検査制限とは? わかりやすく解説

検査制限

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:21 UTC 版)

日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「検査制限」の解説

厚生労働省は、2月新型コロナウイルス感染に関する相談受診目安について「風邪症状や37.5度以上の発熱4日以上(高齢者持病を伴うなど重症化恐れがある場合2日以上)続く」「強いだるさや息苦しさがある」のいずれかに該当する場合保健所設置され帰国者・接触者相談センター相談するという指針出していた。この指針に基づき「37.5度」という数字印象強く先行し感染疑われる人が相談受診過度に控えているとの指摘があった。また、目安該当しないとして診察PCR検査受けられないケース多発していた。 お笑いトリオ森三中黒沢かずこは、プロ野球阪神タイガース投手藤浪晋太郎新型コロナ感染したニュース見て発熱藤浪と同じ味覚異常症状訴えていたが、複数医療機関保健所からPCR検査拒否されたため2週間近く自宅療養強いられ、「(別の医療機関に)粘って粘って頼みこんで」ようやく検査至ったことを、黒沢本人や同じ森三中メンバー大島美幸の夫である放送作家鈴木おさむ明らかにしている。 さいたま市保健所長は4月10日報道陣取材で、PCR検査が2か月171件にとどまったことについて、県内病床隔離施設不足していることから「病院があふれるのが嫌で厳しめにやっていた」と明らかにしている。病床隔離施設の不足の原因として埼玉県によれば軽症者や無症状者が滞在する宿泊施設確保難航していることや、病状回復した入院患者PCR検査で2回の陰性反応という条件満たせ退院できないなどの事情で、病床空きづらいなどの事情挙げている。 神奈川県横浜市マニュアルでは帰国者・接触者相談センター検査が必要とされても重症化リスクがないと検査制限している。厚生労働省指示がもとにあるとみられる経済再生担当大臣新型コロナ対策担当大臣)の西村康稔は、視察同行した内閣官房新型ウイルス感染症対策推進室の職員感染判明したため自宅待機行ったが、わずか2日間の待機公務復帰しその間PCR検査受けたことを自身Twitter投稿公表した。この投稿対し短期間PCR検査受けられたことから「どうしてあなたが検査受けられるのか」「政府要人だから検査受けられるのか」などと批判続出した前述大相撲高田川部屋事例では、2020年4月上旬発熱症状みられる力士出たため、当初保健所近隣病院問い合わせるどしたが受け付けてもらえなかったという。その結果高田川親方所属力士感染広がりこのうち三段目力士勝武士幹士糖尿病既往歴があり発熱血痰症状見られたため、発症から4日後に入院その後症状重篤化し集中治療受けたが、5月13日新型コロナウイルス肺炎による多臓器不全のため、28歳若さ死去した日本プロスポーツ選手初めて、また、厚生労働省把握する日本年齢明らかになっている20代感染者の初の死亡事例となった当時内閣総理大臣安倍晋三2月29日会見で、医師PCR検査必要だ考えた時にはすべての患者検査受けられる十分な検査能力確保する」と発言していた。 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議委員釜萢敏日本医師会常任理事は、4月22日会見で「発熱4日間の自宅待機ルールに関して普段あまり受診されていない方でも体調が悪い状態が4日も続くようなら受診してくださいという趣旨だった」と発言し責任回避ともとれる言動に対して批判続出したその後5月8日厚生労働省は「37.5度以上の発熱4日上続く」との表記削除した指針公表した受診基準見直し受けて当時厚生労働大臣加藤勝信同日会見で「目安ということが、相談とか、あるいは受診一つ基準のように(とらえられた)。我々から見れば誤解でありますけれど…」「これについては幾度となく通知を出させていただいたり、『そうではないんだ』ということ申し上げて相談受診弾力的に対応していただいた」などと発言加藤の発言に対してあたかも検査制限について国民現場保健所)に責任転嫁するようなものと捉えられSNS著名人などから加藤厚労省対す批判続出している。

※この「検査制限」の解説は、「日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の解説の一部です。
「検査制限」を含む「日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事については、「日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「検査制限」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「検査制限」の関連用語

検査制限のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



検査制限のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS