母親と元婚約者との間の金銭トラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:58 UTC 版)
「小室圭」の記事における「母親と元婚約者との間の金銭トラブル」の解説
小室圭の母親は2002年に夫と死別し、かねて交流のあった60代男性と2010年に婚約した。当時小室圭が国際基督教大学に入学した時期で、母親は男性に生活費や学費などの援助を求めるようになった。度重なる無心に疑問を感じ始めた男性は2012年秋に婚約解消を申し入れ、およそ1年後に男性があらためて資金の返済を求めると、小室母子揃って「貸与でなく贈与です」と主張した。以降金銭の返済はされていなかった。 2021年4月8日、母親と元婚約者との間の金銭トラブルについて、改めて説明する文書を代理人弁護士を通じて公表した。28ページ、4万字にわたり当時の陳述が展開されていた。文書公表に至った理由として、2020年11月に秋篠宮文仁親王の記者会見で課題として触れられたこと、同月中に元婚約者の主張が週刊誌の記事に掲載されたことに言及している。これを受けて同日、文書には「(二人の)結婚に対する思いに変わりはありません」と冒頭に記されていること、「金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する」のを公表の目的としていることを要に、三大紙が揃って報じた。また、西村泰彦宮内庁長官は同日開かれた定例記者会見で、「非常に丁寧に説明されていると感じた」「受け止めは国民の皆さんがそれぞれ判断すること」などとコメントしている。なお、文書による説明の中で、とりわけ争点となっている元婚約者に対する「解決金」の支払いについては、ICUの学費は「全て私の貯金と奨学金で賄っている」と事実関係を主張した上で、解決金による和解を見送った理由を「借金でなかったものが借金にされる」事態になる懸念があったとし、当初より「認識の食い違いの解消に努めよう」と優先させてきた「話し合いが途絶え、現在のような状況になっていることは大変残念」と述べていた。 2021年4月9日、宮内庁の加地隆治皇嗣職大夫は定例の記者会見で、眞子内親王が「文書を読まれて色々な経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」とコメントされていることを紹介した。また、「(何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はせず、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決するという)基本方針がございますが眞子内親王殿下のご意向が大きかったというふうにお聞きしております」と述べ、文書公表に眞子内親王の関与を明かした。 2021年4月12日、文書発表からわずか4日後、文書内の主張とは一転して小室家側が「解決金」を支払う意向があることを代理人弁護士が明かした。これについて西村泰彦宮内庁長官は22日、定例記者会見で「(小室さん側からの連絡は)事前にありません。事後も話を聞いていない」と述べた。 2021年4月27日、母親の元婚約者は28ページに及ぶ文書が公表されたことについて、代理人を通じて「大変困惑した」と思いを明かした。解決金については「代理人を通じて交渉ができればと考えています」とする一方、交渉相手は本人ではなく母親だとし、「金銭問題と圭さんの結婚は別問題」と強調した。 2021年9月1日早朝、アメリカでの就職が決まり、生活の見通しが立ったとして、眞子内親王と年内結婚することが報じられた。全国紙では他紙に先駆けて読売新聞が朝刊の一面トップで扱った。同紙はまた、多くの国民が祝福する状況になっているとは言えない状況に加えて、コロナ禍の現状も踏まえ、納采の儀や結婚式などの関連儀式は行わない方向で検討されていることにも言及している。さらに、皇籍離脱時に支給される一時金について、眞子内親王は小室母子の金銭トラブルに対する批判を踏まえ、受け取りを辞退する意向を周囲に漏らしている内情にも触れた。他方で同日、フジテレビ系列の朝の情報番組『めざまし8』は、「年内結婚で調整」の報道に合わせて、母親の元婚約者の代理人が、「4月の解決金の提案のあと、説明をいまだ受けていない」と明かしている現状を強調した。ジャーナリストの篠田博之は読売新聞を皮切りとした全国紙による報道の役割を「局面」と捉え、結婚反対派の市民の代弁であるかのようなバッシング報道を続けてきた週刊誌の中でも、結婚を前向きに論じだした新聞社系は「切り口が出版社系と違ってきたように見える。」と述べている。
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