANGELS 湘南爆走族」 湘南にその名を轟かす「走り専門」を看板に掲げる最速最強のチーム。初代リーダーは桃山マコ。「湘爆」と略されることが多い。茂岡義重が中心になり集めたグループ5人を母体に、桃山マコと横浜の「無明」、更に湘南近辺で一目置かれ、他の暴走族から入団を誘われても無視していた程の猛者達も参加し結成した、単車27台。シンボルマークの赤い星は茂岡とマコが公道レース直後、夜空に輝いていた星がモチーフである。 結成当時の時代背景として、単車のチームは暴力全盛を極めており、喧嘩で名を上げた猛者達が女リーダーの下「走り専門」の看板を掲げるというかなり異色の存在である。なお、結成当初茂岡は純粋に仲間同士でツーリングするバイク同好会のようなものを作ろうとしていたが、集まった面々が不良達から一目置かれる猛者達という事もあり、結果的に単なるバイクチームに留まらず、湘南周辺で恐れられる最強の暴走族として認識される事になる。初代メンバーは桃山マコと同時に全員引退し、江口洋介独りで2代目を引き継ぎ初める事になった。 2代目の構成メンバーは、江口洋助に心酔した湘南地区の中学校の元番格達で、メンバーは5人で単車は4台と少ないが、初代に引き続き湘南で第1勢力を誇り、初代にも勝るとも劣らない。全員が波打際高校の生徒ということもあり、波高の同世代の生徒たちからは守り神と認識されている。 『湘爆だー! 当たると痛ぇぞー!!』というセリフと、同じコマ内に大きく強調される一つ星が象徴的で、初代から2代目にかけて作中で幾度となく使用されている。走りがメインのチームで自分達から喧嘩を売ることはほとんど無いが、いざ勝負事になったらバイクでも喧嘩でも負けることはないという、シンプルながら絶対の自信を表した一言。初代では茂岡、2代目では原沢や晃など、リーダー以外のメンバーが主に発する。 最終回にシルエットで3代目リーダーらしき人物が登場しているが、構成メンバーなどは不明。 地獄の番人 初代湘爆時代の総長は釘崎、暴力全盛の時代に暴力でのし上がって来たケンカチームの名門中の名門であったが、初代湘爆結成以降、湘爆の後塵を拝する。地獄の軍団へ改名。 地獄の軍団 前身は「地獄の番人」。前身同様ケンカチームの名門中の名門であり湘南の第2勢力。 初代総長は釘崎、初代湘爆結成当初から目の上のタンコブである大の赤星(湘爆)嫌いである。 2代目総長は権田二毛作。 非故烈斗(ピコレット) 作中初期に度々登場する湘南の暴走族だが、江口洋助や権田二毛作にやられっ放し。作品前期も地獄の軍団の対抗チーム。湘爆目線の本作ではかませ犬ポジションでしかないが、一般人目線のスピンオフ「湘南グラフィティ」では、喧嘩したら相手を半殺しにしてもやめないのを看板にしており、「全殺しの非故烈斗」と恐れられている。 参保悪流(サンポール) 作中初期に度々登場する湘南の暴走族だが、非故烈斗と同じく江口洋助や権田二毛作にやられっ放し。非故烈斗と敵対している、一般人目線のスピンオフ「湘南グラフィティ」では、喧嘩の火種を撒かれたら数日後には必ず血の花を相手に咲かせる「暴力花壇」の異名で恐れられている。 壱軸冠蝶(いちじくかんちょう) 作中後期に度々登場する湘南の暴走族。初代湘爆が解散しメンバーが江口が一人になった時に襲撃したり、権田のボクサー復帰の際に殴り込みをかけたりと、汚い手を使いながらも、湘南のチームでは、湘爆や地獄に本気で攻撃をしかけているのはこのチームのみである。 権田二毛作が事故を起こして入院した時、「壱軸新聞」なるものを作って町中に貼って回り、権田が入院したことを広めたりするなど、同じケンカチームゆえか湘爆よりも地獄を狙っている様な描写も見受けられる。 2輪専門の部隊2特隊が存在する。 斜輪乱(シャワラン) 湘南の暴走族。他の暴走族に比べ規模も小さく、江口や権田に対して敬語で挨拶するなど、存在感は薄い。 ハッスルジェット 横須賀の暴走族。真紫準によって結成されたチーム、そのリーダーシップによって急成長をとげた。二輪180台、四輪20台の大所帯で地獄の軍団も一目を置いていた。 湘南から見て東の要であり、東からの勢力を食い止めるような位置付けだったが、総長がアメリカに旅立ったことで解散。チーム内にレディスも存在し、総長と恋仲の雅ヨーコが頭を張っていた。 武羅帝卑異流(ブラディヒール) 横浜の暴走族。南雲光男総長の時代は、お互い走りを看板にした横須賀のハッスルジェットとは、好敵手であり友好チーム。 「マシン」を重視する南雲は、「仲間」を重視する真紫と追い求めるものは違うが親友同士であった。 全日本選手権ノービス級に出場しクラッシュをした南雲はチームから姿を消し、残された恋仲の立花紅子が後を継ぐ。 南雲の復帰を夢見た彼女は、彼の夢であった理想郷「南部連合」設立を目指した。 副総長である火影彫二の暴走により「ケンカチーム」と変貌を遂げたヒールは、喧嘩では手段を選ばぬ残虐な姿勢と人海戦術で、湘南の暴走族を次々と連覇、地獄の軍団までも潰し、湘南の統一=南部連合結成まであと一歩と迫ったが、湘爆に叩きのめされ解散した。 魔路苦淋(マジックリン) 川崎の暴走族。新参のケンカチームで、悪名は売れ始めていたが、湘爆の丸川の親友「長内」との揉め事が彼の逆鱗に触れ、丸川&原沢&桜井のトリオに叩き潰された。 無明(むみょう) 横浜の暴走族。リーダーは小野郡司、所帯は小さいながらも根性の入ったチームであり、有名になりかけていたが、桃山マコに心底惚れた彼らは、チーム丸ごと初代湘爆に参加し親衛隊になった、横浜在住のため湘南へは通い組である。 魔魔礼悶(ママレモン)※「魔」ではなく广(まだれ)にカタカナのマを用いる略字 横浜の暴走族。無明の友好チームで、初代湘爆結成時にお祝いに駆けつける。
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