森林王候補
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 02:37 UTC 版)
モリキングについては#主要人物を参照。 森林王候補は虫の姿を一部解放することで「帰虫」(インセクシオン)あるいは「虫解」(ちゅうかい)としてパワーアップする(その際、顔の一部が昆虫の姿になる)。なお、この姿になったのは劇中ではモリキングのみである。また、恐怖を感じたりした際は元の虫の姿や蛹に退化することがある。 真桐 王香(まきり おうか) オオカマキリが人間の少女になった姿。山形県飯豊町の王都クウキデリシャス出身。一人称は「私」。体長は約152cm。学名はTenodera aridifolia。頭部にオオカマキリの触角と王冠、両腕にカマキリのトゲがついているが、普段は帽子と手袋で隠している。 成虫になるための脱皮と同時に人間の姿になった。モリキング同様森林王を目指すと同時に、自身が昆虫であることを隠すために女子高生としてバイトに明け暮れていた。心優しく他者を傷つけることを嫌う性格で王の座にも興味はなかったが、他の森林王に自国が滅ぼされてしまうことを恐れて王位争奪サバイバルに参戦、戦闘においても自身の強さを誇示することであくまで降伏を促していた。 カマキリの能力で手刀で巨大な斬撃を生み出せるが、一度モリキングと対決した際に彼に通じなかったことと彼が自国と敵対することはあり得ないと確信したことで敗北を認めた。勝子とは同じバイト先で知り合って以来、勝子や彼女の友人達とは仲が良い。種族柄食欲は極めて旺盛で、返り討ちにした光を人間の姿をしているにも関わらず捕食しかけるというとんでもない一幕もあった。ゴマちゃんというゴマシジミの護衛虫や、体内に寄生虫のハリガネムシがいる。 地球王決定戦終了後は人間となり、6年後は大学4年生となっている。 左村 王器(さむら おうき) オオムラサキが人間の男性になった姿。北海道栗山町出身で、王国を束ねる「王家紫組」に属している。一人称は「俺」。名前は人間界で生活するために桜と考えて付けた。体長は約185cm。学名はSasakia charonda。左目にある古傷が特徴的なヤクザ風のワイルドな風貌で頭部に王冠を被っており、口には樹液を吸い取るためのストローを常に加えている。また、背中に巨大な羽根が生えていて、全力で羽ばたくと風圧で周辺の家々を吹き飛ばすほどの威力を持つ。 外見・性格ともに任侠の世界を生きる男そのものだが、その反面で幽霊が苦手である等とメンタルが弱く、驚くとショックで虫の姿や蛹に戻ってしまう。 幼虫期に護衛虫のルリと共に国を出た後に川の氾濫に巻き込まれた後に命からがら花井家に辿り着き、そのまま花井家に居候することになった。その後蛹を経て、羽化と同時に人間の姿になった。 モリキングに対しては正当なライバル心を抱いているが、それ以上に命の恩人である桜に対しては強い忠誠を抱いている。反面、王香は苦手である。また、勝子が不在の時は、彼がモリキング達に対するツッコミの役割を担う。 地球王決定戦終了後は桜への忠義を果たすため「王家紫組」の長を他の虫に譲り人間となり、6年後は環境保護団体「紫組」の会長となり、桜の家の隣にいかつい家を構えている。 鈴桴 愛王(すずばち めお) オオスズメバチが人間の少女になった姿。高知県四万十市出身。一人称は「アタシ」。体長は約155cm。学名はVespa mandaarinia。サイドテールを王冠で結んでおり、触角はアホ毛と称して隠さずに出している。尻から針を出すことが出来る。 今時のガングロギャルな容姿で、本編開始以前の秋に羽化と同時に人間の姿となり、学校に通うなど既に人間社会に順応(勝子曰く「女子の虫が社会適応力が高い」)し、集団のトップに立つカリスマという能力を持っているため、通っている学校でファンクラブが出来たり、アイドルやモデルのスカウトが毎日来たりするほど人気が高い。 頂点(森林王)を目指すべくモリキングと対決するが、針を折られて初めての敗北を喫する(なお、当のモリキングは愛王を自分のファンだと勘違いしていた)。また、映画撮影をきっかけにモリキングに惚れてしまった。勝子や王香とは同じバイト先で出会って以降、仲が良い。 地球王決定戦終了後は人間となり、6年後は大学4年生となっている。 鍬田 王我(くわた おうが) オオクワガタが人間の男性になった姿。福岡県久留米市出身。一人称は「俺」。体長は約225cm。学名はDorcus hopei binodulosus。頭にオオクワガタを模した大顎が生えている。 極度の昆虫至上主義者で、人間を滅ぼし虫の世界を作ろうとしていた。また「服はありのままの生命の美しい姿を否定する邪悪そのもの」として、マントを羽織っていること以外は服は一切着ていない。昆虫人間軍団「レギオン」を従えている。 モリキングとは、幼虫期に国外の大秘境「聖地ドイナカ」で修業を共にする仲であったが、森王流継承者がモリキングが選ばれたことで彼と決別。昆虫軍団の基地の最上階「照之の間」でモリキングを待ち構えた後、モリキングとの激闘の末敗れた。 敗北後は服を着るようになり、モリキングたちと共に地球王決定戦に挑む。
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