特命係と所縁のある女性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 05:29 UTC 版)
「相棒の登場人物」の記事における「特命係と所縁のある女性」の解説
月本幸子(つきもと さちこ) 演 - 鈴木杏樹(S4-19 / S6-11、12 / S10-12〜S17-19) 「花の里」の二代目女将。住所は東京都国分寺市西恋ヶ窪6-3-15(S17-19時点)。 自らを「ついてない女」と自称し、ことごとくツキに見放された人生 を送っていた。夫を亡くし暴力団幹部の愛人として身を寄せていたが、後に夫を死に追い込んだ人物がその暴力団幹部だと知って復讐を決行、直後に海外逃亡を図ろうとしたが途中で出会った右京と薫によって緊急逮捕された(S4-19)。その後は右京や薫の言葉で前向きな心境に変化したことで真面目に刑期を務めていたが、ある女性受刑者の脱獄計画に巻き込まれてしまう。挙句事件の首謀者に殺されかかるも特命係に救出されて再び服役期間が延びた(S6-11、12)。 服役中に調理師のほか様々な免許を取得。出所後はある外食チェーン経営会社の社長の元で家政婦として雇われていたが、会社の商品開発担当にもなって社長にプロポーズされるといった前述の境遇とは一転したツキすぎた出来事から自分が狙われていると勘繰ってしまい、相談した右京や尊、捜査一課を巻き込んだ騒動の末早とちりだと判明する。一生の大チャンスを逃し家政婦もクビになってしまうが、右京の薦めで「花の里」を引継ぎ、二代目女将となった(S10-12)。 おっちょこちょいで思い込みの激しい性格が災いして恵まれない人生を送っていたが、出所後は波乱万丈の人生を歩んだ経験から大抵の物事には動じない肝の据わった女性となり、生来の真面目さもあってたまきから引き継いだ「花の里」の経営も順調な様子が伺える。また、特命係はじめ警察関係者が捜査について話す際には、買い出しを装い席を外すなどの気遣いを見せ、峯秋や美彌子などの警察幹部からも高く評価されている。反面、具材を間違えたり料理を焦がすなどのおっちょこちょいな性格は変わっていない。一連の出来事から右京には全幅の信頼を寄せ、憧れに似た感情を抱いている。 ある事件に関わった青年との触れ合いを切っ掛けにかつては自身が特命係に助けられたように、今度は自らが悩みや問題を抱える子供達の力となりたいと思うようになり、花の里の女将を辞する事を決意、右京と亘との最後の一夜を過ごした後、右京に涙を浮かべて感謝の言葉を述べ、激励の言葉を右京から受け、花の里を去った(S17-19)。 笛吹悦子(うすい えつこ) 演 - 真飛聖(S11-1〜S13-最終話 / S17-19〈回想〉) 日本国際航空(NIA)のCAに勤める享の年上の恋人で、気風のいい姉御肌然とした性格の女性。渋谷での合コンで享に家まで送ってもらったことがきっかけで交際を始め(S11-10)、享に料理やマッサージをしてもらったりと関係は良好の様子。一方で享と峯秋の確執については頭を痛めており、峯秋との会食をセッティングしたり、和解を結婚の条件にするなど、享と峯秋の関係を取り持とうと苦心している(S13-1)。その後は妊娠が判明したが、同時に急性骨髄性白血病の発症も判明し入院する(S13-15、16)。治療は順調で、うまく行けば出産も可能であることが医師の口から語られた(S13-最終話)。 映画『或る夜の出来事』が好きで、記憶喪失になった享に劇中のストーリーを享との出逢いの経緯として語ったことがある(S11-9、10)。ボールルームダンス(社交ダンス)を趣味としている(S12-4)。 風間楓子(かざま ふうこ) 演 - 芦名星(S15-最終話 / S16-1、13、14、最終話 / S17-1、2、10、最終話 / S18-1、2、4、最終話 / S19-1、2)(幼少期:古川凛〈S16-最終話〉) 葉林社「週刊フォトス」編集部に所属する記者。縁のある記者からの依頼で美彌子の「隠し子疑惑」を記事にした(S15-最終話)事がきっかけで特命係と交流を持つようになる。警察の不祥事を度々記事にすることから衣笠はじめ警察上層部からは睨まれており、衣笠の思惑を受けた青木によって階段から突き落とされたこともある(S16-最終話)。 関西の広域指定暴力団銀龍組傘下「風間燦王会」組長の実娘という出自を持ち(S16-最終話)、片山雛子とも繋がりがあるなどその人脈は幅広い。 小出茉梨(こいで まり) 演 - 森口瑤子(S18-最終話〜)(高校時代:早川りこ〈S19-14〉) 赤坂の芸者「小手鞠」。今もお座敷に伝があり、それがきっかけで事件が起きたこともある(S19-4)。甲斐峯秋とは懇意にしており、政界とも繋がりがある。甲斐の進言により、家庭料理「こてまり」 の女将となった。右京らが利用するため、警察官立寄所の札を掲げている(実際に警察官が客として利用しているため、間違ってはいないが、当初は右京から迷惑がられていた)。 本人曰く「細かいことは気にしない」性格であり、右京とは正反対の気質。亘曰く「ひょうきん」で、ノリが良く、軽妙な話し方をするが、自身の深い話題になると冗談を言って煙に巻いてしまう。亘からは好意的に接されるも「選ぶ権利がある」と言ってかわす。 第八西高等学校出身(S19-14)。高校時代はコンタクトレンズを使用していた様子で、近眼の可能性がある。 とっさの機転が利く上、度胸も座っており、ヒロコからは「ただ者ではない」と言われている(S19-15)。
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