敵性生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:54 UTC 版)
ヘッドクラブ シリーズ中で最も代表的な、Xenの原生生物。人間の頭部めがけて覆いかぶさるようにして飛び掛り、腹にある口で直接攻撃してくる。泳げない為、水中に飛び込むと溺死する。 ヘッドクラブに張り付かれてしまった人間は体を乗っ取られ、やがてゾンビになる。 コンバインは動物兵器として利用しており、抵抗勢力が潜んでいると思われる街にヘッドクラブを詰めたカプセルを撃ち込み、町の人間を問答無用でゾンビにして無力化する戦法をとっている。ただしヘッドクラブ自体を隷属させている訳ではなく、指揮系統が崩壊した『Ep1』以降では統制が取れなくなり、皮肉にも使役していたコンバイン兵にも牙を剥くようになった。 食用に耐えるらしく、「ウォーターハザード」の章ではヘッドクラブを丸焼きにして調理しているボーティガンツも存在する。クラブと名が付いているがカニの味はしないらしい。 クライナー博士は腹部の歯を切除したヘッドクラブをヘディ・ラマーから名前を取り「ラマー」と名づけて飼っている。体重は8.5ポンド程度で、無害とはいえ人間には懐いていないようで、相変わらずバーニィの頭に飛び掛かろうとしたりする。また絶えずあちこち動き回り行方知れずとなり博士を困らせるなど、トラブルメーカーである。 ファストヘッドクラブ 本作から初登場したヘッドクラブの亜種。通常種よりも長い脚を持ち、移動速度が速くなっている。 ポイズンヘッドクラブ 本作から初登場したヘッドクラブの亜種。黒い体色と僅かに生えた体毛が特徴。名前の通り神経毒を有しており、攻撃を受けると一気に体力を1まで減らされてしまう(直後にHEVスーツによって自動的に解毒剤が投与され、徐々に回復する)。 ゾンビ ヘッドクラブに寄生された人間。こちらに接近し爪で攻撃する他、物体を飛ばしてぶつけてくる。ヘッドクラブの分泌する毒素で身体的にも相当な変異を起こしており、指は鉤爪のように伸び、腹部は肋骨が飛び出し内臓が露になっている。ヘッドクラブの品種によって移動速度や耐久力、攻撃手段が異なるが、基本的に頑強で力も強い。ヘッドクラブが死体を操作しているようなものであるため、寄生された人間の知能は失われる(目の前に放射能で汚染された沼や燃え盛る火の海、あからさまな罠があっても構わず敵に直進する)。呻き声は人間の発するそれである((「Oh God, Help me!」の逆再生)。胴体を真っ二つにされても上半身だけで攻撃対象に這い進んできたりする。更に、倒しても頭部のヘッドクラブが生き残ることがある。 ファストゾンビ ファストヘッドクラブに寄生された人間がゾンビ化したもの。寄生者の性質に合わせてか通常のゾンビよりもスピードが大幅に上がっており、更に大ジャンプで建物間を飛び移ったり、壁に張られたパイプをよじ登るなど高い身体能力を持つ。 ポイズンゾンビ 複数のポイズンヘッドクラブに寄生された人間がゾンビ化したもの。RPG一撃では体力を削りきれないほど高い耐久力を持つ。直接攻撃のほか、寄生されているポイズンヘッドクラブを投げつけてくることがある。 コンバインゾンビ(ゾンバイン) ヘッドクラブに寄生されゾンビ化したコンバイン兵士。『Ep1』から登場する。ポイズンゾンビ程ではないものの高い耐久力を持ち、時折走り寄ってくる為に厄介な敵。懐から手榴弾を取り出し自爆してくることがあるが、この手榴弾はグラビティガンで奪うことができる。 アントライオン 「17号ハイウェー」のチャプターから登場する、砂地の下に潜む超大型の虫。短距離ではあるが飛翔能力を持つ。音に敏感な性質を持っており、地表を歩く人間の僅かな足音にも反応して地中から無数に出現し襲い掛かる。その反面コンバインが設置した「アントライオンリペラー(サンパー)」による地響きは恐れて近づかない。泳ぐことは出来ず、水中に入ってしまうと、ひとしきりもがいて絶命する。またグラビティガンで撃つとひっくり返ってしまい、起き上がるまで一定時間無力化する。フェロポッドを手に入れた後は、これを使ってアントライオンを従え、攻撃およびフォローの命令を下すことができる。かつてはボーティガンツの先祖によって養殖されていたこともある。 アントライオンワーカー(アシッドライオン) 『Ep2』に登場するアントライオンの亜種。こちらを狙って酸液を飛ばす能力を持つ。 アントライオンガード アントライオンのメス。いわゆる女王アリである。飛翔能力はないが、その巨体による突進と前脚による一撃は強力。ドラム缶や車などの大型の物体を攻撃対象目掛けて弾き飛ばすこともできる。ボーティガンツの力により体内からフェロポッドを搾り出せる。またボーティガンツはアントライオンガードのことを「ミュルミドーント」と呼称する。『Ep2』では、何度も対決することにはなるがフェロポッドは入手出来ない。また、黄緑色の体色をした個体が登場する。 アントライオンの幼虫 『Ep2』に登場。甲虫の幼虫に似た姿をしている。その場から動かず、攻撃してくることも無く、触れるだけで倒すことができる。倒すと体力を回復する黄緑色の玉を落とす。 バーナクル 暗がりの天井に多く生息する大型のフジツボのような生物。舌を垂らし獲物を待ちうけ、これに触れた全ての生物を釣り上げ、食べてしまう。武器やドラム缶などの無機物は釣り上げはするものの、食べずにその場に落とす。 前作でも登場した生物で、『HλLF-LIFE:OPPOSING FORCE』においては武器としても使われていた。 イクチオサウルス 前作でも登場した水生生物。クライナー博士の研究所からのテレポートに失敗するシーンで登場するが、直接戦う場面は無い。 リーチ 前作でも登場した水生生物。海中へ侵入すると無数に出現し、瞬く間に体力を減らされてしまう。プレイエリア外への侵入ペナルティのような扱いで、攻撃しても命中しないため倒す事も出来ない。 「ロスト・コースト」では、絶滅した魚の代わりに食糧として漁獲されている事が語られている。 鳥 ストーリーには全く関係せず、ほとんど背景効果のような扱いだが、攻撃を加えると死ぬ。種類はハト、カモメ、カラスなどがいる。この世界で唯一確認できる動物。
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